白マム印 日本のこと日本のもの

 
28
 
梅干あざやかな飯粒ひかる    種田山頭火




梅干し P6270280




ある時期までは
梅干は買うものではない。

思っていました。


毎年母からおくられてくる。
新聞紙を開いても開いても新聞紙。

わけいってもわけいっても新聞紙

やっと二重になったビニール袋が
見えて来てその袋に
赤い汁が塩を吹いてくっついている。

口の中が塩っぱくなってくる。

当然のことのように受け取って
それほどありがたいとも思わなかった。

送られてこなくなって自分で買うようになって
その高価なことに驚いた。

今年で2年目の梅干作り。

娘が、
梅干をビニール袋につけこんでいるとは。
アチラで
母は目を丸くしているだろう。



梅 2キロをジプロック? にいれる。


用意するもの
梅2キロ/粗塩160グラム/焼酎70㏄/
米酢70㏄/ジプロック/おもし(週刊文春10冊)/
のちに紫蘇一束



                              *てんやわんやの梅干作りは
                              カバ屋印マムの素をごらんください



        
         大人も読みたい こども歳時記




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30
 
このいなせな後ろ姿。
惚れ惚れとしてしまいます。
実はお顔も理知的で素敵でした。


247799169_v1495652423.jpg




この日は
神田明神のお祭。

そうとは知らずアーツ千代田
ギャラリーに行った白マム印です。



アーツ千代田 佐藤直樹展 IMG_0772




神酒所が目の前ということもあり
アーツ千代田館内は
法被姿の老若男女がウロウロ。

眼福でした。

法被に股引姿の似合わない日本人って
いるのでしょうか。

このように男を男らしく見せる衣装って
ないなあと、見惚れます。



247799203_v1495638064.jpg



「いなせ」という言葉を
私たちはなんとなく、口にしますが
ウィキペディアには

江戸におけるひとつの美意識。
とかかれています。

いなせとは「鯔背」と書きます。

鯔背は
江戸後期に流行した
「鯔背銀杏」という髪型に由来し、
魚河岸などの江戸職人や侠客などが
履いた鼻緒の長い「鯔背雪駄」とともに、
短気で喧嘩早い若者が好んで使った
言葉の由。

鯔背銀杏とはお相撲さんの髪形を想像してください。
さて、では、

「鯔背雪駄」です。
これはつま先が反っています。↓





江戸時代は
上記のような雪駄をはいて
銀杏に頭を結った男衆が「鯔背」と
いわれたのでしょう。


この鯔背の「鯔」ですが
わたしは初めて見る漢字です。

この「いな」とは何ぞや?


検索すると、
なんと魚の「ボラ」のことでした。

「鯔」は訓読みで
イナ、ボラ、トド
と読むのだそうです。

では
なぜ魚の鯔がきっぷのいい若い衆の
形容の言葉になったかというと

ちょっと
あやふやです。

月代(さかやき)の剃り跡の青々したところが
鯔のざらついた背中にみえるから
や、
若い衆が粋さを見せるために跳ね上げた髷の形が
鯔の背びれのようだ
などといわれています。

「とどのつまり」
という言葉のトドも鯔のことだそうですよ。

  ↑もちろん意味は「結局のところ」とか「そのあげく」ですね。

私はトドとは
てっきり海獣のトドのことだと思っていたのですが、
同じ名前でも大違い。

鯔は出世魚で成長によって
名前が変わる。

オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド

高知では最終名を「オオボラ」というそうです。

なんだかなあ。笑



あれ???
せっかくの出世魚なのに
最後のトドは
「とどのつまりは」なんて
いい意味にはつかわれないのは
どうしてなんだろう。。。

で、
調べますと、
鯔はあまり美味しくないそうです。
泥くさい。
だから
ブリなどの出世魚に比べてまずいので

「せっかく大きくなってもこの程度!」


見くびられてしまったわけです。
でも
一説にはそう不味くはないそうですよ。



とどのつまりは随分と鯔背からはずれちまったなあ。






秋祭り
              ↑残念ながらこれは神田明神ではありません。我街です。 




いきな深川、いなせな神田、人の悪いは麹町
と、
遊船唄の佃節には唄われているそうですよ。


    なんで麹町は「人が悪い」んでしょうね???








   
  お祭り用品解説リーフレット 10円





      


 
07
 
このようなメールをいただいた。


当方、不作法なうえに教養がない。
なんと返事をすればよいのやら。


しかし
不調法なりに我思う。

「ご高覧の上、ご高評賜れば幸いです 」


まで書くのなら

やはり
メールやのうて
手書きの
封書でしょう。。。


末尾は「九拝」

う~ん、ならば当方は
十敗 十拝と書こうか。。。




P40423521.jpg



                         日本語とは語彙が豊かで
                         素晴らしいと思うが
                         いざという時
                         使いこなせない。



 
15
 
食べ物の好き嫌いが殆どない。

強いてあげれば
人参。
それも煮たもの。
中途半端な甘みと
曖昧な食感が苦手。

好きなものは

赤貝
なまこ

このわた
フグ
肝類
牛タン


書き出すと
なんだかえらく呑み助さん。

生家が料亭だったことが起因する
のかもしれませんね。

牛タン以外はよく食べていましたから。



この季節になると魚屋さんを覗くのが楽しみです。
新鮮な鮟肝目当て!
料理屋といっても西日本なので
鮟鱇を目にしたことはありません。

上京して鮟肝の美味しさにあっと驚きろくろ首。


P2132112



一パック500円もしません。
残念乍ら中国産ですが・・・・・・。

ボイル(あるいは蒸す)して
冷やせば出来上がりだから
簡単で、
まずははずさない美味しいものは
あとは牛タンの味噌漬けくらいかな。
    ↑これも本当に簡単です


P2132113




当然
鮟鱇は冬の季語ですから
鮟肝もそれに準ずるでしょう。

先達の
俳句を調べると

鮟鱇はズラズラでてきますが
なんとも残酷な句ばかりです。

姿かたちと吊るされてさばかれる
その異様な光景からくるのでしょう。

夏目漱石の句を紹介しましょう。


  あんかう(鮟鱇)や孕み女の釣るし斬り


なんだか
ひどい句ですね。


鈴木真砂女もこんな句を。

   鮟鱇に力いつぱい出刃包丁


では
鮟肝は?

・・・・・・ありました。

   鮟鱇の肝うばひけり鍋奉行 
        斉藤利雄(遠嶺 掲載)


でも
なかなか見つかりません。

せっかくの美味しい鮟肝。
だれか
涎がたれそうな一句をよんで
くれないものか。





あん肝の酢の物 P2122110




                <参考にさせていただいたウェブ>
                 *冬の季語:水牛歳時記
                 *鮟鱇と鮟鱇鍋の俳句


 
02
 
シュロの花P50202441






棕櫚の花を間近で見ると
海の底でたゆたう
サンゴ
あるいは
イソギンチャクのよう。






P50202421.jpg





シュロというと
私たち年代(敢えて年は不明ということで 笑)
には
小学校時代のお掃除当番のシュロ箒。




この異国情緒豊かな木は
大きなお屋敷の玄関脇や
広いお庭のメインツリーや
病院の前庭などでも見かけたものです。
過去形ではなく今もね。

南国風で、
日本に入って来たのは文明開化以降のような
気がしますが、

与謝蕪村の句に


  梢より放つ後光やしゆろの花


というのがあるのを見ると
随分昔からあるのだなあということが
わかります。

Wikipediaをみると
シュロの中のワジュロは

   中華人民共和国湖北省からミャンマー北部まで分布する。
   日本では九州地方南部に自生する。
   日本に産するヤシ科の植物の中ではもっとも耐寒性が強いため、
   東北地方まで栽培されている。
  ウィキより

とのこと。

そっか、
あの樹形がヤシに似ているから
ついつい南国の木と思ってしまうのだな・・・・・・。


と、
一件落着かと思いきや
シュロは

ヤシ科ヤシ属の総称とな。
そりゃあ
思い違いするわけだ。





シュロの花P5020246





     シュロ 
     初夏の季語
     花言葉:勝利、祝賀、不変の友情


 
30
 
TBSテレビの半沢直樹を
ご覧になっていましたか?

まるで劇画!
まるで時代劇!

ご覧になった皆さんは
真剣にというより
面白がって見ておいでだったと思います。

かくいう白マムも
笑ころげながら見ていました。

普段
連続ドラマをみない連れ合いも
笑いながら見ていました。

堺雅人さんの大袈裟な演技。
人気歌舞伎役者の片岡愛之助のお茶目な演技。
そして
市川中車の名跡をついだ香川照之さんの歌舞伎
がかった仕草。

見所満載でしたが、
画面的に気になったのは
倍賞美津子さんのお顔の皺の凄いこと。
そう思われませんでしたか。
女優さんなのにね。



さて
「たまえ」です。

このドラマ、
いやな上司たちのセリフの語尾に
つくことつこと
「たまえ」が。

11kaike1_20130930160007b8b.jpg



大阪西支店の浅野支店長には
「たまえ」ちゃんとあだ名をつけたくなるほど

 やめたまえ
 いいかげんにしたまえ

「たまえ」を連呼していました。


が、
私自身、これまで実生活あるいは
会社勤めの時に
この言葉を聞いたことありません。


そういうわけで
某銀行員のそこそこの地位についている
友人に聞いてみたところ 

  そんなこと言う人いません。
  上にいくほど、みんな丁寧な言葉を使います。

だそうです。

そしてこう付け加えました。

「そんな物言いの人いたら嫌われます」。

  蛇足ですが、この友人。「女性に嫌われたらもうアウト。
  なにもしてくれませんからね」と言ってました。
  よほど苦労したのでしょう。笑


閑話休題
死語に近いこの言葉ですが、
このテレビドラマ、的を射てますね。
だって、嫌われ上司が皆さん使ってましたもの。



気になって検索したところ

1 恩恵をお授けください、与えてくださいの意を表す。
  現代では文語的な文に用いる。「神よ、恵みを垂れ―」

2 (給え)友人または目下の者に対する、
   穏やかな命令の意を表す。 
   明治時代の書生言葉から。
   「まあ、席につき―」「君も一杯やり―」


だそうです。
穏やかな命令とは思えませんね。
そして面白いのは
この
「たまえ」は
明治時代の書生言葉からきたものということです。

そういえば
夏目漱石の小説あたりにでてきそうですね。

時間があれば読み返すのですが
忙しくて手にとっていません。


「たまえ」が復活すると面白いですね。






 
28
 
2011年04月04日_DSC_0739

ツイッターをのぞいていましたら、
懐かしい言葉に出会いました。

それが、
「若い根っこの会」です。

    若い根っこの会ってラジオで耳にしたから
    お母さんに意味を教えてもらった
 とのこと

そうですよねえ、若い人は知りませんよね。

この言葉、この単語を聞く(目にする)のは
いつが最後だったかもまったく覚えていません。

ただ覚えている光景があります。

井の頭公園に行くと
いつも丸い大きな輪になって
お弁当を広げている彼ら彼女ら、
フォークダンスを踊る彼ら彼女ら。

天気の良い日曜日にはよくその姿を目にしたものです。
そしてそれが奇異にうつったことを正直に書いておきましょう。

この会は集団就職で地方から上京してきた若い人のための
互助会のようなものといってよいと思います。
が、
私が公園で目にした頃は、集団就職というシステムは
なくなっていたように思いますから、地方からでてきた
若い人のサークル活動といえるでしょう。

調べて見ると、いまでもこの会は存在していました。
しかし、
私が公園で見かけたあの頃
急速に、地方からでてきた若い人たちを取り込んで
いったのが
残念なことに新興の宗教でした。




                         *カテゴリーを「言葉」にするのは躊躇しますが
                          便宜上、「言葉」にします。


 
28
 
2012年01月08日_DSC_0245銀閣寺道にて
                               2012年01月08日銀閣寺道にて


今年の冬はことのほか寒くなりましたね。


昨日、27日から
この言葉を口にするようにしました。


「よい お年を」。


毎年、いつ頃から口にしようかと
迷います。

今日は、この言葉を何回使ったのやら。


お年をめした方は
だいたいにおいて次のようにかえして
くださいます。

「あなた様もね」と。


若い人は恥ずかしそうに、

「よいお年を」とこたえてくれます。

無口でぶっきらぼうな若い人も
この言葉には戸惑いながらも
言葉をかえしてくれます。


言われたら

温かい気持ち
面映ゆい気持になる
不思議な言葉、

よいお年を。


短い言葉だけれども素敵な言葉だと思います。





en1  en1

銀閣寺道  
   その1
   その2
   その3
   その4
   その5

 
26
 
琵琶湖疎水
                             琵琶湖疎水 posted by (C)poco



「紅葉狩り」という言葉がよくつかわれる
季節となりました。

「紅葉狩りにはちょうどよい天気です」などと、
テレビからもラジオからも紅葉情報がながれます。


そうすると私の頭の中には、

どっと人がくりだして、
紅葉の枝を手折る、折って皆がもっていっちゃう
野蛮な光景がうかびます。


毎回、聞くたびにそうなので
我ながら笑ってしまいます。


それでつらつら思うに、
「紅葉狩り」という「紅葉を観賞することを
一言であらわす言葉」は以前からあったのでしょうが、
日常的には使われていなかったような気がします
(あくまで私見です)。

「紅葉狩りに行って来ます」
とは、日常会話では言わないような気がするのですが。

「紅葉観に行くから」でしょと。

それともご年配の方は使われるのでしょうか。
私が18まで過ごした九州では、当時は
「紅葉狩りに行く」とは言っていなかったような
記憶があります。

意外と関東の方は使われているのかしれませんね。



三井寺 毘沙門堂
                            三井寺 毘沙門堂 posted by (C)poco


さてこの紅葉ですが、
古くは、万葉集の中にたくさん出てきます。


   露霜にあへる黄葉を手折り来て
      妹とかざしつ後は散るとも


「黄葉 」と、書いて「もみち」と読みます。
そして「手折る」という言葉は
頻繁に出て来ますが「狩る」という言葉は
でてきません。

時代がややさがり古今集(905)には「紅葉」という
字がつかわれています。

有名なところでは百人一首の一句。

   奥山に紅葉ふみわけ 鳴く鹿の
    声きく時ぞ 秋はかなしき
         古今集  猿丸太夫(さるまるだゆう)



「狩る」という言葉を検索すると、
ー 花や草木を、観賞するために尋ね探す。ー
という意味も下に例文として
  「桜を狩り、紅葉を求め」〈方丈記〉
あげられています。

少なくとも方丈記が書かれた鎌倉時代には
「狩る」という言葉は草や木を愛でる意味として
あったのですね。



滋賀法明院 庭
                 フェノロサが眠る三井寺法明院 庭 posted by(C)poco

 



そういえば、今年は鴨長明の方丈記成立
800年です。


en1参考en1                                  
*観世小次郎信光作の能の一曲に紅葉狩 (能)があります(15世紀)。
*三井寺に興味があるかたはコチラへどうぞ。




 
31
 
IMG00092
IMG00092 posted by (C)こんいろ


あちらこちらでお祭や花火大会が
催される季節到来です。

若い人の浴衣姿はあいらしくて
いいものです。

が、
このところの流行りでしょうね。
若い人が極端にすそを短くした子ども仕立ての浴衣を
着ているのは。。
その浴衣に
ピンヒールのサンダルを履いている女の子が
以外に多く、興醒めしてしまいます。

実は私は夏の普段履きには洋装でも下駄を
愛用しています。
足もとが涼しいうえに
カランコロンと鳴るあの音も風鈴の音同様の
風情を感じ、好意をもっているからです。


2010年06月20日_DSC_2028
汚い足でごめんなさい(C)poco


無論、時と場合を考慮してあまり音は立てずに
歩いています。

普段から下駄を掃いているわけですから、
鼻緒が切れたことは1度や2度ではありません。
その都度、近所の下駄屋さんに行き
鼻緒を選び挿げかえてもらいます。
自分で鼻緒を作り挿げたこともあります。

2012年07月31日_DSC_2728
奈良で購入した愛用の下駄(C)poco



ピンヒールのサンダルを履いたお嬢さん達を
見ていると
「鼻緒をすげる」という言葉を知っているかしらと
思ってしまいます。

せめて時代劇が昔のように盛んでしたら
大店の箱入り娘さんが外出先で
鼻緒が切れるシーンは定番だったのですが。
そこへ、素浪人がやってきて
鼻緒を挿げて恋がはじまる・・・。



この「すげる」は漢字で書くと「挿げる」。
挿す、挿しこむを意味するわけで、
「人形の首を挿げかえる」なんてことにも
使いますが、今時
首や手足が嵌めこみ式のカール人形(注1)などで遊ぶ子は
いないでしょうから
「挿げる」という言葉も
殆ど消滅ですね。


カール人形に洋服を着せたりするおりに
首を抜いたりすると、なかなか子どもの力では
元通りになんらない。
そいうい時に、母に首を挿げてもらったものです。

そういえばバービー人形にはパーツ用品として、
かつらもあれば、それようの首(頭)もあり
よく首を挿げかえたことを、思いだしました。
懐かしいですね。

                            *トップの画像はこんいろさんから借りました。


en1  en1

注1:カール人形
 髪の毛が金髪あるいは茶髪で巻毛(カール)。
 横にする(寝かせる)と、目を閉じるお人形の
 総称。


バービー人形↓
バービー人形
バービー人形posted by(C)poco



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