白マム印 日本のこと日本のもの

 
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栄山寺 本堂2013年04月28日_DSC_0085


住所  奈良県五條市小島町503
電話  0747-24-0065
交通  JR和歌山線「五条駅」から、奈良交通バス「栄山寺口」下車、徒歩10分
    (JR五条駅からは、タクシーで5分、徒歩30分)
山号  学晶山 
宗派  真言宗豊山派
創建年 719年
開基  藤原武智麻呂(藤原不比等の長男)のちの藤原南家
本尊  薬師如来

*八角円堂・梵鐘は国宝
*拝観料 ¥400
*公開 春・秋
公式ホームページ
ブログ

*見どころ 多数の文化財有り 
       八角円堂、お仏像



2013年04月28日_DSC_0014


以前より
気になっていた栄山寺。

京都から電車に揺られること2時間弱。
乗り換え2回。
近鉄橿原線の車中に、
岡寺、飛鳥、壷阪山と大好きな駅名が
流れ心がはやります。


吉野口駅にて和歌山線に乗り換えて
ふた駅。
その先を行けば高野山の
入り口に連なる五条で下車。

タクシーに乗ること5分。
吉野川が見えてきます。



吉野川 2013年04月28日_DSC_0098
                                 栄山寺前を流れる吉野川



栄山寺2013年04月28日_DSC_0021
                                     背後には自生の山藤


立派な山門があるわけでなく
境内に人の気配はありません。


栄山寺 境内2013年04月28日_DSC_0090


吉野川に沿うような境内は東西に細長く、
聞こえてくるのは
ウグイスの鳴き声です。

新緑が覆いかぶさり
ヤマブキとツツジがここかしこに
咲いています。

北側の森を見ると山藤が紫煙っています。



2013年04月28日_DSC_0022


境内に入りまず目に入るのが
白い鐘楼です。

吊るされているのは
京都・神護寺、宇治平等院の鐘とともに「平安三絶の鐘」と
いわれる国宝の梵鐘です。

2013年04月28日_DSC_0025
                                     延喜17年(917年)作



刻まれている銘文は菅原道真撰で、小野道風の書と伝えられ
ています。

龍頭が素晴らしいらしいのです↓・・・が、


2013年04月28日_DSC_0027


梵鐘に精通しておらず、よくわからないのが
本当のところです。
しかし、国宝です!




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                                   七重石塔婆 奈良時代作




栄山寺 塔之堂(大日堂) 2013年04月28日_DSC_0032
                                        塔之堂(大日堂)


七重の石塔婆の向うに塔之堂が
ひかえています。
本来は大日堂なのですが、
中に祀られているのは大日如来像ではなく
優美な観音立像です。

このような
寂しいところに
こんなきれいな観音様がおいでとは・・・。
か細くて、少女のような観音様です。

お叱りをうけるかもしれませんが
観音様というより
天女のようです。

ガラス細工のような光背は羽衣のようです。

見惚れてしまい
すべてが止まったかのように
立ちつくしてしまいました。



2013年04月28日_DSC_0037




2013年04月28日_DSC_0088




2013年04月28日_DSC_0035 2013年04月28日_DSC_0038
クリックすると大きくなります


弘法大師の前には大きな球体の石、
その昔、建物の基礎らしきものが
置かれていました。


観音さまは紅白の紐をもたれ
その紐は
むかって左にの青不動明王、
右の弘法大師につながり
そしてお堂の鉦を鳴らす紐につながっています。


2013年04月28日_DSC_0087


この鉦をならすたびに結縁が生じることに
なります。



栄山寺 お百度石 2013年04月28日_DSC_0063
                                            お百度石



2013年04月28日_DSC_0082  2013年04月28日_DSC_0084



栄山寺 本堂2013年04月28日_DSC_0085
                                    本堂と栄山寺型石灯籠


本堂は1553年に再建されたものです。
本堂前の石灯籠は重文。
1284年につくられ
栄山寺型とよばれる貴重なものだそうです。

堂内には御本尊の金箔鮮やかな薬師如来坐像が
安置されています。

1431年作の寄木造玉眼です。
光背もきれいに残されています。

両手を禅定印(坐禅の時の手の形)に結び、
その上に薬壺を持っておいでです。


2013年04月28日_DSC_0094
                御本尊 薬師如大坐像 1431年


この薬師様の両隣には
日光月光菩薩、そして十二神像がおいでです。
鄙びた堂内の中は
立派なお仏像様が並んでおいでです。


2013年04月28日_DSC_0058



境内の奥(東)に姿を現すのが
優美な国宝の、八角円堂です。

宝珠は石造りです。



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                        国宝 天平宝字年間(757~765年)建立


法隆寺・夢殿に並ぶといわれる円堂です。
この栄山寺で唯一残された創建当時の
堂宇です。

内部は八角の四本の柱が立っており
創建当初は色彩豊かな装飾がほどこされて
いたのですが
残念なことに肉眼で確認するのは難しい状態です。

南に阿弥陀如来像、その背後に半跏地蔵像、
東西ににお釈迦様と梵天様が祀られています。

栄山寺 八角円堂14

                          ↑ パンフレットより


ご開帳の本日は
南北に扉が開けられており
風がぬけ
光が通り
奈良時代にいるような
不思議な心持になってしまいました。

阿弥陀様は室生寺の阿弥陀様を思わせる
ような、衣のひだの美しい方で、
その光背はレースの編み物のように
繊細です。

が、
私は背後においでの
半跏(足を組まれた)のお地蔵様の
涼しげなお顔が印象に残っています。


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                                               内陣



栄山寺 八角円堂 2013年04月28日_DSC_0070
                                            軒の組木


まさに奈良時代。
建物、お仏像、一級の堂宇です。






栄山寺 寺務所2013年04月28日_DSC_0092


今回は4月28日29日の2日間を
お仏像めぐりに費やしたのですが、
想像はしていましたが
最初から、これほど素晴らしい
お寺さん、お仏像さんに出会えるとは
思っていませんでしたので
頭の中が興奮の渦。

頭を整理するのが大変、というより
嬉しい作業でした。


秋のご開帳にもできれば
参拝したいと思っています。




栄山寺 ご朱印2013年05月02日_P5020415



                           *掲載のお仏像・内陣は許可を得て撮ったものです。
                            無断転載は禁じます。

en1参考en1

この栄山寺いったいは今でこそ
人里離れた鄙なる地ですが、
古代より阿陀郷とやばれ万葉集にも
その名前が出る開けたところでした。

藤原不比等の長子の武智麻呂が
この地に寺を創建。

不比等の子供は、
武智麻呂(南家)、房前(北家)、
宇合(式家)、麻呂(京家)、
宮子(文武妃)、光明子(聖武妃)です。

房前(北家)は興福寺を創設します。

南北朝時代には南朝の後村上・長慶・後亀山天皇の
行在所が置かれていた。そのため「栄山寺行宮跡」
として国の史跡に指定されています。

行在所とは
天皇外出時の仮御所。
「行宮」はアングウと読みます。

栄山寺 行宮址2013年04月28日_DSC_0053
                                   栄山寺 行宮址

<2013年春の公開>
2013年4月25日 ~ 2013年5月26日 毎年期間変動あり

<バス>
JR五条駅から八木駅(南)行きバス「栄山寺口」下車徒歩10分
本数が少ないためバス時刻を事前にご確認ください。
  奈良交通 電話:0742-20-3100
*タクシーをおすすめします。料金は900円位だったと思います。

<拝観に関しての注意>
住職は常時在住ではないので
五条市役所の観光化に確認の電話をいれて
拝観されるとよいです。


<参考ブログ>
下記、ブログにお仏像の写真がでています。
http://plaza.rakuten.co.jp/takacyan/diary/201012040000/
http://www.rinku.zaq.ne.jp/kazu_san/hyaku_eisanji.htm

en14月28日29日見仏足取りen1


4月27日午後11時30分新宿・高速バス→28日午前6時40分京都着→
五條(五条)栄山寺京都金戒光明寺(黒谷さんのアフロ仏)京都武徳殿にて合気道
→奈良泊
29日東大寺中門→興福寺、南円堂・北円堂 同時ご開帳
生駒山、宝山寺(生駒聖天)参道境内獅子閣奥院生駒山岩谷の滝大聖院
往馬神社(生駒神社)→京都、西本願寺の唐門→午後5時56分新幹線



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またカバ屋印では日常のてんやわんやぶりを公開しています。
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