白マム印 日本のこと日本のもの

 
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高台寺1                                             ねねの道

高台寺勅使門 P5010503
                                 勅使門 方丈より


勅使門とは天皇の代理としてつかわされた人(勅使)を
迎えるためにつくられた門をいいます。
そのため勅使門は特別、あるいは格別な門として
技術の粋をこらした門といえます。

近代に至る数度の火災で仏殿、方丈などを焼失。
創建時の建造物で現存しているのは、
開山堂、秀吉と北政所を祀る霊屋(おたまや)、
茶室の傘亭と時雨亭などです。

勅使門も大正元年(1912年)に方丈とともに
再建されたものです。



高台寺 勅使門 P5010571
                                 表より 高台寺 勅使門






高台寺 勅使門 P5010569
                                            懸魚






高台寺 勅使門 P5010568
                                上 笈形   下 蛙股(蟇股)

蛙股は「波に兎」。
謡曲 『竹生島ちくぶしま』 の一節に由来すると言われます。

『 緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり 
月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか 面白の島の景色や 』




高台寺 勅使門 P5010566
                                上 笈形   下 蛙股(蟇股)

こちらの蛙股は
「唐獅子に牡丹」。

これに関しては臨黄ネットの法話。
牡丹に唐獅子 竹に虎
をごらんください。
なるほどと唸るお話です。





高台寺 勅使門 P5010564

上より
懸魚 笈形 蛙股 蛙股 





高台寺 勅使門 P5010565








高台寺 勅使門 P5010567








高台寺 勅使門 P5010572







高台寺 勅使門 P5010575





高台寺勅使門 P50105701



勅使門に、興味を持つようになったのは
仁和寺さんの繊細なレースのような
透かし彫りの勅使門を見て以来です。


仁和寺勅使門 京都特別公開 055




<4月30日・5月1日>
4月30日
東京→京都府、蟹満寺→奈良、奈良国立博物館・快慶展
資料センター・興福寺三条通り
5月1日
奈良博・快慶→東大寺→京都、八坂神社・円山公園
長楽寺→八坂界隈 /→高台寺 //→東京



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長楽寺                                             祇園閣

P5010470
                            大谷祖廟(東本願寺) 唐門


長楽寺を拝観し大谷祖廟の
唐門を眺めます。
こちらは東本願寺さんです。



大谷祖廟 唐門






P5010473
                                   上 笈形 下 蛙股





P5010472
                                           束




<4月30日・5月1日>
4月30日
東京→京都府、蟹満寺→奈良、奈良国立博物館快慶資料センター・興福寺三条通り
5月1日
奈良博・快慶→東大寺→京都、八坂神社・円山公園
長楽寺→八坂界隈 /→高台寺 //→東京



 
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前回

滋賀湖北、米原市 蓮華寺 P6190067
                                        蓮華寺 勅使門


米原駅東口よりツアーバスに乗り込みます。
5分もすれば人気のない新緑の中。

東京はいい天気でしたが
今にも雨が降りそうな灰色の空です。

15分ほどで浄土宗本山蓮花寺に到着。



滋賀湖北、米原市 蓮華寺 DSC_0004






滋賀湖北、米原市 蓮華寺 P6190006


立派な勅使門です。
菊のご紋と五七の桐の紋が設えてあります。

五七の桐といえば豊臣家の紋ですが、
本来は天皇家の紋の一つでした。
天皇家は功績のあったものに
この五七の桐を下賜しました。

秀吉も下賜されたひとりです。




滋賀湖北、米原市 蓮華寺 P6190059






門を拝見するだけでも楽しい白マムです。

滋賀湖北、米原市 蓮華寺 P6190064 滋賀湖北、米原市 蓮華寺 P6190060

滋賀湖北、米原市 蓮華寺 P6190057 滋賀湖北、米原市 蓮華寺






滋賀湖北、米原市 蓮華寺 DSC_0016


本堂も勅使門に相応の
立派なものです。


滋賀湖北、米原市 蓮華寺 DSC_0017






滋賀湖北、米原市 蓮華寺 P6190052



蛙股(蟇股)が切り絵のようで
きれいです。

滋賀湖北、米原市 蓮華寺 P6190024




本堂です。
やはり立派です。


237974689_624_v1466563240.jpg



ご本尊は二尊で
阿弥陀如来立像(むかって左)
釈迦如来立像(むかって右)。




米原市 蓮華寺 観音の里めぐり P6190021


          <お釈迦さまと阿弥陀さまの違い>
          ここでは簡単に説明します。

          仏教徒はお釈迦様が説かれた教えをいいます。
          このお釈迦様は35歳で悟りをひらかれます。
          悟りを開いた人だけを「仏」といいます。
          御釈迦さんはこの地上(地球)で唯一
          悟りをひらかれた方です。

          阿弥陀様は大宇宙においでの悟りをひらかれた
          仏さまです。
          広い大宇宙にはそのほかに薬師如来、大日如来などの
          仏様がおられます。
          その中でも
          阿弥陀如来は大宇宙の中の最高仏とあがめられています。

          地上におられるお釈迦様にすれば阿弥陀仏はお師匠さまの
          ような存在です。

          では
          形でお釈迦様と阿弥陀様を比べると
          お釈迦様は右手を上げ,手を開いて指を伸ばし掌を見せる
          施無畏印(せむいいん)。
          阿弥陀様は指で輪(九品印)を作っておいでです。


米原市 蓮華寺 観音の里めぐり P6190015 米原市 蓮華寺 観音の里めぐり P6190014






米原市 蓮華寺 観音の里めぐり DSC_0012




IMG_20160623_0001111.jpg
                         ↑パンフレットより



米原市 蓮華寺 観音の里めぐり P6190016







米原市 蓮華寺 観音の里めぐり P6190019 米原市 蓮華寺 観音の里めぐり P6190013
地蔵菩薩坐像                   開祖一向上人坐像





米原市 蓮華寺 観音の里めぐり P6190012<







米原市 蓮華寺 観音の里めぐり P6190010




本堂はとても広く
鄙なる里のお寺とは思えません。

                                次は境内をご案内いたしましょう



 
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                                  金剛峯寺 下門(2009年8月9日撮影)






高野山金剛峰寺







金剛峯寺下門 蛙股 波に兎 PB020437


下門の蛙股(蟇股)は「波に兎」。

私たちの兎のイメージは月に兎ですが
神社仏閣の意匠をつぶさに観ると
兎には月ということに気がつきます。

これは
波イコール水を意味しており
火除けのお守り。
火事を恐れる神社仏閣は好んで
この意匠を取り入れています。
龍の意匠が多いのもこれと同じ
理由です。

はてでは兎は?

兎は、多産です。
このことから子孫繁栄の象徴であり
元気よく、跳びはねるさまは
飛躍の象徴ともいえます。




金剛峯寺 下門 蛙股PB020433


しかし
本当の由来は
謡曲「竹生島チクブシマ」らしいです。

延喜帝(醍醐天皇)の臣下が、琵琶湖の竹生島に
祀られている弁財天に参詣するため舟に乗ったおり、

「緑樹影沈んで  魚木に登る気色あり 月海上に浮かんでは 
兎も波を奔るか 面白の島の景色や」

と、うたっ た一節が元になったとされています。




金剛峯寺下門 PB020436



*能(謡曲) 竹生島 の詳細はコチラをご覧ください。
*竹生島に関しては2013年1月の
 拙ブログ「竹生島 宝厳寺」拝観記をごらんください。


                           以上は 2015年11月2日3日滞在を元に
                           構成しています。



 
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02saiyuki2345678323.jpg
                                             龍安寺 ミニ石庭

< 大雲山 龍安寺 >


山号   大雲山
宗派   臨済宗妙心寺派   
本尊   釈迦如来
創建   宝徳2年(1450年)
開基   細川勝元

拝観料  500円
特別公開拝観料 300円
    
住所   京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13
電話   075-463-2216

アクセス JR京都駅から市バス50番
       立命館大学前下車 徒歩7分

公式ホームページ  


2015年01月11日_P1110004
                                      褶曲(しゅうきょく)地層

立命館大学前でバスを下車して
龍安寺にむかってきぬかけの道を歩いていると
アート作品のような地層が右手に現れて
ます。
このような地層を褶曲(しゅうきょく)地層
というそうです。

徒歩7分という案内ですが
もっと短いような気がするのは
自然が豊かなせいかもしれません。


龍安寺 山門 2015年01月11日_P1110006
                                            山門

平安時代の貴族徳大寺家の山荘を、
細川勝元が譲り受けたものです。
応仁の乱で全焼しましたが、
勝元の実子改元が復興に着手。
細川家の菩提寺として、豊臣秀吉や
徳川家などから庇護を受けてきました。

寺紋は細川家の「丸に二つ引き」です。

龍安寺 寺紋 丸に二つ引き 2015年01月11日_P1110086
                                 龍安寺 寺紋 丸に二つ引き



龍安寺 2015年01月11日_P1110010



龍安寺 手水舎2015年01月11日_P1110011  龍安寺 手水舎 2015年01月11日_P1110012

京都 龍安寺 手水2015年01月11日_P1110014  京都龍安寺2015年01月11日_P1110015


鏡容池(きょうようち)の畔がきれると
手水、石仏が見えて
大きな庫裏があらわれます。



龍安寺庫裏2015年01月11日_P1110016


石段の左右に見える垣根は
龍安寺垣といわれています。

この庫裏の玄関の蛙股(注1)が
なんと「贔屓 ひいき (注2)」さんなのには
驚きました。

龍安寺 庫裏 贔屓の蛙股2015年01月11日_P1110022



龍安寺 庫裏の蛙股 贔屓2015年01月11日_P1110023
                                      庫裏の蛙股 贔屓


蛙股好きの贔屓びいきの私は
これだけで大満足です。


方丈と石庭へまいりましょう。

京都 龍安寺方丈2015年01月11日_P1110046
                                           方丈の扁額


2015年01月11日_P1110034
                                            方丈内部

龍安寺 石庭2015年01月11日_P1110029
                                        方丈 石庭

有名な石庭は75坪の白砂の空間に
15個の石が配置されています。

虎の子渡しの庭
あるいは
七五三の庭


呼ばれています。


2015年01月11日_P1110031 2015年01月11日_P1110044 

龍安寺石庭 2015年01月11日_P1110042

いろんな解釈がありますが
龍安寺さん自体がウェブに
「作者の意図は今では不明」
と記載されているのですから
私がわかろうはずもない。
と、
いままでの見仏記に比べたら
なんと投げやりな私。

どうしてかと言いますと、







龍安寺 石庭2015年01月11日_P1110104


縁側から落ちんばかりの人で
庭をゆっくり眺める気がわいてこず
1975年には英国のエリザベス女王来日時に
絶賛されたこのお庭、マムは3回目の
来訪ですが、今回もゆっくりと腰を落ち着けること
ままならじでした。


石庭を囲む土塀の高さは一定ではなく、方丈より向かって左から右にかけて
低くなっています。
このようにすることで奥行きがより感じられるといわれています。
赤茶色の土塀は菜種油を練り込んだもので油土塀とも呼ばれています。
さまざまな色合いをみせるこの油土塀はこの石庭にはなくてはならない
ものです。
春になると油土塀の向うから枝垂れ桜が覆いかぶさるように咲き乱れ
この石庭が、まったく違う華やかな顔を見せるといわれています。


この方丈と石庭へ通じる勅使門が
とても優美です。

龍安寺方丈勅使門 束 2015年01月11日_P1110036
                                          方丈勅使門


龍安寺 方丈の勅使門と束2015年01月11日_P1110035
                        大瓶束(たいへいつか)

大瓶束もとても優美です。



この勅使門は表からみると


龍安寺方丈 勅使門2015年01月11日_P1110096
                                   方丈 勅使門
 
↑このようになります。

                                            この項つづく→

en1参考en1

<注1:蛙股>
梁の上に設けられて上部を支える役目を担って
いました。
蛙が足を広げた形をしているので蛙股といわれました。
建築技術が進化すると、補強より「意匠性」を増して
いきました。

奈良 當麻寺蛙股 北野天満宮三光門蛙股2014年02月09日_DSC_0084
奈良当麻寺の蛙股                 京都北野天満宮 三光門の蛙股

<注2:贔屓>

贔屓 東寺大師堂2013年01月14日_DSC_0551 贔屓2013年03月03日_DSC_0048
東寺大師堂の贔屓         東大寺二月堂の贔屓

中国の伝説によると、贔屓は龍が生んだ9頭の神獣・竜生九子のひとつで、
その姿は亀に似ている。重きを負うことを好むといわれ、
そのため古来石柱や石碑の土台の装飾に用いられることが多かった。
日本の諺「贔屓の引き倒し」とは、
「ある者を贔屓しすぎると、かえってその者を不利にする、
その者のためにはならない」という意味の諺だが、その由来は、
柱の土台である贔屓を引っぱると柱が倒れるからに他ならない。
         *上記はウィキペディアより*

ご贔屓という言葉もこの贔屓からきています。
下積みの役者さんをファンが支えるということです。

贔屓に関しての拙ブログ

*この特別公開は2015年1月11日訪れたものです。



en1備忘録en1
2015年1月11日
龍安寺 /勝林寺→東福寺 /////////10→京博


< 臨済宗大本山 東福寺 2015年1月11日拝観記 >

1 三門、東司、仏殿
2 三門、仏殿内部
3 三名橋 臥雲橋・通天橋・偃月橋
4 常楽庵開山堂
5 方丈恩賜門
6 方丈(本坊)重森三玲の庭 南庭
7 重森三玲の庭 東庭・西庭・北庭
8 本坊の大瓶束
9 龍吟庵 重森三玲の庭
10 鎮守社 五社大明神 


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Author:gurekomom
ひとりテクテク、本をポッケにいれてお仏像巡りをしている時が一番幸せです。
楽天のマムの素より移転してきました。こちらに収められてない神社仏閣がたくさん記録されています。
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またカバ屋印では日常のてんやわんやぶりを公開しています。
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