白マム印 日本のこと日本のもの

 
28
 
2012年01月08日_DSC_0245銀閣寺道にて
                               2012年01月08日銀閣寺道にて


今年の冬はことのほか寒くなりましたね。


昨日、27日から
この言葉を口にするようにしました。


「よい お年を」。


毎年、いつ頃から口にしようかと
迷います。

今日は、この言葉を何回使ったのやら。


お年をめした方は
だいたいにおいて次のようにかえして
くださいます。

「あなた様もね」と。


若い人は恥ずかしそうに、

「よいお年を」とこたえてくれます。

無口でぶっきらぼうな若い人も
この言葉には戸惑いながらも
言葉をかえしてくれます。


言われたら

温かい気持ち
面映ゆい気持になる
不思議な言葉、

よいお年を。


短い言葉だけれども素敵な言葉だと思います。





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銀閣寺道  
   その1
   その2
   その3
   その4
   その5

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京都駅 冬2012年11月25日_DSC_0232
                                         京都駅大階段


日本全国
メリークリスマス

寒いクリスマスです。


 
23
 
滋賀 三尾神社2012年11月25日_DSC_0219



御祭神   伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
ご神紋   真向きの兎

住所    滋賀県大津市園城寺町21
電話    077-522-3044
交通    京阪電車石山坂本線「三井寺」駅下車、
       徒歩約10分

見所    本殿前の随神(身)及び狛犬



                                三尾神社前の手水
滋賀 三尾神社手水舎

滋賀 三尾神社手水


三井寺の隣に位置します。

4年前に三井寺を訪れた際にこの兎の手水に
魅せられてふらりと入ったのがこの
三尾神社です。今回2度目となる参拝です。

ここかしこに兎が見られます。


滋賀 三尾寺2012年11月25日_DSC_0191 三尾神社 兎2012年11月25日_DSC_0203

三尾寺 兎2012年11月25日_DSC_0198  滋賀三尾神社 神紋 真向き兎2012年11月25日_DSC_0213


  太古の頃、伊弉諾尊が長等山の地主神として降臨したのが縁起の始まりとされ、
  神はいつも赤、白、黒三本の腰帯を垂らしていたのが三つの尾を曳くように
  見えたところから「三尾」と名づけられました。

  腰帯は、それぞれ赤尾神、白尾神、黒尾神となり、本神である赤尾神が最初に
  三井寺山中琴緒谷(ことおだに)に出現。
  それが、卯年の卯月卯日、卯の刻に、卯の方角から現れたため、
  当社の使いとして、瑞祥の神獣である兎が選ばれたと伝えられています。
  御神紋も「真向き(まむき)の兎」。               三井寺HPより




滋賀 三尾神社2012年11月25日_DSC_0218


兎好きの方にはつとに有名な神社だそうです。

元々三井寺の守護神社でしたがご多分にもれず
明治維新の神仏分離により切り離されてしまいました。


三尾神社 神紋真向き兎2012年11月25日_DSC_0201
                                   三尾神社 神紋真向き兎




滋賀三尾神社 拝殿 2012年11月25日_DSC_0204


実は前回まったく気がつかなかったのですが、

拝殿より本殿をみると、
門帳の向うに随神(身)の
矢大臣左大臣(注2)がおられるのが見られます。


滋賀 三尾神社随神2012年11月25日_DSC_0208

滋賀三尾神社随神2012年11月25日_DSC_0207



随神(身)がこのようにして見られるのはとても珍しいような
気がします。


一角狛犬
                                          一角狛犬


また、矢大臣の上段には堂々たる一角の狛犬(注1)
も見られて、このシーンはとても貴重と思えます。


三尾神社2度目の参拝で、気がつくとは、
うっかりも甚だしいのですが、
よく考えてみると4年前は随神(身)のことを
まだ知らなかったように思います。


兎云々よりこの方が私には貴重です。



2012年11月25日_DSC_0199




今回ちょっとがっかりしたことは
ご神紋が「リニューアル」して
可愛くなくなったことです。

                                        新しいご神紋↓
ご神紋 真向き兎

                

                                   4年前(以前)のご神紋↓
滋賀三尾神社 テンプルカーテン (門帳)


私は以前のふっくらとした「真向きの兎 」の方が
好きなのですが、いかがでしょうか?



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<注1:一角狛犬>
狛犬と現在はひとくくりによばれていますが本来は
獅子・狛犬です。
百獣の王であるライオン(獅子)を1対、仏前の前に
置き守護獣としたのはインドで、仏教伝来とともに
日本に伝わったのですが、平安時代に、
日本特有の獅子と狛犬となり、狛犬には一角が生えます。

昭和初期頃から角のない狛犬が流行り出したといわれて
います。

三尾神社の木造獅子狛犬は、見た感じ(私見)は
かなり古いものと思われます。
だいたいにおいて木造の獅子・狛犬は古いものです。

京都 仁和寺 狛犬
                                         仁和寺の狛犬


談山神社 伝運慶作 一角狛犬
                                        談山神社の狛犬

<注2:随神>
随神に関してはコチラをごらんください。

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<11月25日旅取り>
大原 三千院来迎院大津市歴史博物館三井寺微妙寺三尾神社


 
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張子 宝珠蛇2012年12月14日_PC140080
                              宝珠蛇 まねき屋・大野博之 作


張子を見よう見真似で
作って遊ぶにあたって
たくさんのブログを拝見させて
いただいて
いろいろと教えていただいたり
参考にさせていただきました。


張子 宝珠蛇2012年12月14日_PC140078


数多くのお世話になった方々のその中で、
「この方の作品を実際手にとってみたい」
と、
思ったのが、
まねき屋の大野博之さんの作品でした。



張子 宝珠蛇2012年12月14日_PC140075



なぜ大野さんだったかというと、
意匠が洗練されていること、
それ以上に
写真で見るかぎり質感がまったく違ったと
いうことです。

ツルンツルンです。

多分、胡粉7度塗りの成果だと思うのですが、
まるで、
プラスティック
まるで
陶器です。



来年の干支は蛇ですが、
私は蛇が大嫌い。
怖くて、作りものでもいけません。

ところが、
まねき屋さんの十二支の
「宝珠蛇 笑い目」ときたら
愛らしい。

そのうえ
形がとてもシンプル。

そのうえ
そのうえ
お値段も本を1冊読むのを我慢すればよい
お値段。


私の手元に届いて当然の張子です。




張子 宝珠蛇2012年12月14日_PC140074




包みを開いて驚きました。
これは
まるで陶器です。
爪で
はじいてみたら
コン と 硬質な音がしました。

この宝珠蛇は起き上がり小法師です。
コンとはじくとグラグラ揺れてまた
元にもどります。
とても縁起がよいものです。


今現在所有している
中尾俊雄(3代目)作の虎の張子同様
孫の代までも
大切にしようと思っています。



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まねき屋さんのホームページ


張り子の虎(中尾俊男作)
3代目中尾俊雄作

 
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三井寺微妙寺2012年11月25日_DSC_0153

<微妙寺 園城寺別所 びみょうじ みいてらべっしょ>

-湖国十一面観音霊場第一番札所-

微妙寺は園城寺(三井寺の正式名)の山内の中、
観音堂に行く道すがらにあります。
別所といって園城寺の別院です。
が、
雰囲気としては三井寺のお堂のひとつ、という感じがします。
知らなければ堂宇と思うでしょう。

園城寺には5つの別所(注1)があったのですが
2寺が廃絶しそのひとつの尾蔵寺の御本尊が
微妙寺に祀られました。
これが秘仏の十一面観音立像です。


ちいさな観音様ですが、
たっぷり堂々とした豊かなお姿で
とてもすばらしい観音様です。




三井寺 微妙寺 十一面観音立像2012年11月27日_PB270006
                     微妙寺 十一面観音立像


 平安時代前期、檜材一木造、彩色、高さ81.8cm、
 秘仏(土日祝日と毎月17日、18日に開扉)

お顔はふくよかで厳かです。
衣は流れるような彫。
いつまでも拝観していたい
第1級のお仏像です。

         コチラでお像の全体がご覧になれます。


2012年11月27日_PB270005
                        微妙寺 ご朱印

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<注1:五大別所>
三井寺五別所は、微妙寺、水観寺、近松寺、尾蔵寺、常在寺
がありますが、尾蔵寺と常在寺は廃絶しています。
微妙寺と水観寺は三井寺の山内に移されています。
近松寺は創建当初から現在まで同じ場所にあります。


<湖国十一面観音霊場札所>
 第01番 長等山 園城寺別所 微妙寺 滋賀県大津市園城寺町 246
*第02番 瑞應山  盛安寺  滋賀県大津市坂本 1-17-1
 第03番 紫雲山  聖衆来迎寺 滋賀県大津市比叡辻 2-4-17
*第04番 大慈山  福林寺  滋賀県守山市木浜町 2011
 第05番 比叡山  東門院 滋賀県守山市守山 2-2-46 
 第06番 壽亀山  正福寺  滋賀県甲賀郡甲南町杉谷 2928
 第07番 鶏足山  伊勢廻寺 滋賀県甲賀郡甲南町野川 708
 第08番 福生山  櫟野寺  滋賀県甲賀郡甲賀町大字檪野 1359
 第09番 繖山    石馬寺  滋賀県東近江市五個荘石馬寺 823 
 第10番 釈迦山  百濟寺  滋賀県東近江市百済寺丁 323 
 第11番 松峰山  金剛輪寺 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺 873

   *記しは拝観したことがある寺院で、拙ブログ。

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<11月25日旅取り>
大原 三千院来迎院大津市歴史博物館三井寺微妙寺三尾神社

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<あまり知られていないけれど素晴らしいお仏像をお持ちの寺院>
<あまり知られていないけれど素晴らしいお仏像をお持ちの寺院>
守山市福林寺/大津市盛安寺/東大寺三昧堂/高野山光台院/王寺融念寺/
備考/岡崎市瀧山寺/三井寺微妙寺/雷山千如寺大悲王院/宝菩提院願徳寺/
山の辺長岳寺 1/
 
07
 



今月のブルータス(マガジンハウス社)は面白かったです。

各出版社(当然他社)の文芸誌より単行本未収録の短編を
拾い上げて(もらって)収録しています。

そのなかで、ホ~ とひさしぶりにいい小説だなあと
感心したものがあります。


それは鹿男あをによし で、
一躍人気作家になられた万城目学さんの掌編です。

鹿男が大ブレイクした時、玉木くんはおろか
万城目さんのことも知らなかった私は、
その書評がとてもよかったので鴨川ホルモー
読んでみました。

面白いことは面白かったのですが、
まあ、それだけで終わってしまった。
コミック漫画を読んだような気分でした。

この1冊で彼の本は手にとることは
ありませんでした。

ところが
今現在週刊文春で連載されている
豊臣末期時代に忍者屋敷を脱出した
風太郎の物語、

とっぴんぱらりの風太郎

が、
とても面白く奇想天外で読ませます。

なかんずく戦国武士の戦闘状態の悲惨さの
描き方のさえていること!
引きずり込まれてしまいました。
今まで
時代小説はかなり読んだつもりですが、
戦闘シーンでこのように生々しく、
そして読む側に訴えかけてく描写ははじめてでした。


万城目さん、、、スゴイ人だなあ。
と、
考えを新たにしていました。

さて、本屋で
ブルータスを買おうか買うまいかと思って
めくっていると

万城目さんの掌編が目にはいり、即購入した次第です。

題名がいいんですよね。

悟浄出立(ごじょうしゅったつ)。

悟浄とは西遊記の沙 悟浄のことです。

文章は簡潔、物語は自由闊達。
短編なのに
三蔵法師、孫悟空、猪八戒 、及び沙悟浄の
気質がよくでています。

笑えるのは猪八戒がだらしのない好色な豚に
なぜ堕ちてしまったかが描かれている。
これは
平岩弓枝さんの西遊記にも描かれており
この平岩西遊記を読むまで、八戒が天界では
知らぬものなしの勇猛な武将で美男子だったと
知らなかった私は平岩さんのものを読み
驚くやら大笑いやら、
その通りのことがか
この万城目版の西遊記がかれています。
ただし
中心は悟浄の内面です。

本当に短い小説ですが、
4人の青春の旅立ちがきれいな文章でつづられています。


いい小説にめぐり合うと幸せだなあと思うマムです。




実は読後

中島敦さんが脳裏に浮かびました。






 



 


よかったらご覧ください。
平岩版西遊記 上
西遊記 下 「参りましょうぞ 行き行きて
           仏法にあだなす魔障の者共を退治しましょう」

 
06
 
長等山 園城寺 三井寺2012年11月25日_DSC_0114


<長等山園城寺ながらざん おんじょうじ(三井寺)>


山号    長等山(ながらさん) 
宗派    天台寺門宗
創建年   7世紀
開基    大友与多王
本尊    弥勒菩薩
別称    三井寺

住所    滋賀県大津市園城寺町246
電話    077-522-2238 ‎
交通    京阪石山坂本線三井寺駅より琵琶湖疏水沿い徒歩10分
      他のアクセス

拝観時間   8時~17時 ※年中無休        
拝観料一般  500円
拝観所要時間 1時間前後
見どころ  一切経蔵、微妙寺本尊
公式ホームページ 

*フェノロサの墓は塔頭の法明院にあり


三井寺琵琶湖疏水2012年11月25日_DSC_0222


三井寺駅を降りて琵琶湖疏水沿いを
7分ほど歩くと三尾神社があらわれ
ほどなく園城寺、通称三井寺の大門
が姿をあらわします。

4年前の今日、
小雨ふる寒い中、この大門の前にたちました。

とても懐かしく
また来られてよかったと心から思います。
なんだか子供の作文のようですが、
本当に懐かしかったので仕方ありません。
何故ならば
前回は短い時間、小雨の中、白い息を吐きながら
境内を走りまわったうえに
山を越えて
フェノロサの墓まで行ったのですから。



長等山 園城寺 三井寺2012年11月25日_DSいC_0124


4年ぶりに見る大門は実は小さくみえました。
もっと
もっと
大きい。
そう思っていたのですが、
多分4年前のあの日は
寒くて、
雨で、
昼すぎというのに薄暗く、
お腹がすいていて、
きった私自身が縮こまっていたのでしょう。
そして
この4年の間に
知恩院の三門や東福寺三門などの大きな門を
拝観したせいでしょう。


長等山 園城寺 三井寺2012年11月25日_DSC_0117


大門をくぐるとすぐに右手に釈迦堂があらわれます。


長等山 園城寺 三井寺2012年11月25日_DSC_0119
                                 釈迦堂(元食堂 室町時代)


この釈迦堂は京都の清涼寺式釈迦如来像が
御本尊
として信仰されています。

大門から正面に進むと
金堂です。


三井寺 金堂2012年11月25日_DSC_0128
                                          三井寺金堂



三井寺金堂2012年11月25日_DSC_0134
                                 金堂正面 国宝 桃山時代

この金堂には絶対秘仏の本尊弥勒菩薩が
祀られています。



三井寺一切経蔵2012年11月25日_DSC_0135
                               一切経蔵 禅宗様式 室町時代



写真の写りが悪くて残念ですが、
禅宗の様式をもった簡素で美しい
裳階(もこし)つきの建物です。
山口市内の禅寺より移築されたものです。

三井寺一切経蔵2012年11月25日_DSC_0137


お堂の中には、
一切経をおさめる八角輪蔵が
堂々としつらえられています。

回転式の経典棚です。

4年前もいいなあと思いましたが、
そのおもいにたがいはありませんでした。



三井寺一切経蔵2012年11月25日_DSC_0144
                                            一切経蔵


一切経蔵をでると
すぐ隣に

三井寺三重塔2012年11月25日_DSC_0145
                      三重塔 室町時代

骨太なる三重塔。

本来の拝観順路としては別所(注1)の微妙寺となるのですが、


三井寺 観音堂へ2012年11月25日_DSC_0160



小高いところにある観音堂にまいりましょう。
まず
観音堂のもっと上からまずこのエリアを眺めてみます。



三井寺観音堂と琵琶湖2012年11月25日_DSC_0187


天気に恵まれて
琵琶湖がきれいです。
なぜか、この見晴らし台には、これ↓があります。


三井寺大津そろばん碑2012年11月25日_DSC_0184

ここに来るのは2度目ですが、
ほとんど人はいません。
この算盤の碑に頭を垂れている人を
みかけたことありません。

誰もいないので、頭を垂れてまいりました。

さ、
観音堂をご案内しましょう。


三井寺観音堂2012年11月25日_DSC_0166
                                      観音堂 江戸時代

三井寺観音堂2012年11月25日_DSC_0182
                                       手水舎と観音堂 

この観音堂の御本尊、如意輪観音坐像は
秘仏となっています。

こちらで拝観できるのはお前立ちです。
が、
2009年に開催された三井寺展におでましになりました。


三井寺 如意輪観音坐像
              三井寺 如意輪観音菩薩坐像
如意輪さんですから、
もちろんなまめかしいのですが、
それよりなにより
あとづけの宝冠のすごいこと。
この宝冠にため息をもらす方が続出でした。
三井寺の公式HPには、下記の記述があります。

    頭を飾る大きな透かし彫りの宝冠や
    瓔珞は後世のもので、流麗な本像には
    荷が勝ちすぎるようにも思われます




三井寺観音堂手水舎2012年11月25日_DSC_0168
                                     三井寺観音堂手水舎

珍しい形の手水舎、吐水盤(注2)といわけでは
ありませんが三井寺らしい威風堂々とした
いい手水だなあと思います。


三井寺観音堂手水鉢2012年11月25日_DSC_0171
                                       手水舎 吐水盤


三井寺 百体観音堂2012年11月25日_DSC_0163
                                    百体観音堂 江戸時代

お堂の名のとおり百体の観音様が
祀られています。


さて絵馬堂です。
三井寺絵馬堂2012年11月25日_DSC_0178
                                          絵馬堂
なんの変哲もない絵馬堂!?

近づいてよく見ると


三井寺絵馬堂2012年11月25日_DSC_0175


三井寺


額ぶちが龍の彫刻で埋め尽くされています。

神社仏閣にいかれたらお願いしたいことは
つぶさに見る。
ということです。

たくさんの発見がありますから。



このあとは、
別所(注1)である微妙寺をご案内いたします。
と、
言いましても、お堂が1つのお寺さんです。



en1参考en1

<注1:別所>
仏教寺院の本拠地を離れた所に営まれた宗教施設。
聖とよばれる僧侶が寺院周辺などに集まって修行するために
庵や仏堂を設けた場所。Wikipediaより

<注2:吐水盤>
奈良薬師寺の吐水盤
奈良薬師寺 手水舎
                          奈良薬師寺 手水舎posted by(C)poco
唐招提寺や東大寺にも似た手水があります。

<近辺情報>
フェノロサの墓は三井寺の塔頭法明院の裏手の
山の斜面に、琵琶湖をみはらすかたちで
あります。

フェノロサの墓への階段

滋賀三井寺法明院 フェノロサの墓

<拙ブログ案内>
合わせてみていただくとよくわかります。
2008年11月 はじめての滋賀 園城寺三井寺
2008年11月 はじめての滋賀 フェノロサの墓


<11月25日旅取り>
大原 三千院来迎院大津市歴史博物館三井寺微妙寺三尾神社


 
01
 
大津市歴史博物館より琵琶湖の眺め2012年11月25日_DSC_0112
                           大津市歴史博物館より琵琶湖の眺め


<大津市歴史博物館 阿弥陀さま-極楽浄土への誓い>

会期 平成24年 10月13日(土)~11月25日(日)




はるばる東京からこの博物館に来たのは
大きな目的がありました。

話は2年前にさかのぼります。
2010年10月末のことです。
私は京都東山の泉涌寺(せんにゅうじ)の
塔頭のひとつ、
悲田院(ひでんいん)の前を通り目を
みはりました。

快慶仏のポスターが雨に濡れそぼっていたのです。


悲田院へ2010年10月31日_DSC_0184



これは、拝観せねばと、薄暗く、誰一人おらぬ
雑木林のような参道にはいりこみ
「ごめんください」と声をあげたのでした。

引戸はあくことはなかったのですが
中から「住職が不在のために拝観はできません」との
おこたえでした。


以来、悲田院の宝冠阿弥陀如来拝観は私の夢
でした。

先月11月の中旬のことです。
どうしても悲田院の宝冠阿弥陀如来があきらめられず、
拝観のお願いの電話をしたところ
「大津の博物館に出展させてもらってます」とのこと。

これには驚きました。
この宝冠阿弥陀如来坐像はまだ世の中にあまり知られて
おらず、博物館にも貸し出しをされたことはないもの
だったからです。

早速、調べてみると、展示は11月25日(日曜日)まで。

このようなわけで、私は11月24日23時30分の新宿発の
高速バスに飛び乗ったわけです。



2012年11月25日_DSC_0111


この企画展はとても見ごたえがありました。
初での木造の阿弥陀さまがたくさんおられた
うえに、滋賀のいろいろなお寺さんの
お仏像を堪能することができました。

その中でも白眉は滋賀ではありませんが
やはり京都の悲田院の
快慶作の宝冠阿弥陀如来坐像でしょう。




悲田院 宝冠阿弥陀如来坐像 快慶2012年11月29日_PB290014
    京都泉涌寺塔頭 悲田院 宝冠阿弥陀如来坐像 快慶


快慶のお仏像は、まずお顔がおきれいということ。
そのおきれいさは吸い込まれるようなきれいさです。

私はこのきれいさをよく「人知を超えたきれいさ」と
いいあらわしています。

お仏さまは人と一緒ではないわけで
快慶はそこのところをこの美しさであらわしているのでは
ないでしょうか。
この美しさあればこそ、
人は、
このお方におすがりしよう
このお方のいうことをきこう
このお方だったら救ってくださる
と、
手を合わせるのではないでしょうか。

この宝冠阿弥陀如来坐像は
保存状態も非常によくて、
衣の模様もよくみることができます。


さて、
この快慶のお仏像には私以外もうひと組の
拝観者がいました。

それが、ステキな方々だったんです。
どうも、アメリカ人です。
どうも、美術研究者とその愛弟子のようです。
その学者さんの雰囲気は
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦の
ヘンリー教授(ショーン・コネリー)。
勿論、美化しすぎですけれど。

低く、ささやくように・・・。
この宝冠阿弥陀如来像が
いかにすばらしいかを語っているのが
わかりました。
時々、ため息がまじります。
弟子の背の高く痩せた若者が、頷きながら
耳を傾けます。
たまに口を挟むと、ヘンリー教授は最後まで
聞かずかぶさるようにして熱心になにごとかを
説いています。

日本人の拝観(観覧)者は足をとめても1,2分というのに
このふたりの熱心さ嬉しくなります。
そして
このときほど英語がだめな自分にがっかりしたことは
ありません。英語が理解できたら、ついてまわったでしょう。

閑話休題

悲田院からは2躯の木造阿弥陀如来立像もおいでになって
おり、1躯はみるからに宋風の阿弥陀さまです。


悲田院蔵 2012年11月29日_PB290016
京都泉涌寺塔頭 悲田院 木造阿弥陀如来立像 鎌倉時代 


このお仏像は日本の仏師が舶来画か、請来仏
をもとに造像したものといわれています。

おおらかな感じがとても心地いいお仏像様です。

悲田院はとても小さな塔頭で、
建築的には、いうべきことがない、といえます。
が、
こんなによいお仏像をお持ちとは驚きます。
やはり
一度、本堂に入れていただきたいと
せつに思います、





2012年11月29日_PB290013
大津市坂本 西教寺木造阿弥陀如立像 行快 

↑この阿弥陀様は快慶の一番弟子の行快の作です。
さすが一番弟子です。
この展でわたしは西教寺を知ったのですが、
たくさんのすばらしいお像がこのお寺から
おでましになっていました。

検索しましたら、大きな寺院で
さもあなん。
この西教寺にもいずれ拝観をお願いしたいと
思います。




最後になりましたが、
今までのお仏像様とは作風がまったく違うのですが
私が気にいった木造阿弥陀如来立像をご覧にいれましょう。


2012年11月29日_PB290018
大月市月輪・新福寺 平安時代初期



en1参考en1

<ホームページ>
悲田院
西教寺
大津市歴史博物館

<11月25日旅取り>
大原 三千院来迎院大津市歴史博物館三井寺微妙寺三尾神社

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