白マム印 日本のこと日本のもの

葦分け小舟にはなれないけれど

 
18
 
 

          送り火


欣喜雀躍
ひとりインディアン踊り


願っていた
高橋弘希さんの芥川受賞
とても嬉しいです。




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15
 
群像 61yUEG9YsHL
                 群像 2018年 06 月号


講談社発行の群像は本来は980円ですが
6月号は今日現在(7月15日)
6994円という高値で中古市場で売買されています。


    注:芥川賞は高橋弘希さんに決定後
      なんと群像6月号には10000円の値段が
      ついています(2018年7月19日現在)。


とても不愉快です。
これで芥川賞を受賞することになったら
もっと高くなるでしょう。
いや
急落でしょうか。

単行本がでるでしょうから。

今回の「美しい顔騒動」には釈然としません。

コピペはあきらかなのですから
なぜ、北条さんも講談社も
素直にその点を具体的に述べて
謝らないのでしょうか。

参考文献をあげていなかった

「想像の力でもって被災地の嘘に なるようなことを書いてはいけないと考えました」*
ではなく、
問題はもっとシンプルです。

「ばれないと思いコピペしました。 ごめんなさい」

ということです。
それが
えらく文学的な美辞麗句をつらねた
コメントとして発表されています。
読んでいて憂鬱になってしまいました。

彼女は、群像新人賞の知らせを受けた時点で
コピペの事実を編集者に伝えないといけなかったが
まったく伝えてないようです。

それはやはりばれないと思った、ことと
なんとしても世に出たいという気持ちが強かったのでしょう。

さて
この美しい顔ですが
私自身は群像に発表された時点で読みました。

町田康さんを思わせるような
ほとばしり駆け巡る文章は
迫力あります。

内容は、あの大震災の可哀そうな被災者として
マスコミにインタビューされる高校生の
心情吐露、揺らぎ、変化を
文章同様緊迫して伝えます。

あの大震災をテレビの画面で追っていた私などは、
読みながら自責の念にかられたものです。

凄い新人がでたなあと思ったものです。

が、
それも三分の二までで
被災し、同じ体育館に避難した奥さんとの会話や
奥さんのエピソードやシーンが静岡にうつったりする
後半はとても陳腐で、多分これだけでは
どの新人賞も受賞しないだろう、と思われる
筆致になってしまいます。

あれ?
と思ったものですが
それでも前半のあっぱれな書き具合に
すぐに飲み込まれて
気にならなかったというのが本当のところです。

ところが
この騒ぎです。
わたしは再度、読んでみました。
そして思いあたりました。

前半は震災の被災者のドキュメンタリーが
根っこであり
その枝葉は剽窃だったということです。
後半こそが北条裕子さんの
本来の持てる力だということです。

想像することで嘘をかいてはいけないから
剽窃するなど
信じがたいような論理が通るとしたら
えらく文学もなめられたものです。

わたしは
前回のアップに高橋弘希さんの
骨の指 を紹介しています。
この作品は
2014年下半期の芥川賞候補作です。
まさに
参考文献を読み込み
ニューギニア戦線の野戦病院を中心に
死んでいく青年たちの様子を
淡々とした筆致でつくりあげていきます。

想像して嘘をかいてしまってはいけないという
北条さんにはこの物語を読んでほしいものです。

ちなみに
高橋弘希さんは今回も
芥川賞にノミネートされています。
高橋さんだけではなく
他の候補者も心中穏やかではないだろうと
思われます。
誰が受賞しても複雑でしょう。

また
選考委員の先生方も
候補者の作品のほかに
北条さんに参考にされた本をすべて読み込まないと
北条さんの作品を論評することが出来ず
大きな負荷がかかってしまっている。

本当に罪深いことです。



とにもかくにも
この問題は文学云々の問題ではなくて
北条裕子さんのモラルの問題だと
わたしは思っています。
北条さんも群像(残念です)も
文学を甘くみている
あるいは
文学を貶めている
と思います。

第二作が北条さんの本当の実力でしょう。


                  注:*印は、
                     群像新人文学賞「美しい顔」作者・北条裕子氏
                     のコメント より引用




 

 
11
 
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               指の骨 (新潮文庫) 高橋弘希


暑気払いに
本ばかり読んでいる毎日です。

といっても
暑気払いにはなっていませんが。

高橋弘希さんの指の骨
2014年下半期の芥川賞候補作です。



戦争末期のニューギア戦線の
日本兵の様子が
淡々と書かれた本です。

誇張されたり
どぎつい描写があるわけではありません。
それがないだけに
静かに胸を打ちます。

軍医、分隊長は
手練れの年かさのいった兵隊さん

思って読み進むと24歳の若さ。
そうだよなあ、まだ子供と言ってよい青年たちが
あの戦争に駆り出され命を落としていったんだったなあ、

思い当たります。

最後の黄色い道を歩く描写は秀逸です。
そして
第152回芥川賞候補時の宮本輝さんの
選評である
「とりわけ最後の数行が、私をこの主人公の心情に同化させた。
文章の力だと思う。その描写力や構造には非凡なものを感じ、・・・」

は、的を射ているといえます。

戦記などという範疇にはまずもっておさまらない
ニューギニア戦線を背景にした
良質の物語です。

         ニューギニアの話に挿画は
         風鈴。??? 読めばわかります。



今期の芥川賞は
北条裕子さん報道でにぎやかですが
わたくしとしては
高橋弘希さんの 送り火 にとってほしい

思っています。

 




     
      



 
26
 

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新生姜の出回る季節です。


ジンジャーシロップを作りました。

生姜をスライスして煮詰めたカスは
グラニューをまぶして
1、2日干すと


おいしい
生姜の砂糖菓子のできあがり。




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これは
おすすめです。


生姜は
秋の季語ですが
新生姜は
夏の季語だそうです。


  新生姜 ジンジャーエール 砂糖菓子



 
21
 
1年に1回の幼馴染との旅行。

神戸・書寫山 圓教寺/尾道/倉敷/広島・宮島
そして今回の直島・高松と5回目となりました。

友人との旅は、1年間の出来事の報告会のような
ものですから、
白マムはいつもの神社仏閣や、美術めいたものへの
好奇心をおさえこみ、
おしゃべりを楽しみます。

ゆえに
憧れの直島!
本当は、三輪途道先生のお作がある
八幡神社や隣接する護王神社に行きたかったのですが、
そこは素通りして
地中美術館およびベネッセハウスミュージアムを
観覧散策となりました。



直島 P4141107


宇野港(岡山)から汽船に乗って20分ほどで
直島上陸。
近いことに驚きました。
東京の自宅から6時間。
白マムにしてみたら高野山に行く感覚です。



直島 草間彌生P41411491







直島 P4141151





シャトルバスを乗り継いで
地中美術館へ。


直島 P4141111







直島 P4141115

画像には写っていませんが
池があり、モネの睡蓮の絵を思わせるような
庭です。




直島 P4141119







chichu_top-thumb-1440x960-3841.jpg




地中に埋まった美術館の明かりは
天窓や側面の窓からの自然光のみで
時間によって、
内部の様子や展示物の雰囲気がかわります。


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                  ウォルター・デ・マリア  タイム/タイムレス/ノー・タイム 2004年



展示は多くはありませんが
モネの睡蓮の展示や
インスタレーションの極致といえる
物静かでいて
想像をかきたてられる作品(建物自体も)がある
美術館です。




↓ベネッセハウスミュージアムは現代アート美術館。

直島 P4141130







直島 P4141139



撮影不可なのでご紹介できませんが
う~~~~ん、わからん。
という作品多々。


お土産に草間彌生さんグッズはいかがですか。
(ちなみにわたくしは買っていません、、、)


直島 P4141127 直島 P4141126
 






直島 P4141144

晴天だったら・・・・・・

何度も思った一日でした。




直島 P4141146


このあとは
フェリーにて高松へ



< 参考 >
岡山~直島所要時間 1時間42分
交通費 870円

JR岡山
10:53発 JR瀬戸大橋線 快速マリンライナー23号 高松(香川県)行

11:09着茶屋町
11:14発 JR宇野線 宇野行

11:45着宇野港
12:15発 四国汽船

12:35着 宮之浦港(直島)

交通費 JR 580円
     汽船 290円
     合計 870円   


 
20
 
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気分が悪くなってきました。
といっても、怒りではなくて
内容といい表現といい
凄すぎて。。。

<「欄干の痰は、塩を掛けられたナメクジのように固く盛り上がっていた。>
なんて上手い表現ですよね。
でも、
きったない。
痰やら糞尿やら
あとここには書けない描写の連続。

久しぶりに、このところ1日1冊のペースで
本を読み続けて
萬壱さんの本を、10冊読みました。
15年前にハリガネムシで芥川賞を受賞されたたことは
存じ上げていましたが、
まったく今まで読んだことが
なかった作家さんです。
彼は自称「プチ変態作家」です。笑
たしかにたしかにだわ。

手に取ったわけは、
絲山秋子さんが「吉村さんはすごい作家さんです」との言。
絲山さんをそう言わしめる作家さん!?
そりゃあ読まないと。

というわけで
始まった「吉村祭」。
まあ、読みましたっ。
なぜこんなに読み込んだかというと
(ボラード病にいたっては3回読んでしまった)
そりゃあもう表現はハチャメチャ(筒井康隆さんの二乗)、
ですが
文学だったんです。

臣女、ボラード病は安部公房の砂の女
蜃気楼のように立ち上ってくる。
こういう現象(少々大袈裟ですね)がおこってくるのが
まさしく文学作品ですね。

バリバリの純文なのに面白い!
面白いっていうのは
ただバカ面白いっていうんじゃないですよ。
内容は
おぞましいし
すごく考えさせられるし
裏切られるし
わからないし
えげつないし(←おぞましいと一緒か?)
(↑目をそむけたくなる描写の連続)
して笑えるし

グイグイ前のめりに読ませてくれる。

だから
ここまで来たけど、
もうそのおぞましさに
ちょっと小休止。
白旗です。

今日、読んだ独居45に下記の一文がありました。

<「正義は」は人間の発明した最も巧妙な免罪符です。>

多分、吉村さんの根底にあるのはこの
正義を叩きのめす
ことのような気がします。

読んだ順番にあげましょう。

臣女
ハリガネムシ
流しの下のうーちゃん(漫画だけど秀逸)
ボラード病
生きていくうえでかけがえないこと(エッセイ)
うつぼのひとりごと(エッセイ)
回遊人
虚ろまんてぃっく
クチュクチュバーン
独居45


上記でなにをすすめるかというと、
どれも吐き気を催す変態形容目白押しなのですが、
あまり猟奇性がなく
読みやすく
そして
問題作として
やはり
ボラード病でしょう。




未読でめぼしい吉村作品は
ヤイトスエッド (徳間文庫)ですが、
内容の過激的なことに婆さん白マムは疲れてしまいましたので
日をおいて読むつもりです。

さすがのわたくしも
シンプルに清らかな小説が読みたくなりました。






   

    

   




 
13
 
邪鬼 東京・養福寺 IMG_0429




1年以上
パソコンの不具合に悩まされていた白マムです。



が、
新しいパソコン
ネット環境も刷新。





三鷹阿波踊りDSC_0741



こんなに軽快とは!

もっと早く
腰をあげるべきでした。




    
     富士通 ノートパソコン
     FMV LIFEBOOK AHシリーズ WA3/B3
     (Windows10 Home/15.6型ワイド液晶/Core i7
     /16GBメモリ/約256GB SSD + 約1TB HDD
     /Office Home and Business Premium/プレミアムホワイト)
     AZ_WA3B3_Z612/富士通WEB MART専用モデル



 
11
 
ローマのベティー・ブープさん2014年10月31日_PA310185


去年より調子を崩していた片腕パソ子が
いよいよ・・・・・・。

ということで
復活までしばしお待ちを。


             この件の詳細は青カバ印をご覧ください

 
02
 

辣韮(らっきょう)は夏の季語。
その花は秋の季語。



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辣韮を漬けてころりと睡りけり   黒田杏子



   今年は梅の漬けこみはお休みして
   ラッキョウに初挑戦です。
   カリカリの食感に仕上げたくて
   土付きのラッキョウを入手しました。

   下ごしらえの塩漬けを終えて
   この日は朝早くから高崎ラジオの
   「ゴゼンサマ」を聴きながら
   甘酢を注ぎ、唐辛子を入れました。

       ゴゼンサマ聴きながら辣韭つける早朝


   う~~~ん そのままですね。



ライイン sp_l364

*参考にした辣韭の漬け方

ゴゼンサマ 
 高崎ラジオ 金曜日 金曜日 5:45 - 6:45
 パーソナリティー:絲山秋子
 高崎ラジオオフィシャルサイト



 
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あいうIMG_2286







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gurekomom

Author:gurekomom
ひとりテクテク、本をポッケにいれてお仏像巡りをしている時が一番幸せです。
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またカバ屋印では日常のてんやわんやぶりを公開しています。
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