白マム印 日本のこと日本のもの

 
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仁和寺展 葛井寺千手観音菩薩坐像
                   葛井寺 国宝千手観音菩薩坐像 奈良時代八世紀






仁和寺展 IMG_20180226_0016
      

この仁和寺展の白眉は
この葛井寺の千手観音菩薩坐像であることは
いうまでありません。

計1041本の腕(手)。
お美しいお顔。

生まれたばかりの蝶々が羽をひろげているような
優美さです。

この観音様は毎月18日に葛井寺にて
御開帳になるのですが
東京にお出ましになるのは
江戸時代初期に品川に出開帳して以来のことです。

今回の展示では360度、拝観することができ、
背面のお顔を拝観することもできます。


DSC_0650.jpg



快慶仏とはまったく異なる
素朴さをつきつめた美仏です。




仁和寺展 吉祥天 IMG_20180226_0008
           吉祥天 平安時代10世紀


   ↑
素朴で愛おしささえ感じます。
この雰囲気には
ルーブルのエジプト館の彫刻を思い出します。
   ↓  


仁和寺展 大日如来 IMG_20180226_0011
     三重蓮光院 大日如来坐像 平安時代10世紀






仁和寺展 京都遍照寺 十一面観音 IMG_20180226_0012
京都遍照寺 十一面観音立像 平安時代10世紀


お可愛いでしょ。 
滋賀の盛安寺や福林寺の観音さまのようです。




仁和寺展 IMG_20180226_0009
        文殊菩薩坐像 鎌倉時代13世紀



この文殊さんのお隣に座しておいでだった
悉達太子(しったたいし)坐像もおきれいでした。




仁和寺展 ご神像 香川 長勝寺 八幡神本地仏 IMG_20180226_0018
    ご神像 香川長勝寺 八幡神本地仏 平安時代11世紀


ご神像もおでましです。




仁和寺展 IMG_20180226_0014
大阪道明寺 十一面観音菩薩立像 平安時代8~9世紀


同じ平安時代でも
肉体的で色香を漂わす観音さまです。


福井の明通寺からは
降三世明王と深沙大将のおでましでした。

大きい!

仁和寺展 深沙大将 IMG_20180226_0020
 福井明通寺 深沙大将立像 平安時代11世紀


見えにくいのですが
お腹のバックルのようなものが
おたふくさんに似て
おっとりとした感のある大将です。
快慶の大将とは大違いです。



仁和寺展 中山寺 馬頭観音坐像 IMG_20180226_0019
 福井中山寺 馬頭観音菩薩坐像 鎌倉時代13世紀



とても保存状態がよく
後背、台座とも当初のものです。
彩色も残っており
それだけに迫力があります。

33年に一度の御開帳のお仏像さまです。
単眼鏡で側面のお顔を拝顔していましたら
かっと睨みをきかされ
「すみません」と思わず呟きました。



葛井寺の千手さんとともに
お会いしたかったのが
神呪寺さんの如意輪菩薩坐像です。

仁和寺展 神呪寺 如意輪観音菩薩坐像 IMG_20180226_0017
 兵庫神呪寺 如意輪観音菩薩坐像 平安時代10世紀


御開帳は5月18日のみ。
そのうえアクセスが悪く
行きたくとも行けなかったのが
神呪寺です。

写真でお見受けすると
なんとも不思議なオーラを放っておいでの観音様。
そのかたが
目の前においでになる。

しばし佇みます。
アンニュイな感じさえしますね。
このオーラは三井寺の新羅明神坐像に
通じます。
呪術を放っているような感じといえばいいのでしょうか。

観心寺、室生寺と
三大如意輪と称されています。

仁和寺展 図録 IMG_20180226_0002


仁和寺展の凄さが少しはわかっていただけたでしょうか。
会期は11日までです。
どうぞおでかけください。



仁和寺展 葛井寺千手観音菩薩坐像 IMG_20180226_0003
                葛井寺千手観音菩薩坐像 







                                                      つづく
                                        < 仁和寺展  ・  ・  ・  >

en1参考en1

*仁和寺拙ブログ 1 勅使門 2 飾り金具


仁和寺金堂[国宝]

en1

<仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝>
東京国立博物館 平成館
3月11日まで
仁和寺展ウェブサイト

   開館時間延長のお知らせ(通常17時閉館)
     3月4日21時まで
     3月6日21時まで
     3月7日21時まで

en1

滋賀穴太の里 盛安寺秘仏十一面観音立像
                      滋賀穴太の里 盛安寺秘仏十一面観音立像




観心寺
                観心寺 如意輪観音菩薩坐像




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                室生寺 如意輪観音菩薩坐像


盛安寺 拙ブログ
観心寺 拙ブログ
室生寺 拙ブログ



週刊 原寸大 日本の仏像
No.45 葛井寺 千手観音 と獅子窟寺・薬師如来

↑この本は残り冊数が少ないようです


        

今回威力を発揮したのが単眼鏡です。
私が使ったのは6×21 ですが、
4×12 で十分だと思います。

レビューを読むと
ピントが合わせにくいというコメントが
多々見受けられましたが
これは慣れの問題だと思います。
美術館等で使用する前に
練習されることをおすすめします。

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04
 
テレビを見ていたら
仁和寺の秘仏であられる
国宝 薬師如来坐像が公開されていました。

1月16日よりはじまる
「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」展に
お出ましになるのは存じ上げていましたが
まさかテレビにて公開になるとは思ってもいませんでしたから
慌てました。


P10307621.jpg
             仁和寺 国宝薬師如来坐像
             像高:10.7㎝ 円勢・長円作 
             康和5年(1103)

とてもおきれいなお顔です。
仁和寺展では2月14日よりのご出陣です。

楽しみです。


P10307671.jpg


童女のようです。
再度お知らせします。
2月14日よりおでましです。
ちなみに
葛井寺の千手観音菩薩坐像も
14日よりの公開です。
神呪寺の如意輪観音菩薩坐像は
通期公開です。

この御三方は
是非是非、拝観されてください。
前期後期と二回詣でることになりますね。





      




 
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IMG_19941.jpg
                            仁和寺と御室派の割引引換券


この仁和寺と御室派のみほとけ は
発表になった段階から心が躍っています。

いまだに御開帳日との機会があわず
拝観がかなわぬ葛井寺の千手観音坐像が
出陣されるし、
兵庫県、神呪寺の秘仏如意輪観音菩薩坐像も
お出ましになる。

欣喜雀躍の白マムです。



さて、
この展覧会には「御室派のみほとけ」と
「仁和寺」のあとに続きます。

ということは
私がこの「日本のこと 日本のもの」で
何度もアップしている
御室光台院さんの
快慶作 阿弥陀三尊像

満を持して出陣される、ということか。


色めきました。

けれど
作品紹介には掲載されていない。

ということで
白マムは、直接光台院さんに訊いてみました。


230001677_624_v1507276829.jpg




お返事は

「お出にはなりません」

その理由は




「お仏像さまは美術品ではありません」



このお言葉は
実は、お仏像好きの私がいつも
悩んでいること、
そのものです。


24773483_624_v14467833151.jpg
         快慶作阿弥陀三尊(左より勢至菩薩、阿弥陀如来、観音)




                           *画像の無断転載はお断りいたします。
                           *三尊の画像は、光台院拝観のおりに購入したものです。
                           *光台院の拝観は予約者あるいは宿泊者のみです。
                           *仁和寺と御室派のみほとけ 展は
                               東京国立博物館にて
                               2018年1月16日~3月11日まで
                            ・オフィシャルサイト
                            ・前売りチケットサイト

 
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仁和寺と御室派のみほとけ



   仁和寺と御室派のみほとけ
   ―天平と真言密教の名宝―
   2018年1月16日~3月11日
   東京国立博物館 平成館


まったくもって私の考えですが
この「仁和寺と御室派のみほとけ」展は
9月よりはじまる運慶展に
ひけをとらぬ見応えのある特別展です。

運慶展は今までに何度も開催されていますし
ご出陣される御仏をみますと
愛知の瀧山寺の聖観音菩薩さまが初ご出陣で
その他のお仏像様は不遜な言い方ですが
出たり入ったりなさっている。
秘仏と言っても年に何回もご開扉がある。

初公開の瀧山寺の聖観音様は岡崎駅から
車で15分ほどの山寺ですが
秘仏ではあられません。

すばらしい運慶仏の出陣ではあるけれど
何度もいいますが
よくお出ましになるし、
意外や拝観しやすいお寺においでになります。



仁和寺と御室派のみほとけ IMG_20170719_0007





仁和寺と御室派のみほとけ IMG_20170719_0008





仁和寺と御室派のみほとけ IMG_20170719_0010





仁和寺と御室派のみほとけ IMG_20170719_0009


「仁和寺と御室派のみほとけ」展には
神呪寺の如意輪観音菩薩さま(5月18日のみご開扉)や
福井の中山寺や徳島の雲辺寺からもお仏像様が
おいでになりますし
葛井寺の千手観音菩薩坐像もご出陣。

ため息が出る特別展です。



仁和寺


しかし
とても残念なことに
高野山の御室光臺院さんの阿弥陀三尊は
お出ましになりません。
光臺院さんは
はっきりおっしゃいましった。

「仏さまは門外不出です」と。




プロフィール

gurekomom

Author:gurekomom
ひとりテクテク、本をポッケにいれてお仏像巡りをしている時が一番幸せです。
楽天のマムの素より移転してきました。こちらに収められてない神社仏閣がたくさん記録されています。
https://plaza.rakuten.co.jp/cotton12/
またカバ屋印では日常のてんやわんやぶりを公開しています。
http://pocomom12.blog.fc2.com/

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