北迫薫の 日本のこと日本のもの
Tag : 阿弥陀堂
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山号 東光山
宗派 真言宗醍醐派
寺格 別格本山
創建年 永承6年(1051年)
開基 日野資業、最澄
本尊 薬師如来(重要文化財)
別称 日野薬師
住所 京都市伏見区日野西大道町19
電話 075-571-0024
交通 京阪宇治線・JR奈良線六地蔵駅から
京阪バス8号経路で日野薬師下車
文化財 阿弥陀堂、阿弥陀如来坐像(国宝)
本堂、木造薬師如来立像、木造十二神将立像、
阿弥陀堂内陣壁画(重要文化財)
行事 1月14日裸踊り
京都散歩ナビウェブ
法界寺は日野富子で知られる日野家の菩提寺であり
浄土真宗の開祖・親鸞聖人の誕生の地という
由緒ある古刹です。
以前より訪れてみたかった国宝阿弥陀堂。
それが京都伏見の法界寺です。
アクセスが悪くはありませんが中途半端なために
随分と後まわしになってしまいました。
反省
皮葺5間四方の宝形造
承久3年(1221年)
あこがれていた姿のよい
国宝の阿弥陀堂です。
勇壮な禅寺が多い京都の中で
名刹ですがひっそりとした趣です。
それがまた私好みです。
中に安置されているのは、この本堂に
似つかわしい阿弥陀如来坐像です。
国宝 阿弥陀如来坐像 藤原時代作
平等院鳳凰堂の定朝様式(注1)の本尊に最も
近いといわれる阿弥陀仏です。
この頃の阿弥陀様はたっぷりとして
安らぎを感じます。
岩船寺、円成寺と期せずして豊かな
阿弥陀様めぐりとなりました。(注2)
光背は繊細な飛翔天の透かし彫り、
まわりの壁をみると飛天人図。
天井は勇壮な折上組入格天井に天蓋。
これらがすべて藤原時代当初のものと
いわれています。
この阿弥陀堂内部はため息がでるような
長い時代を生き残ってきた存在感のある
もので、必見です、
飛天図
本堂 薬師堂
ご本尊は秘仏の薬師如来です。
安産、授乳のご利益があるといわれて
このことから「日野薬師さん」と
尊ばれています。
手水鉢
参考
<注1:定朝様式>
平等院鳳凰堂 阿弥陀如来坐像
大仏師定朝(じょうちょう)は
飛鳥時代より続いた大陸的な様式、
例えばアルカイックスマイルような
神秘的な容姿や呪術的なものから
脱却して、穏やかで親しみある
和のお仏像さんを造形しました。
<注2:岩船寺、円成寺阿弥陀如来坐像>
岩船寺阿弥陀如来坐像
円成寺阿弥陀如来坐像
<近辺情報>
*醍醐寺
*勧修寺
*随心院 小野小町ゆかりの寺
*平重衡の墓
平重衡は平清盛の五男。
平家の悪名を高めた南都焼き討ちの中心人物。
源氏との戦いに活躍したが、一の谷の戦いで捕虜となり、
その後、鎌倉へ護送され、更に南都(東大寺)に引き渡され、
木津川のほとりで首を斬られたが、その遺骸を壇ノ浦の生き残りである
妻輔子が引き取って、この日野の地に埋葬したのだという。
8月15日16日17日見仏足取り
8月15日
序→京都武徳殿にて合気道→南禅寺順正にて昼食→南禅寺 1→
南禅寺水路閣→天授庵→金地院東照宮→金地院開山堂→奈良東大寺
8月16日
木津川岩船寺→奈良忍辱山円成寺勧請縄→円成寺運慶作大日如来坐像
8月17日
京都法界寺(日野薬師)→醍醐寺三宝院→醍醐寺五重塔
→豊国神社→方広寺→京都博物館
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