白マム印 日本のこと日本のもの

 
08
 
その3
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                                              仁和寺観音堂再現



仁和寺展には数々の国宝が出展されています。
どちらも(お仏像に限らず)ため息がでるものです。

第4室(第4章)は
普段、非公開の修業道場、観音堂を
忠実に再現したもので臨場感あふるる
空間です。

そのうえ、フラッシュをたかなければ
写真撮影可という大盤振る舞いの
お部屋です。

いやが上にも、期待が高まります。





仁和寺展 仁和寺観音堂二十八部衆 IMG_2071


ご本尊は千手観音菩薩立像。
菩薩さまの脇侍として不動明王立像と降三世明王立像。
そのまわりには
二十八部衆像と風神・雷神像が並ばれています。



仁和寺 観音堂 IMG_2130






仁和寺展 観音堂 二十八部衆 IMG_2078






仁和寺展 仁和寺観音堂二十八部衆 IMG_2067






仁和寺展 仁和寺観音堂二十八部衆 迦楼羅王 IMG_2082
                                   迦楼羅王(かるらおう)





仁和寺 観音堂 IMG_2148






仁和寺展 仁和寺観音堂二十八部衆 IMG_2069






仁和寺 観音堂 IMG_2132
                       婆藪仙人(ばすせんにん)





仁和寺観音堂 IMG_2095






仁和寺展 仁和寺観音堂二十八部衆 IMG_2094
        沙羯羅王(しゃがらおう)あるいは八大龍王


お像はとても保存状態がよく
色鮮やかです。
レプリカではと思ったのですが
本物です。

迦楼羅王(かるらおう)の格好いいこと。
婆藪仙人(ばすせんにん)は癒し系。
頭上に龍をいただいた八大龍王を見ていた
若いカップルが
「龍をのっけたのなんて珍しいよ」
「見たことない」
などと、酷いことを。
カップルにかわって
白マム、謝ります。



                IMG_2087

IMG_2086 IMG_2085




本堂の裏手の壁画再現されています。
こちらは高精細デジタルスキャナのなせる技です。



仁和寺 観音堂 IMG_2141






仁和寺 観音堂 IMG_2138






仁和寺 観音堂 IMG_2139






I仁和寺 観音堂 MG_2140






仁和寺 観音堂 IMG_2136




仁和寺と御室派のみほとけ は
3月11日までです。

会期は残りわずかです、よ。


       *仁和寺と御室派のみほとけ展 




京都特別公開 066
                                     仁和寺金堂


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01
 
仁和寺展 葛井寺千手観音菩薩坐像
                   葛井寺 国宝千手観音菩薩坐像 奈良時代八世紀






仁和寺展 IMG_20180226_0016
      

この仁和寺展の白眉は
この葛井寺の千手観音菩薩坐像であることは
いうまでありません。

計1041本の腕(手)。
お美しいお顔。

生まれたばかりの蝶々が羽をひろげているような
優美さです。

この観音様は毎月18日に葛井寺にて
御開帳になるのですが
東京にお出ましになるのは
江戸時代初期に品川に出開帳して以来のことです。

今回の展示では360度、拝観することができ、
背面のお顔を拝観することもできます。


DSC_0650.jpg



快慶仏とはまったく異なる
素朴さをつきつめた美仏です。




仁和寺展 吉祥天 IMG_20180226_0008
           吉祥天 平安時代10世紀


   ↑
素朴で愛おしささえ感じます。
この雰囲気には
ルーブルのエジプト館の彫刻を思い出します。
   ↓  


仁和寺展 大日如来 IMG_20180226_0011
     三重蓮光院 大日如来坐像 平安時代10世紀






仁和寺展 京都遍照寺 十一面観音 IMG_20180226_0012
京都遍照寺 十一面観音立像 平安時代10世紀


お可愛いでしょ。 
滋賀の盛安寺や福林寺の観音さまのようです。




仁和寺展 IMG_20180226_0009
        文殊菩薩坐像 鎌倉時代13世紀



この文殊さんのお隣に座しておいでだった
悉達太子(しったたいし)坐像もおきれいでした。




仁和寺展 ご神像 香川 長勝寺 八幡神本地仏 IMG_20180226_0018
    ご神像 香川長勝寺 八幡神本地仏 平安時代11世紀


ご神像もおでましです。




仁和寺展 IMG_20180226_0014
大阪道明寺 十一面観音菩薩立像 平安時代8~9世紀


同じ平安時代でも
肉体的で色香を漂わす観音さまです。


福井の明通寺からは
降三世明王と深沙大将のおでましでした。

大きい!

仁和寺展 深沙大将 IMG_20180226_0020
 福井明通寺 深沙大将立像 平安時代11世紀


見えにくいのですが
お腹のバックルのようなものが
おたふくさんに似て
おっとりとした感のある大将です。
快慶の大将とは大違いです。



仁和寺展 中山寺 馬頭観音坐像 IMG_20180226_0019
 福井中山寺 馬頭観音菩薩坐像 鎌倉時代13世紀



とても保存状態がよく
後背、台座とも当初のものです。
彩色も残っており
それだけに迫力があります。

33年に一度の御開帳のお仏像さまです。
単眼鏡で側面のお顔を拝顔していましたら
かっと睨みをきかされ
「すみません」と思わず呟きました。



葛井寺の千手さんとともに
お会いしたかったのが
神呪寺さんの如意輪菩薩坐像です。

仁和寺展 神呪寺 如意輪観音菩薩坐像 IMG_20180226_0017
 兵庫神呪寺 如意輪観音菩薩坐像 平安時代10世紀


御開帳は5月18日のみ。
そのうえアクセスが悪く
行きたくとも行けなかったのが
神呪寺です。

写真でお見受けすると
なんとも不思議なオーラを放っておいでの観音様。
そのかたが
目の前においでになる。

しばし佇みます。
アンニュイな感じさえしますね。
このオーラは三井寺の新羅明神坐像に
通じます。
呪術を放っているような感じといえばいいのでしょうか。

観心寺、室生寺と
三大如意輪と称されています。

仁和寺展 図録 IMG_20180226_0002


仁和寺展の凄さが少しはわかっていただけたでしょうか。
会期は11日までです。
どうぞおでかけください。



仁和寺展 葛井寺千手観音菩薩坐像 IMG_20180226_0003
                葛井寺千手観音菩薩坐像 







                                                      つづく
                                        < 仁和寺展  ・  ・  ・  >

en1参考en1

*仁和寺拙ブログ 1 勅使門 2 飾り金具


仁和寺金堂[国宝]

en1

<仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝>
東京国立博物館 平成館
3月11日まで
仁和寺展ウェブサイト

   開館時間延長のお知らせ(通常17時閉館)
     3月4日21時まで
     3月6日21時まで
     3月7日21時まで

en1

滋賀穴太の里 盛安寺秘仏十一面観音立像
                      滋賀穴太の里 盛安寺秘仏十一面観音立像




観心寺
                観心寺 如意輪観音菩薩坐像




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                室生寺 如意輪観音菩薩坐像


盛安寺 拙ブログ
観心寺 拙ブログ
室生寺 拙ブログ



週刊 原寸大 日本の仏像
No.45 葛井寺 千手観音 と獅子窟寺・薬師如来

↑この本は残り冊数が少ないようです


        

今回威力を発揮したのが単眼鏡です。
私が使ったのは6×21 ですが、
4×12 で十分だと思います。

レビューを読むと
ピントが合わせにくいというコメントが
多々見受けられましたが
これは慣れの問題だと思います。
美術館等で使用する前に
練習されることをおすすめします。

 
19
 
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                            仁和寺と御室派の割引引換券


この仁和寺と御室派のみほとけ は
発表になった段階から心が躍っています。

いまだに御開帳日との機会があわず
拝観がかなわぬ葛井寺の千手観音坐像が
出陣されるし、
兵庫県、神呪寺の秘仏如意輪観音菩薩坐像も
お出ましになる。

欣喜雀躍の白マムです。



さて、
この展覧会には「御室派のみほとけ」と
「仁和寺」のあとに続きます。

ということは
私がこの「日本のこと 日本のもの」で
何度もアップしている
御室光台院さんの
快慶作 阿弥陀三尊像

満を持して出陣される、ということか。


色めきました。

けれど
作品紹介には掲載されていない。

ということで
白マムは、直接光台院さんに訊いてみました。


230001677_624_v1507276829.jpg




お返事は

「お出にはなりません」

その理由は




「お仏像さまは美術品ではありません」



このお言葉は
実は、お仏像好きの私がいつも
悩んでいること、
そのものです。


24773483_624_v14467833151.jpg
         快慶作阿弥陀三尊(左より勢至菩薩、阿弥陀如来、観音)




                           *画像の無断転載はお断りいたします。
                           *三尊の画像は、光台院拝観のおりに購入したものです。
                           *光台院の拝観は予約者あるいは宿泊者のみです。
                           *仁和寺と御室派のみほとけ 展は
                               東京国立博物館にて
                               2018年1月16日~3月11日まで
                            ・オフィシャルサイト
                            ・前売りチケットサイト

 
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広隆寺                                           五智山蓮華寺

P9231011.jpg


まるでレースのような彫りです。

わたくしが
勅使門、唐門に注意を払うようになった
原点がこの仁和寺勅使門です。

今回、仁和寺さんには申し訳ないのですが
勅使門のみを見させていただきました。



仁和寺勅使門


仁和寺勅使門は明治20年(1887)に焼失した後、
大正2年(1913)に内務省・宮城県・京都府の
技師亀岡末吉(1865~1922)によって再建されました。

亀岡が手掛けた建築はのちに「亀岡式」とよばれ
流麗な線が特徴的で、西洋の意匠の研究にも余念がなく
ウイリアム・モリスの図案に影響されたことは言うまでも
ありません。

鳳凰、牡丹唐草、宝相華唐草文様など細かな意匠が
欄間などに施されており
古典的なモチーフと近代的な幾何文様が混在した
透かしには目を奪われます。



b.jpg







a.jpg







P9231013.jpg







P9231015.jpg




亀岡式としては、
東寺の小子房の勅使門
東福寺本坊の恩賜門
や、
平安神宮内の京都武道センター(武徳殿)の
車寄せ部分や玉座が有名です。





< 参考 >

*仁和寺さんについての詳細はコチラ2009年3月編をごらんください。


東寺 小子房勅使門 2013年01月14日_DSC_0525
                                  東寺 小子房勅使門






東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110142
                                  東福寺本坊恩賜門






京都武道センター武徳殿P8270405
                    京都武道センター武徳殿



< おまけ >

仁和寺の狛犬は一角狛犬です。

 P9231005.jpg

狛犬に角がなくなるのは昭和初期頃からです。
古いものはだいたいにおいて角が生えています。

  P9231006.jpg P9231005.jpg



仁和寺展 楽しみ↓ ↓ ↓
 仁和寺と御室派のみほとけ
   ―天平と真言密教の名宝―
   2018年1月16日~3月11日
   東京国立博物館 平成館

仁和寺と御室派のみほとけ





              次は仁和寺のお隣
                    五智山蓮華寺へ

             五智山蓮華寺 P9231034


< 9月23日、24日 >
23日 蚕の社広隆寺仁和寺五智山蓮華寺雨宝院
    瑞泉寺→夜の八坂メリメロ・遊行庵
24日 祇園摩利支天尊堂西福寺・六道珍皇寺祇園閣八坂界隈武徳殿真如堂



月刊京都2017年10月号[雑誌]   月刊目の眼 2017年11月号       京都手帖2018


          



 
19
 
仁和寺と御室派のみほとけ



   仁和寺と御室派のみほとけ
   ―天平と真言密教の名宝―
   2018年1月16日~3月11日
   東京国立博物館 平成館


まったくもって私の考えですが
この「仁和寺と御室派のみほとけ」展は
9月よりはじまる運慶展に
ひけをとらぬ見応えのある特別展です。

運慶展は今までに何度も開催されていますし
ご出陣される御仏をみますと
愛知の瀧山寺の聖観音菩薩さまが初ご出陣で
その他のお仏像様は不遜な言い方ですが
出たり入ったりなさっている。
秘仏と言っても年に何回もご開扉がある。

初公開の瀧山寺の聖観音様は岡崎駅から
車で15分ほどの山寺ですが
秘仏ではあられません。

すばらしい運慶仏の出陣ではあるけれど
何度もいいますが
よくお出ましになるし、
意外や拝観しやすいお寺においでになります。



仁和寺と御室派のみほとけ IMG_20170719_0007





仁和寺と御室派のみほとけ IMG_20170719_0008





仁和寺と御室派のみほとけ IMG_20170719_0010





仁和寺と御室派のみほとけ IMG_20170719_0009


「仁和寺と御室派のみほとけ」展には
神呪寺の如意輪観音菩薩さま(5月18日のみご開扉)や
福井の中山寺や徳島の雲辺寺からもお仏像様が
おいでになりますし
葛井寺の千手観音菩薩坐像もご出陣。

ため息が出る特別展です。



仁和寺


しかし
とても残念なことに
高野山の御室光臺院さんの阿弥陀三尊は
お出ましになりません。
光臺院さんは
はっきりおっしゃいましった。

「仏さまは門外不出です」と。




プロフィール

gurekomom

Author:gurekomom
ひとりテクテク、本をポッケにいれてお仏像巡りをしている時が一番幸せです。
楽天のマムの素より移転してきました。こちらに収められてない神社仏閣がたくさん記録されています。
https://plaza.rakuten.co.jp/cotton12/
またカバ屋印では日常のてんやわんやぶりを公開しています。
http://pocomom12.blog.fc2.com/

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