白マム印 日本のこと日本のもの

 
04
 
旧武徳殿にはご縁があって四度、
場内にはいっています。
亀岡末吉の意匠にこだわっている私ですが
この武徳殿でまさか汗をながすことになろうとは
思ってもいませんでした。



京都武徳殿2013年04月28日_DSC_0160
      

  1899年(明治32年)に大日本武徳会により演武場
  として木造で造営された。
  設計は松室重光が手がけた。
  1946年(昭和21年)同会解散後は進駐軍に接収されたのち、
  京都市警察学校および京都市立芸術大学を経て、
  2012年(平成24年)現在は京都市武道センターの
  施設となっている。
ウィキペディアより

演武場→進駐軍接収→警察学校→京都市立藝術大学→武道センター

住所  京都市左京区聖護院円頓美町46-2
交通  市バス「熊野神社前」下車、徒歩5分




176331309_v1471869694.jpg



武徳殿の建築様式は近代和風建築といえます。
設計は当時京都府技師であった松室重光。

松室重光は京都ハリストス正教会聖堂(京都市指定文化財)や
京都府庁舎旧本館(国重要文化財)などを手がけた建築家です。


Kyoto Annunciation Cathedral03s2000.jpg
ウィキペディアより   

Kyotofucho-kyuchosha-20010612.jpg 
ウィキペディアより    




大正2年には玉座と車寄が亀岡末吉(京都府技師)によって
増改築され「亀岡式」として武徳殿を特徴づけました。


京都武道センター武徳殿 P8270404



亀岡式の破風飾りです。(注1)


京都武道センター武徳殿P8270405

懸魚
笈形
蟇股



京都武道センター武徳殿P8270403






京都武道センター武徳殿 P8280622


この↑画像を見て友人が
「安定打坐」と言う言葉を口にしました。

なるほど。

まさに、安定打坐そのものの建物です。


京都武道センター武徳殿 P8280623






京都武徳殿2013年04月28日_DSC_0155

場内には末吉が設計した玉座が設えられて
います。



京都武徳殿2013年04月28日_DSC_0147






京都武徳殿2013年04月28日_DSC_0154







京都武徳殿2013年04月28日_DSC_0148







京都武徳殿2013年04月28日_DSC_0156







京都武徳殿 合気道入江道場2013年04月28日_DSC_0134
                              2013年4月合気道稽古風景





en1参考en1

<注1:亀岡末吉>
亀岡が手掛けた建築は「亀岡式」とよばれ
流麗な線が特徴的で、西洋の意匠の研究にも余念がなく
ウイリアム・モリスの図案に影響されたことは言うまでも
ありません。
仁和寺や東福寺にて末吉が手掛けた門をみることが
できます。

仁和寺勅使門 京都特別公開 055
                                     仁和寺勅使門 詳細




京都 仁和寺 勅使門
                                     仁和寺勅使門 詳細




東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110142
                                   東福寺恩賜門 詳細




東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110146
                                   東福寺恩賜門 詳細


8月27日
石山寺 //京都武徳殿入江道場
8月28日
三十三間堂→京博→養源院→京都武徳殿入江道場→京都ロームシアター

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01
 
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                                     方丈 恩賜門(勅使門)

明治14年(1881)12月、東福寺は方丈よりの
出火により、方丈、庫裏、法堂、仏殿を
焼失します。

翌年、英照皇太后、昭憲皇后から、
東福寺に再興のため
の賜金があり、ゆえに方丈の唐門を
恩賜門とよぶようになりました。

正面からみると優美ですが
このようにま横からみると
堂々とした益荒男をおもわせる
姿をしています。

東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110141


設計は京都府技師の亀岡末吉です。

         亀岡末吉はこのブログに何度も名前が
         出て来ます。
         仁和寺の勅使門の亀岡末吉の設計です。

この恩賜門の向こうには
重森三玲の有名な庭があるということで、
拝観の方々は足早にこの門の前を
通りすぎ、足を止める人は
滅多にいません。

もたいいないことです。



東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110143

アーチ型の唐破風の下は
兎毛通懸魚(うのけどおしげぎょ)に
大瓶束、蟇股と、
力強いのに優美な装飾が施されていて
見どころが満載です。

東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110142

透かし彫りに陽がさすとまるで
レースのようです。


東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110147





東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110145

唐門は勅使門なので、
菊の模様が多用されています。
この門も多分にもれず
菊が中心となり唐草や藤の花に
花菱が
意匠されています。


東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110146




東福寺本坊(方丈)南庭と恩賜門 2010年10月31日_DSC_0226


方丈に入り
重森三玲の作庭で有名な南庭より
恩賜門をながめてみましょう。
後ろには法堂がひかえています。



東福寺 本坊恩賜門(唐門・勅使門) P1110210

左に庫裏が見えます。


                            次は方丈の庭、重森三玲の
                                 作庭をみてみましょう→


en1参考en1


<境内マップ>

map1.jpg


< 仁和寺勅使門 >

京都 仁和寺 勅使門
*仁和寺勅使門の詳細はコチラをご覧ください

< 近辺情報 >

泉涌寺 東福寺駅徒歩10分 アクセス詳細
PB010123
*拙ブログ泉涌寺


伏見稲荷 伏見稲荷駅徒歩5分 アクセス詳細
京都伏見稲荷2014年05月04日_P5040766
                      伏見稲荷 奥之院
*拙ブログ伏見稲荷




en1備忘録en1
2015年1月11日
龍安寺 /勝林寺→東福寺 /////////10→京博


< 臨済宗大本山 東福寺 2015年1月11日拝観記 >

1 三門、東司、仏殿
2 三門、仏殿内部
3 三名橋 臥雲橋・通天橋・偃月橋
4 常楽庵開山堂
5 方丈恩賜門
6 方丈(本坊)重森三玲の庭 南庭
7 重森三玲の庭 東庭・西庭・北庭
8 本坊の大瓶束
9 龍吟庵 重森三玲の庭
10 鎮守社 五社大明神 






 
16
 
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                                             金剛峯寺 大玄関






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2010年08月14日_DSC_0198





金剛峯寺の大玄関の破風の龍は
迫力満点、素晴らしいものです。



高野山金剛峯寺 大玄関破風PB030575






高野山金剛峯寺 大玄関破風PB030578







高野山金剛峯寺 大玄関破風PB030577







高野山金剛峯寺 大玄関破風PB030576







高野山金剛峯寺 大玄関 PB020423







高野山金剛峯寺 大玄関 PB020425







金剛峯寺 大玄関







金剛峯寺 天水桶 PB020419
                                       天水桶


神社仏閣で怖いのは火事。
おまじないの龍は勿論のこと
屋根には水を貯めた
桶がいくつも設置されています。




PB030574.jpg


高野山に入ると
私はいつも
この金剛峯寺の龍さんに
見惚れます。


                      以上は 2015年11月2日3日、2010年8月、2009年8月
                      滞在を元に構成しています。



 
12
 
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                                  金剛峯寺 下門(2009年8月9日撮影)






高野山金剛峰寺







金剛峯寺下門 蛙股 波に兎 PB020437


下門の蛙股(蟇股)は「波に兎」。

私たちの兎のイメージは月に兎ですが
神社仏閣の意匠をつぶさに観ると
兎には月ということに気がつきます。

これは
波イコール水を意味しており
火除けのお守り。
火事を恐れる神社仏閣は好んで
この意匠を取り入れています。
龍の意匠が多いのもこれと同じ
理由です。

はてでは兎は?

兎は、多産です。
このことから子孫繁栄の象徴であり
元気よく、跳びはねるさまは
飛躍の象徴ともいえます。




金剛峯寺 下門 蛙股PB020433


しかし
本当の由来は
謡曲「竹生島チクブシマ」らしいです。

延喜帝(醍醐天皇)の臣下が、琵琶湖の竹生島に
祀られている弁財天に参詣するため舟に乗ったおり、

「緑樹影沈んで  魚木に登る気色あり 月海上に浮かんでは 
兎も波を奔るか 面白の島の景色や」

と、うたっ た一節が元になったとされています。




金剛峯寺下門 PB020436



*能(謡曲) 竹生島 の詳細はコチラをご覧ください。
*竹生島に関しては2013年1月の
 拙ブログ「竹生島 宝厳寺」拝観記をごらんください。


                           以上は 2015年11月2日3日滞在を元に
                           構成しています。



 
11
 
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                               高野山金剛峯寺 正門







金剛峯寺正門
                                    正門天井(C)poco






金剛峯寺正門PB020411
                             蛙股?大瓶束(たいへいづか)?






2010年08月15日金剛峯寺正門







金剛峯寺 木鼻 PB030584
                                         木鼻



 


金剛峯寺 木鼻 PB030585<







高野山金剛峯寺 正門 PB020413







金剛峯寺 PB030590






                             以上は 2015年11月2日3日滞在を元に
                             構成しています。

 
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←前回                                                        次回→

光台院 本堂 PB030540
                              高野山 御室光台院 本堂


光台院さんは
高野山の最北にある静かな寺院です。
持仏は快慶晩年の最高傑作と称される
阿弥陀三尊像です。




光台院本堂 破風飾り PB030544







光台院 本堂破風 PB030541<






光台院 本堂破風飾り PB030542
                     大瓶束(たいへいづか)でいいのでしょうか?







PB030545
                                            木鼻







光台院 本堂木鼻 PB030543
                                            木鼻







光台院本堂の頭貫DSC_0182
                                            頭貫







光台院 本堂破風飾りPB030552








光台院 本堂破風飾りPB030560
                                   笈形(おいがた)


                                                   つづく→

 2015年11月2日3日 
         光台院 滞在記 1 序 
                    2 破風飾り
                    3 快慶作 阿弥陀三尊像 
                    4 重森三玲の庭 
                    5 本堂外観     


en1参考en1

<高野御室 別格本山光台院>

住所   和歌山県伊都郡高野町高野山649
電話   0736-56-2037
交通   高野山駅より南海りんかんバス奥の院行き
              警察前下車徒歩3分
   
本尊   阿弥陀如来立像(快慶作)
創建年  1221年
開基   白河天皇の第四皇子覚法親王



en1掲載en1

                                      
2015年11月1日
1 東寺(教王護国寺)五重塔の邪鬼・力士
2  東寺(教王護国寺)講堂の背面は初公開(2015 秋 特別拝観 )
3 東寺 小子房  (2015 秋 特別拝観 ) 1
4 東寺 小子房 2  勅使門解体新写
5 東寺 灌頂院・十二神将 (2015 秋 特別拝観 ) 
6 泉涌寺 塔頭 1 即成院 「極楽浄土を奏でる仏像のオーケストラ」
7 泉涌寺 塔頭 2 悲田院 快慶作 宝冠阿弥陀如来坐像
8 泉涌寺 塔頭 3 戒光寺 驚きの丈六釈迦如来像
9 妙法院門跡 蓮華王院三十三間堂本坊の普賢菩薩
10 新日吉神宮 (いまひえじんぐう)
11 京都 平成知新館  京を彩る 琳派

2015年11月2日
1 法隆寺 上御堂(特別開扉 11月1日~11月3日のみ)
2 高野山金剛峯寺 大門 九度山より町石道を行く
3 高野山 霊宝館
4 高野山 最強のまじない秘法に十字羯磨(ジュウジカツマ)
5 高野山 橋本警察署 高野幹部交番
6 高野山大師教会 破風飾り解体新写

2015年11月3日
1 光台院 (高野御室別格本山 光臺院)のすべて 序
2 光台院(高野御室別格本山 光臺院)のすべて 2 本堂破風飾り
3 光台院 (高野御室別格本山 光臺院)のすべて 3 快慶作阿弥陀三尊像
4 光台院 (高野御室 別格本山光臺院)のすべて 5 本堂破風飾り
6 光台院 (高野御室別格本山 光臺院)のすべて 4  重森三玲の曲水の庭
7 高野山真言宗 総本山金剛峯寺、金剛峯寺
8 高野山 金剛峯寺1 正門解体新写
9 高野山 金剛峯寺2 下門解体新写
10  高野山 金剛峯寺3 大玄関解体新写
11  高野山金剛峯寺 壇上伽藍 1 中門~西塔
12  高野山金剛峯寺 壇上伽藍 2 孔雀堂~根本大塔~東塔
13 高野山 奥之院
14 高野山 遍照光院 破風飾り解体新写



en1足取りen1

2015年11月1日
東京→京都→東寺(五重塔、金堂、講堂小子房1小子房2灌頂院)→
泉涌寺塔頭(即成院悲田院戒光寺)→三十三間堂本坊妙念院
三十三間堂→新日吉神宮京博(琳派展)
奈良
11月2日
奈良→法隆寺(上御堂、金堂、講堂、五重塔、大宝蔵院)→
高野山霊宝館街並み橋本交番大師協会→赤地蔵→金剛峯寺→光台院→
11月3日
光台院・破風飾り快慶三尊本堂外観重森三玲
金剛峯寺、金剛峯寺建築詳細・正門下門大玄関
根本大塔奥之院遍照光院→東京



 
10
 
仁和寺勅使門
                               2009年3月15日仁和寺 勅使門


勅使門とは天皇の代理としてつかわされた人(勅使)を
迎えるためにつくられた門をいいます。

そのため勅使門は特別、あるいは格別な門として
技術の粋をこらした門といえます。

私がはじめて勅使門に目を凝らしたのは
仁和寺の勅使門です。

仁和寺に行かれたらどうぞ勅使門をじっくりと
ごらんください。




京都 仁和寺 勅使門







仁和寺 勅使門 056







仁和寺勅使門 京都特別公開 055







京都仁和寺勅使門





勅使門は明治20年(1887)に焼失した後、大正2年(1913)に
内務省・宮城県・京都府の技師亀岡末吉(1865~1922)によって
再建されました。
亀岡が手掛けた建築はのちに「亀岡式」とよばれ
流麗な線が特徴的で、西洋の意匠の研究にも余念がなく
ウイリアム・モリスの図案に影響されたことは言うまでも
ありません。



                           この項は、東寺勅使門をアップ時に
                           仁和寺の勅使門も披露したいという思いが
                           あり記載しました。
                           おいおい勅使門・唐門の項をふやしたいと
                           思っています。




en11月13日・14日見仏記en1

1 滋賀三尾神社 見返り兎
2 三井寺 左甚五郎の蛙股 龍
3 竹生島宝厳寺
4 竹生島宝厳寺 国宝唐門
5 竹生島神社(都久夫須麻神社)のご神紋
6 竹生島 贔屓
7 京都知恩院 三門楼上内部
8 京都名物
9 八坂神社を駆け抜ける
10奈良らしいもの
11東大寺 大仏様(だいぶつよう)の大仏殿
12東大寺 大仏殿のお仏像さまたち
13東大寺 上院へ行く前の箸休め
14東大寺 二月堂石階段 ますかけ のこと
15東大寺 二月堂手水舎の彫師相野徳兵衛
16東大寺 手向山八幡宮をさらり散策
17東大寺 ミュージアム
18京都東寺 小子房の美しい勅使門
19東寺 西院にて神獣 贔屓 にまみえる
20見仏紀行 〆 551を貪り食らふ


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ひとりテクテク、本をポッケにいれてお仏像巡りをしている時が一番幸せです。

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