白マム印 日本のこと日本のもの

 
08
 
泉涌寺塔頭 来迎院(2016.10)

泉涌寺塔頭 来迎院 PA160566


人気のない荒神堂の前。
聞こえてくるのは
かそけき葉擦れの音。



泉涌寺塔頭 来迎院 PA160583


ときおり静寂を突き破る
鴉の鳴声。





山積みされた人形たち。




泉涌寺塔頭 来迎院 PA160573



不気味です。






なぜ、
布袋様。


疑問と畏怖を抱えて
来迎院をあとにしたのは10月のこと。



今年の1月22日。
京都国立博物館の泉涌寺展へ。



京都国立博物館 P1220886
                                   京都国立博物館

目的は塔頭の悲田院の快慶仏および
来迎院 荒神堂に奉安されている
大荒神拝観。


大いに感動。

当然のことながら
荒神様のことを調べる。
すると
荒神のお遣いが布袋とぞ知る。
つまり布袋は荒神の眷属。

なるほど!



来迎院 泉涌寺 三宝荒神坐像 26p-2
          泉涌寺別院 来迎院 三宝荒神坐像



そのために荒神堂の脇に布袋様が
積まれていたのだと納得。

鷽替え(うそかえ)神事のように
1年毎に取り替える
ということかと!
再度納得の白マム。

 ふ
 む
 ふ
 む

と、
独りごちながら
何気なく
京都 布袋
とキーワード検索をすると
知らなかった京都の風習が出てくる出てくる。


   いわく
   京都ではその昔
   伏見人形(布袋)7個(小~大)を
   毎年1個ずつ購入して
   台所のおくどの棚のところに並べる。

   7個そろえる途中で不幸があると
   今までの祀った布袋さまは
   寺社に奉納あるいは滝壷に沈めて
   また1個からやり直し。

   という風習があり、
   今も
   それはかなり廃れてはいるけど
   存在する。

そういうことでしたか。
鷽替え神事のように1年毎に取り替えるのでは
ないことも判明。

荒神堂の隣に沢山の布袋さんが
奉納されていた理由がこれにて1件落着。

桜吹雪の金さんは声をあげる。笑


白マム印の実家はその昔
炊事場に荒神様のお札が貼ってありました。
荒神様は火の神様、竈の神様ですから。
でも九州には布袋さんを祀る風習は
ありませんでした。



242201348_v1485821879.jpg



では、
伏見人形の布袋さんはどこで
手に入るのだろうと検索すると

有名な伏見人形店
丹嘉」にヒット。

現在、伝統的な伏見人形制作はこの丹嘉1店舗のみ。

そのうえ
丹嘉さんで作られているというのに
この布袋さんは京都の丹嘉では売られておらず
なんと
宝塚市清荒神清澄寺のみにて
12月から2月初旬にて限定販売が判明!



さすがの白マムも
布袋さん購入の為に12月に宝塚に赴くのは無理です。

残念


     
 ライイン sp_l364

    後日談

   年下の友人が神戸出身ということを思い出し
   「清荒神って知ってる」と問うと
   「なに言うてはるんですか。当たり前ですやん」みたいな
   顔をして頷く。
   では
   布袋さんがそこで買えること知ってるかと問うと
   「友人の某ちゃんが今年も買うたんちゃうかな」
   と言うではないですか。
   灯台下暗しとはこのこと!

   「今度、私の分も買ってって頼んで」と言うと
   拍子抜けするほど簡単にOK。

 う~~~~~ん ありがたみがなさすぎるなあと
 贅沢な悩みを抱える白マムです。


    *清荒神清澄寺
    *伏見人形 丹嘉
    *丹嘉商品
    *泉涌寺 来迎院
    *京都国立博物館 泉涌寺展

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22
 
雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110840

 ○ 雲龍院 ○

 山号   瑠璃山
 宗派   真言宗泉涌寺派別格本山
 創建年 応安5年(1372年)
 開基  後光厳天皇
 本尊  薬師如来

 *西国薬師四十九霊場四十番
 *泉山七福神巡り(大黒天)

 電話  075-541-3916 
 交通  JR東福寺下車、徒歩20分
 オフィシャルサイト
 奥様のブログ 京都雲龍院 寺庭婦人


雲龍院は泉涌寺の山内寺院の中で最奥に
位置します。
走り大黒天と庭園の美しさで有名です。


雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110841

真っ直ぐに伸びる石畳がとてもきれいです。



雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110843







雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110868
                   羅刹の難を救うと言われている、衆宝観音






雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110847







雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110848
                                              隅蓋






雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110850







雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110863







雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110862







雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110861







雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110857


蓮華の間の「しき紙の景色」
四つの窓からそれぞれ別の景色が見えます。





雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110859
                                       悟りの窓






雲龍院 泉涌寺塔頭 扁額 PC110855
                                       本堂 龍華殿扁額

この堂内では
写経がこなわれていました。
雲龍院は日本最古の写経場といわれています。



24p-4-s.jpg
              本尊 薬師如来坐像 日光月光菩薩






雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110856
                                      
菊のご紋をあしらった霊明殿の前庭。



庫裏には片足を一歩踏み出した
「走り大黒天」が祀られています。


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正面の写真ではわかりにくですが
片足は一歩でています。




雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110865







雲龍院 泉涌寺塔頭 PC110866







泉涌寺 雲龍院 ご朱印IMG_20161213_0001




en1参考en1



keidai-map1.gif

泉涌寺には
山内寺院が即成院、法音院、戒光時、今熊野観音寺、
善能寺、来迎院、雲龍院と七寺あります。


即成院
ウォーリーを探せ!でしょうか。
如意輪さんはさてどちらにおいででしょうか。
とってもおきれいです。

泉涌寺塔頭 即成院 PB010126



戒光寺
凄いお仏像様と口をあんぐりとあけてしまいました。
お勧めの寺院。

無題q1


悲田院
電話予約にて拝観可能ですが、なかなか予約がとれません。
祀られている快慶作の宝冠阿弥陀さまは、快慶ならではの
美しさです。

お仏像好きさんには是非おすすめです。

25p-31.jpg


今熊野観音寺
ぼけ封じのご利益で有名ですが白マムは
贔屓さんがおられたのが一番でした。

今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160621 今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160614


来迎院
緑豊かな静かな寺院です。
成人式の日のみ、荒神堂がご開帳になり
ゆな荒神を拝観することができます。

好きな寺院です。

泉涌寺塔頭 来迎院 PA160566 来迎院 大荒神坐像IMG_20161020_0015


 
16
 
瀧尾神社本殿

本殿の右わきは末社エリアです。


瀧尾神社 PC110819

   御祭神 大巳貴命(おおなむちのみこと)
          大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名
   末社   繁栄稲荷
         天満宮
         愛宕社
         金毘羅宮


瀧尾神社 PC110820
                                      愛宕神社


四社の中でこの愛宕社がいぶし銀のような
美しさをはなっていました。


瀧尾神社 PC110821

瀧尾神社 PC110822


トップから2枚目の愛宕社の写真の右端には
繁盛稲荷の提灯がちらりと写っています。
そこに大丸の文字。

「大丸繁盛稲荷」

江戸時代に創業して以来
信心深く寄進してきた大丸ならではです。


瀧尾神社 PC110818





瀧尾神社 PC110824





瀧尾神社 PC110823
                              末社エリアより本殿をのぞむ



本殿境内にもどり手水舎をみてみましょう。
風格のありますね。

瀧尾神社手水舎 PC110831






瀧尾神社手水舎  PC110827






瀧尾神社 PC110829






瀧尾神社 PC110828






瀧尾神社 PC110830






瀧尾神社 PC110826


ご愛敬ということで。


                    瀧尾神社 //


瀧尾神社 ご朱印



 
15
 
拝殿の龍                                   末社

瀧尾神社 PA160521


御祭神 大巳貴命(おおなむちのみこと)
       大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名
末社   繁栄稲荷
      天満宮
      愛宕社
      金毘羅宮


瀧尾神社本殿 PC110787


京都市指定有形文化財に指定されている
本殿は北山貴船奧院御社の旧殿を
江戸時代後期に大丸の創始者の下村家の
手によって移築改築したものです。

この本殿の唐破風内の木彫が
とても興味をひくものです。

作者は京都の名工として江戸時代に名を馳せた
九山新之丞の子息、九山新太郎

PC1108121.jpg

                           九山新之丞の子息、九山新太郎作

欄間の透かし彫りも素晴らしいものですが
その上の「蛙股というのか大瓶束というのか」が
霊獣のオンパレードです。



九山新之丞の子息、九山新太郎作 瀧尾神社本殿 彫り物 PC110805



首を傾げるのが中央の象のような霊獣です。
鱗なのか筋肉割れなのか?

筋肉割れの象!?

これははたして何なのか。
はじめて見る霊獣です。


この本殿回廊には十二支をはじめ
龍、獏、鶴、鳳凰、麒麟と
ありとあらゆる
霊獣が姿をみせます。

拝観されるかたはどうぞ正面、側面と
ぐるりとごらんください。



瀧尾神社本殿 PC110808





瀧尾神社本殿 PC110809





瀧尾神社本殿 PC110810





瀧尾神社本殿 PC110815





瀧尾神社本殿 PC110816





瀧尾神社本殿 PC110817





瀧尾神社本殿 PC110814


本殿を守る一角狛犬と一角獅子。

瀧尾神社 一角狛犬  吽 PA160537
                         一角狛犬  吽

怖い顔をしていますが巻き毛が可愛い。


瀧尾神社 獅子 阿形 PA160540
                                   獅子 阿形




瀧尾神社 PA160543

紅蓮の炎をおもわせる尻尾です。


狛犬・獅子の前には対照的な
愛らしい顔の神猿(まさる)。


瀧尾神社 PA160531





瀧尾神社 PA160532




大巳貴命(おおなむちのみこと) も
勇猛果敢な狛犬・獅子に守られ
神猿に癒されて
静かにお暮しのことでしょう。


PA160526




                                                末社



九山新之丞の子息、九山新太郎に関しての記事
       
                    瀧尾神社 //




 
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                                                       →本殿
瀧尾神社 PA160544

御祭神 大巳貴命(おおなむちのみこと)
       大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名
末社   繁栄稲荷
      天満宮
      愛宕社
      金毘羅宮

住所  京都市東山区本町11丁目718 
電話  075-531-2551
交通  JR・京阪 東福寺下車 徒歩7分

*本殿、拝殿、手水舎、絵馬舎は、
  大丸創始者下村家により江戸後期に造立された。
*本殿は、北山貴船奧院御社の旧殿を
  移築改築したもの。

拝観時間 自由
拝観料 無料
駐車場 あり

PC110782

それは10月(2016)のことでした。
泉涌寺来迎院を拝観するために東福寺駅を
おりて北へ歩いていると
目にも気の毒なパッチワークの雨漏り防止をされた
舞台(拝殿)が目にとまりました。

閑散としており
「ま、いいかな」と思い通りすぎたのですが
これも「御縁」と思いなおし踵を返し
石の鳥居をくぐり境内にはいって拝殿を
のぞいて驚きました。

瀧尾神社 PA160528


立派な龍です。

ゆっくりと拝観したかったのですが来迎院の次に
午後より雨宝院さんに予約をいれていた
ために再度の拝観を誓い境内を去りました。

以外にも早くその日がきました。

12月11日
東福寺駅を降りて向かいます。

お気の毒な拝殿の屋根が見えました。
と、目に
南側の幅の狭い道路に面した朱塗りの鳥居が
映りました。

不覚にも前回全く気が付きませんでした。
写真ばかり撮っていると
微視的になってしまう悪い例です。


瀧尾神社 PC110784


まったく趣きの違う立派な神社です。
こちらが表玄関だったのですね。


瀧尾神社 PA160539
                                       拝殿 懸魚



拝殿の天井を見てみましょう。



瀧尾神社 PA160525







瀧尾神社 拝殿の龍 PC110797
                                       長さ8メートルの龍 






瀧尾神社 拝殿の龍 PC110796


この龍は、夜な夜な水を求めてこの拝殿より
抜け出し今野熊川まで水を求めに行ったそうです。
そのために自由に抜けだせないように
天井に網をかけていたそうです。

現在は網もなく、拝殿には自由に上がれるように
なっています。


瀧尾神社 拝殿の龍 PC110801



色が朱色にみえますが
これは床に緋色の絨毯が敷かれて
反射しているためです。
本来の色は茶系です。



瀧尾神社 PA160529







瀧尾神社 拝殿の龍 PC110791



                                              瀧尾神社 //

                                              次は本殿の彫刻






 
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瀧尾神社、雲龍院
                  瀧尾神社の神猿、龍神と雲龍院の悟りの窓




合気道のお稽古に関西へ。
といっても
関西ですから
足は神社仏閣に向かいます。



雲龍院の庭
                                      雲龍院




 
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今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160593


山号   新那智山
宗派   真言宗泉涌寺派
創建年 天長年間(824~834)
開基  伝弘法大師 大同元年(806年)
本尊  十一面観世音菩薩

*西国三十三所第十五番札所 サイト
*ぼけ封じ・近畿十楽観音霊場の第一番札所 サイト
畿十楽観音霊場の第一番札所
電話  075-561-5511 
交通  JR東福寺下車、徒歩10分
オフィシャルサイト




今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160640






今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 今熊野浪 PA160601
               寺紋 今熊野浪

   弘法大師空海上人が東山の山中に光明がさし
   瑞雲棚引いているのを見えた。
    その山中に白髪の一老翁が姿を現わされ、
   「この山に一寸八分の観世音がましますが、
   これは天照大神の御作で、衆生済度のためにこの地に
   来現されたのである。ここに一宇を構えて観世音をまつり、
   末世の衆生を利益し救済されよ。」と語りかけられ、
   一寸八分の十一面観世音菩薩像と、
   一夥の宝印を大師に与えられました。

   老翁は「自分は熊野の権現で、
   永くこの地の守護神になるであろう。」
   と告げられて姿を消されました。

   大師は熊野権現のお告げのままに一堂を建立され、
   みずから一尺八寸の十一面観世音菩薩像を刻まれ、
   授かった一寸八分の像を体内仏として納め、
   奉安されたのが当山のはじまりです。
  サイトの縁起より



今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160600
                                        本堂





今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160604






今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160607

本尊は、弘法大師御作と伝えられる十一面観世音菩薩。
体内仏として熊野権現より授かった、
天照大神の御作の十一面観世音菩薩が祀られています。
本尊は秘仏。
脇仏は、智証大師円珍作と伝えられる
不動明王と、運慶作と伝えられる毘沙門天です。

今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160608






今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160610






今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160644
                                     医聖堂





今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160623
                                  ぼけ封じ観音





今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160621






P今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 A160622






今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160611
                                      大師堂

当山を開創された弘法大師をお祀りしているお堂。
不動明王、愛染明王、また当山の伽藍を寄進建立された
左大臣藤原緒嗣の像もお祀りされています。


今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160612
                                大師堂 露盤宝珠






今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160613

↑このようなものを見かける嬉しくなります。


そしてもっと嬉しいものがっ↓

今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160614
                                            贔屓
贔屓さんです。
可哀相に、亀やら玄武によく
間違われます。 (注1)


PA160634

境内にはたくさんの石仏や祠が点在しています。




今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160625






今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160628






今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160635






今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160642
                                            五智の井

弘法大師が当山を開かれるときに錫杖をもって
岩根をうがたれて湧き出した水が五智水です。
その五智水が井戸水として湧き出しています。


今熊野観音寺 西国三十三所霊場 PA160629
                                      西国三十三所霊場

五智水を経て、参上の医聖堂に到るまでの参道に、
西国三十三ヶ所霊場の各御本尊を石仏として奉安されています。
第一番より、山上の第三十三番まで続いています。




今熊野観音寺 泉涌寺塔頭 PA160645
                            創建時の石塔





今熊野観音寺 ご朱印 IMG_20161020_0002






keidai-map.gif
コチラをクリックすると泉涌寺のサイトへジャンプします


en1参考en1

<注1:贔屓>
贔屓についての詳細はコチラをご覧ください。

2016年10月16日(日)
6:47東京発瀧尾神社戒光寺来迎院雨宝院首途八幡宮瑞泉寺22:44東京着
                                          
< 御寺 泉涌寺 >

山号  東山 あるいは 泉山
宗派  真言宗泉涌寺派
創建年 平安時代(実質的には鎌倉時代)
開基  月輪大師俊芿
本尊  釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三世仏

住所  京都市 東山区泉涌寺山内町27
電話  075-561-1551
交通  東福寺駅(奈良線)から徒歩10分(アクセスマップ)
*オフィシャルサイト

en1お勧めのスケジュール帳en1


                  

 
22
 
                                            荒神堂脇の布袋様の謎

泉涌寺塔頭 来迎院 PA160560


泉涌寺の塔頭の中で来迎寺は目立たないお寺さんと
いってよいでしょう。
しかし、
お寺のお仏像は、等身大の大荒神坐像、
勝軍地蔵菩薩像、木像護法神立像五躯と
とてもよいお仏像をおもちです。



来迎院 大荒神坐像IMG_20161020_0015
            三宝大荒神 鎌倉時代(重文)

山号   明応山(みょうおうざん)
宗派   真言宗泉涌寺派
創建年 健保六年(1218年)
開基  伝弘法大師 大同元年(806年)
本尊  阿弥陀如来

*京都七福神第四番布袋尊
*ゆな大荒神坐像(成人式のみ開扉)
*護法神立像5体(京博管理委託)
*勝軍地蔵菩薩立像(非公開)

住所  京都市東山区泉涌寺山内町33
電話  075-561-8813  
交通  JR東福寺下車、徒歩10分
オフィシャルサイト


泉涌寺塔頭 来迎院 PA160563


今熊野観音寺の朱色の橋を渡らず
右手に進みます。
進むにつれて、
誰もいず
音もない
ただ緑一色だけのエリアに入っていきます。



来迎院 PA160565




来迎院の荒神様はとても立派であられます。
写真を拝見して心を奪われました。
いつか、お会いしたいと思い
来迎院さんに電話をいれると
1年に1日成人式の日のみのご開扉という
ことがわかりました。

この日、拝観できないとわかっていましたが
せめて参詣だけでもと足を運びました。



泉涌寺塔頭 来迎院 PA160570
  弘法大師像 手前の石には願い事がかかれています




泉涌寺塔頭 来迎院 PA160566
                                           荒神堂




P泉涌寺塔頭 来迎院 A160571
                                           荒神堂

ゆな大荒神が祀られています。
こちらの荒神様は等身大という
大きな荒神様です。


26p-2.jpg
                 木造三宝大荒神 鎌倉時代

いいお像でしょ。
猛々しく威厳に満ちたお顔に
しっかりとした体躯。
一面四臂、手には五鈷鈴、宝塔、転法輪、五鈷杵
をおもちです。
先にも記載しましたが、等身大ですから
とても大きなお像です。
我が国、最古で最大といわれています。

古くは皇后宮の安産祈願所となっていたために
ゆな(胞衣母体内の胎児を包む)荒神といわれています。


PA160573


荒神堂の左脇には
舟形石に無数の布袋様(伏見人形)が
奉納(?)されています。

来迎院は京都七福神第四番布袋尊ともいわれているので
お札でいえばお焚き上げ同様の意味があるのかも
しれませんね。(未確認です)

242201348_624_v1477062646.jpg




泉涌寺塔頭 来迎院 PA160580



PA160584
                             荒神堂より境内をながめる




泉涌寺塔頭 来迎院 PA160583

人の気配なし。




泉涌寺塔頭 来迎院 PA160587
                                          庫裏


来迎院は大石良雄(内蔵助)が仇討の密議を
したという合翠軒という茶室が現存しています。
そのために内蔵助の持仏の
勝軍地蔵大菩薩(秘仏)が本堂に祀られています。

勝軍地蔵菩薩IMG_20161020_0014
               勝軍地蔵大菩薩 江戸期代作

「空寂の甲を頂き、随球陀羅尼の鎧を着し、
金剛智の大刀を佩き、発心修行の幟をかざし
悪行煩悩の軍を切る剣を持つ」

蓮華三昧経に記されています。

お写真は白黒なのですが
截金模様がはいっているのが
わかります。
保存状態も良好のようです。
躍動的で素晴らしいお仏像さんです。

なんとしても討ち入りを遂行せねばと
誓う大石良雄の持仏としては
これに勝るものはないでしょう。

この勝軍地蔵は残念ながら公開の予定は
ないということです。
本当に残念です。




泉涌寺塔頭 来迎院 PA160588





泉涌寺塔頭 来迎院 ご朱印 IMG_20161020_00011



en1耳より情報en1

来迎院の荒神様と護法神立像5体が
2017年の1月下旬より
京都国立博物館に出陣されます。

荒神様成人式にご開帳ですから
その後の公開です。
御寺さまからききましたが
成人式のご開帳は
近くでは拝観できないのでよく見えないそうです。
「博物館にいかれたらいいですよ」とのこと。


keidai-map.gif
コチラをクリックすると泉涌寺のサイトへジャンプします


en1参考en1


2016年10月16日(日)
6:47東京発瀧尾神社戒光寺来迎院雨宝院道途八幡宮瑞泉寺22:44東京着

                                          
< 御寺 泉涌寺 >

山号  東山 あるいは 泉山
宗派  真言宗泉涌寺派
創建年 平安時代(実質的には鎌倉時代)
開基  月輪大師俊芿
本尊  釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三世仏

住所  京都市 東山区泉涌寺山内町27
電話  075-561-1551
交通  東福寺駅(奈良線)から徒歩10分(アクセスマップ)
*オフィシャルサイト


*荒神堂の山積みされた布袋尊の謎解明はコチラです。
 
19
 
東福寺駅の近辺(東山区)には
伏見稲荷、東福寺泉涌寺
大きな神社仏閣が連なっています。
どちらも見ごたえがあるものです。

その中でも泉涌寺さんは
塔頭のそれぞれが個性的で面白いです。


今回は何度見ても忘れがたい
泉涌寺塔頭の戒光寺の大仏さん
即成院の如意輪さん
悲田院の宝冠阿弥陀如来さん
と、
一度も拝観したことがない来迎院さん。

この四塔頭拝観を希望!

結果は
やはりダメだったのが、
一番拝観したかった悲田院さんです。
こちらは、
塔頭の姿は町のちいさなお寺さんといっていい
建物は目を瞠る物ではありません。
しかし
泉涌寺きっての美仏をおもちです。↓


25p-3_20161018173905038.jpg
  悲田院  快慶作 宝冠阿弥陀如来坐像

醍醐寺の快慶作・宝冠弥勒菩薩坐像に匹敵する美しさです。

残念なことにめったに拝観許可とれないお寺さんです。
5度東京より電話して予約がとれず、
だめもとで6度目に門の前から電話して
「すぐそこにいます」と言ったところお許しがでた経験が
あるので
今度も マムスケ突撃!隣の晩御飯 方式採用。
前回同様のことをやりましたが、「用事」があるということで
だめでした。
しかし
私はこの宝冠阿弥陀さまには二回まみえています。

一度目は、大津市歴史博物館です。
出陣されていることを悲田院さんが教えてくださったのです。
この方にお会いするために大津まで行ったのですから
自分自身呆れます。
でもそれだけのことはあるお仏像さまです。

今度はいつお会いできるやら。


残念ながら即成院さんも拝観ができませんでした。
ここはいつでも拝観できるのですが
たまたま行事の都合で1時よりの開門ということで
叶いませんでした。

こちらは愛らしい如意輪さんがおいでです。↓

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                  即成院 如意輪観音坐像

このお仏像さまがたのどちらに
「ぐっとくる」如意輪さんがおられるか
探すのがまた楽しいものです。↓

泉涌寺塔頭 即成院 PB010126
                         極楽浄土を奏でる仏像のオーケストラ

さてそれでは
< 戒光寺 >

寺格 準別格本山
本尊 丈六釈迦如来立像
拝観料無料

戒光寺さんは、2015年11月にまったく予備知識がなく入って
驚いた塔頭です。

面白いことに「みうらじゅん」さんも同じことを
どこかで仰っていました。

前を通っていたら↓この看板に目が行きました。

戒光寺 PA160550

木彫り!?
木彫りといえば北海道の木彫りの熊しか浮かばぬ白マムです。
そのうえ
運慶湛慶作。
まして
丈六!

ふらりと門を潜ったのが去年の話です。


戒光寺 PA160551


なんの変哲もないお堂です。

眉唾でふらりとはいって


戒光寺 PA160557





度肝を抜かれました!






prec1.jpg
                  戒光寺 運慶湛慶作 丈六釈迦如来立像



威厳に満ちておいででいて
きらびやか。

大きいです。

妖艶だし、

偉そうです。

ハハ~と
ひれ伏しそうです。

このお像は
一番前内陣ぎりぎりに坐って見上げて
拝観していただきたいです。

ありがたさがせまってきます。


光背もからみつくようでいいでしょ。


運慶親子がこのようなお像を造るとは。



お勧めです!!!


戒光寺 PA160555


真言系の御寺は本坊の玄関に常に
お花が生けられていて
とてもきれいです。

このお玄関を見るのも楽しみのひとつです。


戒光寺 PA160554





戒光寺 PA160556




戒光寺 PA160552




en1参考en1


2016年10月16日(日)
6:47東京発瀧尾神社戒光寺来迎院雨宝院道途八幡宮瑞泉寺22:44東京着


2015年訪問の戒光寺 驚きの丈六さん
2015年即成院 愛らしい如意輪観音
2015年悲田院 快慶作宝冠阿弥陀如来坐像
2010年泉涌寺 楊貴妃観音

泉涌寺オフィシャルサイト



                                          
< 御寺 泉涌寺 >

山号  東山 あるいは 泉山
宗派  真言宗泉涌寺派
創建年 平安時代(実質的には鎌倉時代)
開基  月輪大師俊芿
本尊  釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三世仏

住所  京都市 東山区泉涌寺山内町27
電話  075-561-1551
交通  東福寺駅(奈良線)から徒歩10分(アクセスマップ)
*オフィシャルサイト



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18
 
JR東福寺駅で下車。
泉涌寺に向かっていると
パッチワークのような屋根の
なにやら気の毒な舞台(のちに拝殿と判明)
が、右手に。


瀧尾神社 PA160544




通りすぎたのですが、
やはりせっかく前を通ったのだもの。

気持ち新たに拝観。


瀧尾神社 PA160521


瀧尾神社 PA160539


「気の毒」なんて思ってもうしわけなかったと
前言撤回。
とても素敵です。

本殿をのぞくと

なんと
木造の一角の狛犬。
吽(うん)ですね。

PA1605371.jpg
                           一角獅子 吽形
↑足の毛が巻き毛でおしゃれです。

それでは
お獅子は。


瀧尾神社 獅子 阿形 PA160540
                                      獅子 阿形


お二方とも凄い面構えで
悪さしようにもこれでは
なんぴとたりとも近づけませんよね。


瀧尾神社 PA160543


後ろ姿も猛々しい。
その向こうに
お猿さんが見えます。

瀧尾神社 PA160531



瀧尾神社 PA160532


この「お猿のお使い」の
可愛いこと。
気に入りました。

悪そうな狛犬さんと無邪気なおサルさんです。


さて、
舞台(拝殿)です。

この瀧尾神社はまったくのノーマークで
予備知識ゼロ。

ふっと
天井を覗くと。


わ!



瀧尾神社 PA160529



大迫力の龍。

瀧尾神社 PA160530





瀧尾神社 PA160528


少し前までは
この龍が飛びださないように
紐をかけてあったそうです。


この瀧尾神社の縁起を知りたく
社務所で何度も声をかけるのですが
鍵がかかっており誰もでてきてくれませんでした。


残念。


こうやってブラブラ歩いていると
思いがけない出会いがあります。

独り歩きの醍醐味です。


en1参考en1

瀧尾神社(たきおじんじゃ)

住所 京都市東山区本町11丁目718
電話 075-531-2551
交通 JR・京阪 東福寺下車 徒歩7分

拝観時間 自由
定休日 なし
拝観料 無料
駐車場 あり

2016年10月16日(日)
6:47東京発瀧尾神社戒光寺来迎院雨宝院首途八幡宮瑞泉寺22:44東京着


プロフィール

gurekomom

Author:gurekomom
ひとりテクテク、本をポッケにいれてお仏像巡りをしている時が一番幸せです。
楽天のマムの素より移転してきました。こちらに収められてない神社仏閣がたくさん記録されています。
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またカバ屋印では日常のてんやわんやぶりを公開しています。
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