白マム印 日本のこと日本のもの

 
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                                               東院伽藍 夢殿(金堂)

宗派   聖徳宗
寺格   総本山
創建年  (伝)607年      
開基   推古天皇・聖徳太子
本尊   釈迦如来
別称   斑鳩寺
文化財  金堂、五重塔、夢殿他(国宝)
      中門金剛力士像他(重要文化財)
     
住所   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話   0745-75-2555    
交通   JR法隆寺駅下車、徒歩で20分。あるいは、
     JR下車、奈良交通バス、法隆寺門前下車、すぐ
拝観料  1,000円(西院、東院、大宝蔵院)
公式ホームページ


法隆寺東院伽藍 東大門2014年02月10日_DSC_0343
                                    国宝東大門 奈良時代

東大門をくぐると東院伽藍(上宮王院 注1)
があらわれます。

2014年02月10日_DSC_0347

夢殿の中門には、薄くなっていますが
「上宮王院夢殿」と大書されています。

当時、聖徳太子は上宮王といわれていました。
別格の人だったのでしょうね。



法隆寺手水舎2014年02月10日_DSC_0352
                        鳳凰の手水

夢殿を拝観する前に
この愛らしい鳳凰をかたどった手水で
清めましょう。


法隆寺 東院夢殿 2014年02月10日_DSC_0365


    聖徳太子が住まわれた斑鳩宮跡に、行信僧都という高僧が、
    聖徳太子の遺徳を偲んで天平11年(739)に建てた
    伽藍を上宮王院(東院伽藍)といいます。その中心となる建物が
    この夢殿です。八角円堂の中央の厨子には、
    聖徳太子等身と伝える秘仏救世観音像(飛鳥時代)を安置し、
    その周囲には聖観音菩薩像(平安時代)、乾漆の行信僧都像(奈良時代)、
    平安時代に夢殿の修理をされた道詮律師の塑像(平安時代)
    なども安置しています。
    この夢殿は中門を改造した礼堂(鎌倉時代)と廻廊に囲まれ、
    まさに観音の化身と伝える聖徳太子を供養するための殿堂として、
    神秘的な雰囲気を漂わせています。
 法隆寺web.より


法隆寺夢殿2014年02月10日_DSC_0354


建築家ブルーノ・タウトが夢殿を「建築の真珠」と
評した八角円堂です。

夢殿中には等身大の聖徳太子のお像といわれる
救世観音立像がおさめられています。

樟の一木造では最古の木彫像です。

お顔はとてもにこやかで慈しみにあふれ
このようなことを記すとお叱りをうけるかもしれませんが
拝観したときにふとよぎったのは清子さまのお顔でした。


住職でさえ拝顔したことない絶対秘仏を
明治17年、岡倉天心とフェノロサが開扉したことは
有名な話です。

仏罰が当る「この世が滅ぶ」と僧侶が反対するも
政府の許可をとり強権発動で、何重もの布、和紙で厳重に巻かれ
ていたのを取り外させました。
500メートルほどの長さの布をまきとったときの
一同の驚きは想像するに難くありません。


法隆寺imgd577950ezik7zj
国宝救世観音立像 奈良時代


1000年以上、夢殿本尊として祀られたこのお像は
法隆寺の史料に「上宮王(聖徳太子)等身観世音菩薩像」と
記載されていますがそれがなぜ「絶対秘仏」となったかは
あきらかではありません。
しかし、そのために保存状態が非常によいという恩恵を
うけることになります。

このお像の公開は春と秋です。
確認のうえ参拝をされてください。

  春季の4月11日~5月18日
  秋季の10月22日~11月22日

堂内は薄暗く、ボランティアのかたがペンライトを照らして
くださるので、なるべくボランティアさんとともに行動
されることをおすすめします!



2014年02月10日_DSC_0357
           絵殿                        舎利殿 




法隆寺東院夢殿回廊2014年02月10日_DSC_0363
                                             夢殿回廊



法隆寺東院夢殿回廊2014年02月10日_DSC_0362
                                            回廊の木組み




夢殿 宝珠
                                    夢殿 露盤宝珠

↑青銅製で、下方から
露盤、反花、蓮華、花実、宝瓶、天蓋、光明の構成です。



法隆寺東院伽藍 鐘楼2014年02月10日_DSC_0348
                                 国宝袴腰付鐘楼 鎌倉時代


法隆寺東院袴付き鐘楼2014年02月10日_DSC_0366



袴腰付鐘楼としては最古のものです。




最古や国宝ばかり・・・の
法隆寺です。


何度訪れてもただただ頭を垂れる私です。






                                   2014年2月法隆寺
                                   1 魅力的な手水編
                                   2 西院伽藍西円堂編
                                   3 西院伽藍五重塔の邪鬼とトーテムポール
                                   4 西院伽藍金堂の凄み
                                   5 大宝蔵院、百済観音
                                   6 東院伽藍夢殿

en1参考en1



東院伽藍
img_00002.jpg


東院伽藍に行く道筋の脇道はとても
絵になります。
2014年02月10日_DSC_0345

<注1:上宮王院>
聖徳太子を上宮王と呼び
太子一族のことを上宮王家の人々と呼びます。

<参照>
寺院別国宝建造物・彫刻の所有件数表
古都の奈良銘刹寺院の紹介、仏教文化財の説明など
ほぼ日刊イトイ新聞 法隆寺へ行こう!
*ブログ 木もれ陽日記様
*2008年法隆寺国宝金堂展図録
2010年 興福寺南円堂水煙

拙ウェブ
2007年11月法隆寺1
2007年11月法隆寺西円堂
2010年1月法隆寺
2008年7月国宝法隆寺金堂展
三井寺展


<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→中宮寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり

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00000002.jpg
             国宝 百済観音立像 飛鳥時代、7世紀頃 作者不明


法隆寺は建物も素晴らしいのですが
お仏像様は質、量とも他の寺院の追随をゆるさない
といえます。

中門をいったん出て聖徳太子の尊像が安置されている
聖霊院(注1)の脇をはいると、
宝物がが展示されている大宝蔵院へとつながります。





夢違観音
        国宝 銅像観音菩薩立像 
        飛鳥時代後期(白鳳期)
        通称 夢違観音

白鳳期のお仏像様はだいたいにおいて
幼女を思わせるようなお可愛いお顔を
しておいでです。


この観音様は
悪夢を見た時にお願いすれば
良い夢に変えてくれるという言い伝えから
夢違観音という名で有名です。

90cmほどのお小さいお仏像ですが
全身から微笑ましさを発しておられるような
癒し系ともいうべきお方です。


法隆寺は「日本最古」という枕詞が
いたるところにつくお寺さんですから
お仏像も白鳳やら飛鳥と古いものです。

故に、その特徴でお身体もお顔も
ほんわりとしたものです。


前回西院伽藍の金堂をご案内したおりに
「まるで日本史あるいは美術の教科書そのものです」
と記載したのですが、

出ますよ出ますよ。
教科書そのものが!


国宝 玉虫厨子 飛鳥時代作↓

houryuuji1.jpg

玉虫厨子。
アルカイックやエンタシスと共に
習いましたよね。ね!

2700匹のヤマトタマムシを使ったといわれていますが
残念ながら剥離していて、どこに???
玉虫を見てとることができない。
2007年の拝観のおりにはボランティアの方が
ペンライトを照らして「ココ」と教えて
くださったのでかろうじてわかったのですが
今回は独力でさがしたのですが・・・わかりませんでした。

正面に「舎利供養図」、向かって左側面に
「施身聞偈図」(せしんもんげず)、
右側面に「捨身飼虎図」(しゃしんしこず)、
背面に「須弥山世界図」が描かれています。

とても有名な
↓釈迦の前世物語である「捨身飼虎図」(しゃしんしこず)

000002_20140424183602189.jpg

    お釈迦さまの前世の王子が
    飢えた虎の親子を憐み、
    自分の体を食べさせたという話。



この大宝蔵院での一番の見どころは
建物のちょうど真ん中に当たる
百済観音堂におわす
百済観音立像でしょう。



法隆寺百済観音imga386245bzikezj

なんともいえない
不可思議なお仏像様です。

この百済観音は元々は観音様ではなく
虚空蔵菩薩立像といわれていたようです。
あるいは岡倉天心によって朝鮮風観音とも
いわれていたようです。

法隆寺としては古くからいわれていた
「虚空蔵菩薩」さんにこだわっていたようですが
寺の土蔵から宝冠が見つかりその宝冠には
観音様の宝冠に証拠である化仏が刻まれていたために
「観世音」と認めるにいたりました。

法隆寺百済観音IMG_0007

私はこの百済観音様を何度も拝観していますが
いつお会いしても
つりこまれるような、
あるいは空間の裂け目のようなもの
がまわりに出来るような奇妙さを
感じます。

細くて薄い板のようなお身体から
強烈なオーラあるいはエネルギーを
発せられているようなお仏像です。

この感じは三井寺の秘仏であられる
新羅明神坐像にも共通します。

新羅明神坐像
                 NHKより転写(2008年)

理解の範疇を超えた
百済観音様は私の好きなお仏像です。



この大宝蔵院にはたくさんの
宝物が展示されていますが、

東京国立博物館には法隆寺宝物館が独立してあり
海の底のような静かな館内には夥しい数の
お仏像がおさめられています。

東博 法隆寺宝物館000004
                    東博 法隆寺宝物館

明治以降の寺院は銘刹であっても
経済的困窮しています。
特に官寺は檀家がいないわけですから
ことさらです。

法隆寺は寺宝300件余を皇室に献納し、
一万円を下賜されて、この困難を
切り抜けています。
その宝物が東京国立博物館蔵となり
現在の東博の法隆寺宝物館に
おさめられているわけです。




                                         前回まで
                                      1 魅力的な手水編
                                      2 西院伽藍西円堂編
                                      3 西院伽藍五重塔の邪鬼とトーテムポール
                                      4 西院伽藍金堂の凄み


en1参考en1


宗派   聖徳宗
寺格   総本山
創建年  (伝)607年      
開基   推古天皇・聖徳太子
本尊   釈迦如来
別称   斑鳩寺
文化財  金堂、五重塔、夢殿他(国宝)
      中門金剛力士像他(重要文化財)
     
住所   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話   0745-75-2555    
交通   JR法隆寺駅下車、徒歩で20分。あるいは、
     JR下車、奈良交通バス、法隆寺門前下車、すぐ
拝観料  1,000円(西院、東院、大宝蔵院)
公式ホームページ



西院伽藍

img_01.jpg

<注1:聖霊院>
2014年02月10日_DSC_0341
<参照>
*寺院別国宝建造物・彫刻の所有件数表
古都の奈良銘刹寺院の紹介、仏教文化財の説明など
ほぼ日刊イトイ新聞 法隆寺へ行こう!
*ブログ 木もれ陽日記様
*2008年法隆寺国宝金堂展図録

拙ウェブ
2007年11月法隆寺1
2007年11月法隆寺西円堂
2010年1月法隆寺
2008年7月国宝法隆寺金堂展
三井寺展
法隆寺金堂展ちけっとIMG_0002
  国宝法隆寺金堂展チケット

<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり

 
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000002_20140421092517231.jpg
                           2008年6月 国宝法隆寺金堂展図録より


宗派   聖徳宗
寺格   総本山
創建年  (伝)607年      
開基   推古天皇・聖徳太子
本尊   釈迦如来
別称   斑鳩寺
文化財  金堂、五重塔、夢殿他(国宝)
      中門金剛力士像他(重要文化財)
     
住所   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話   0745-75-2555    
交通   JR法隆寺駅下車、徒歩で20分。あるいは、
     JR下車、奈良交通バス、法隆寺門前下車、すぐ
拝観料  1,000円(西院、東院、大宝蔵院)
公式ホームページ



法隆寺 金堂2014年02月10日_DSC_0315
                                         法隆寺金堂



法隆寺金堂前 礼拝石2014年02月10日_DSC_0278
                                       金堂前 礼拝石


法隆寺の金堂は世界最古の木造建築
です。
どの場所からもみえるようにとの
はからいで正方形です。

元来、金堂というのは
とても貴いもので、金堂一棟が
厨子にあたります。

そのため僧侶でさえも
法要は外から
この礼拝石にすわりとりおこないました。



金堂00000002

よく見ると扉および連子窓は一枚板をくりぬいて
作ったものです。


金堂の中にはいりましょう。


法隆寺金堂天蓋IMG_0001

鳳凰に守られるかのような
天蓋の下には


法隆寺金堂三尊
金銅釈迦三尊像 国宝 飛鳥時代 止利仏師作


鞍作止利仏師作の三尊がおいでになります。
目は杏仁形お口はアルカイックスマイル。

鞍作止利仏師(くらつくりのとりぶっし)
杏仁形(きょうにんけい アンニン非ず)
アルカイックマイル
それにエンタシス

まるで日本史あるいは美術の教科書そのものです。


講釈抜きにして
私は
このお釈迦様のお顔が大好きです。
幼子のようで
柔和で
大らか。

この時代はまだ仏師の技術が稚拙なのですが
仏教(仏像)に対する気持がそれを凌駕して
いて敬虔な気持がこちらに伝わってきます。
と、
講釈してしまった!


法隆寺金堂IMG_0005


堂宇のなかは薄暗いものの
薬師如来、阿弥陀如来、吉祥天、毘沙門天、
その方々をお守りするための
白鳳時代に造られた我が国最古の
四天王が西洋風の着物というより
ドレスと名言してよいような
モノをまとってお立ちです。


法隆寺金堂持国天img2b1be454zik6zj

邪鬼はまるで
顔が牛で体が人間の
件(くだん 注1)のようでしょ。


法隆寺金堂四天王後ろ姿img5438502ezik7zj


法隆寺四天王横imgeaeace3czikdzj


四天王の着物はいかがですか?
エキゾチックでしょ。


金堂は壁画も


法隆寺金堂壁画0003
       法隆寺金堂再現壁画6号壁 阿弥陀浄土図 1面
          安田靫彦(やすだゆきひこ)
          羽石光志(はねいしこうじ)
          吉田善彦(よしだよしひこ)
           昭和43年(1968)



すばらしいものです。

1949年(昭和24年)1月26日に金堂から
出火し、壁画が甚だしく焼損したことは
ご存知のかたも多いと思います。

沈火時に当時の管主・佐伯 定胤師が
焼けただれた壁画に合掌されてる写真は
今見てもおいたわしいものです。

不幸中の幸いで、
お仏像は「壁画の修復」が金堂でおこなわれて
いたために他所に祀られており無事でした。

出火の原因はいろいろいわれていますが
定かではないようです。




金堂の外にでて
再度建物をながめてみましょう。


法隆寺2014年02月10日_DSC_0334


裳階(もこし)の上の支柱には神獣。
そしてその上の層には龍が飾られています。

裳階(もこし)の神獣は

2014年02月10日_DSC_0288

↑多分、獏。
この獏(多分)は前から見ると↓足に注目。

法隆寺金堂支柱飾り 獅子(?)いや、獏です。2014年02月10日_DSC_0304


法隆寺金堂支柱飾り2014年02月10日_DSC_0299

↑獅子。

法隆寺金堂支柱飾り 獏 2014年02月10日_DSC_0298

↑これは獏。

法隆寺金堂支柱飾り 象2014年02月10日_DSC_0308

↑これは象です。

獏と象を見極めるのは耳です。
獏は耳が立っています。
象は耳が大きくてたれています。


裳階(もこし)の上の屋根には
やはり支えのための支柱飾りとして

2014年02月10日_DSC_0294

登り龍と下り龍が
あしらわれています。


2014年02月10日_DSC_0289


この支柱と飾りですが、
支柱は鎌倉時代。
飾りは江戸時代に後付けされたものです。


法隆寺金堂 卍崩しの高欄、人字形割束006



奥まったところにある
大講堂に近づくと

法隆寺西院伽藍 大講堂2014年02月10日_DSC_0316


銅灯籠に寺紋発見。

2014年02月10日_DSC_0306


法隆寺大講堂前灯籠00002

葵の紋はよく神社仏閣でみられますが
徳川幕府がスポンサーとなり
修復などをするために葵の紋がをここかしこに
記されます。

   横道にそれますが徳川以前では
   当然豊臣家、特に秀頼が信仰心が
   篤くよく寄進や修復をおこなっています。


葵の紋のとなりは本庄家の紋で
九目結紋といいます。

灯籠には
「元禄七年甲戌十一月嘉辰
 母儀桂昌院本庄氏」

綱吉の生母である桂昌院が寄贈したものと
いうことで、桂昌院の実家の本庄家の
家紋の九目結紋が記されています。


法隆寺西院伽藍2014年02月10日_DSC_0320
                             大講堂より中門、金堂、五重塔を見る


次回は大宝蔵院をご案内します。
   

                                         前回まで
                                      1 魅力的な手水編
                                      2 西院伽藍西円堂編
                                      3 西院伽藍五重塔の邪鬼とトーテムポール

en1参考en1

西院伽藍

img_01.jpg

<注1:件>
件(くだん)にんべんに牛。
人と人間のあわさったものです。
顔が人間で体が牛もあればその逆もあります。
岡山の伝説です。
この件については内田百閒がとても美しい
文章の短編小説を書いています。



紋に関して

法隆寺 門帳 多聞天紋 2014年02月10日_DSC_0313
↑ <多聞天紋>
多聞天紋という名称に関しては、2つのブログにて
その名称を目にし、記載しましたがまだ私自身で
調べてはいません。


法隆寺の紋は歌舞伎座の「鳳凰丸散らし」といわれています。
これも私自身、法隆寺で目にしたことはありません。
参考までに歌舞伎座の紋をアップいたします。↓
歌舞伎座 地下 2013年05月12日_P5120457
                                歌舞伎座 地階ショップ広場

*とても貴重なお写真をお借りすることができました。
法隆寺の寺紋と言われていた「鳳凰丸散らし」の
提灯です。
↓ブログ「木もれ陽」さんより承諾をいただいた写真です。*
b0039898_9204769.jpg

<七堂伽藍とは>
塔 金堂 講堂 経蔵 鐘楼 僧坊 食堂

<参照>
*寺院別国宝建造物・彫刻の所有件数表
古都の奈良銘刹寺院の紹介、仏教文化財の説明など
ほぼ日刊イトイ新聞 法隆寺へ行こう!
*ブログ 木もれ陽日記様
*2008年法隆寺国宝金堂展図録

拙ウェブ
2007年11月法隆寺1
2007年11月法隆寺西円堂
2010年1月法隆寺
2008年7月国宝法隆寺金堂展
法隆寺金堂展ちけっとIMG_0002
  国宝法隆寺金堂展チケット

<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり




 
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                                法隆寺五重塔 支柱の東南邪鬼(後補 江戸時代)

宗派   聖徳宗
寺格   総本山
創建年  (伝)607年      
開基   推古天皇・聖徳太子
本尊   釈迦如来
別称   斑鳩寺
文化財  金堂、五重塔、夢殿他(国宝)
      中門金剛力士像他(重要文化財)
     
住所   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話   0745-75-2555    
交通   JR法隆寺駅下車、徒歩で20分。あるいは、
     JR下車、奈良交通バス、法隆寺門前下車、すぐ
拝観料  1,000円(西院、東院、大宝蔵院)
公式ホームページ

法隆寺中門2014年02月10日_DSC_0259
                                      国宝 中門 飛鳥時代

中門は装飾がほとんどありませんが
卍崩しの勾欄(高欄)や
その下の人字形割束の組ものが
リズミカルでとてもきれいです。
ちょっと屋根がそっています。

装飾がないから
立ち止まる方がすくないのですが
どうしてどうして
1300年の風雪に耐えた重み、強さを
感じさせる気品ある建物です。

   こういう空気は唐招提寺にもありますね。
   




法隆寺金堂 卍崩しの高欄、人字形割束006
              *わかりやすくするために金堂の写真を掲示しています。↑



00002_201404071446515a4.jpg 000002_201404071445261a7.jpg
                                      金剛力士立像

中門は飛鳥時代の建物で
左右に金剛力士がおわします。
この仁王像は日本最古のもので、
塑像です。
原初の荒ぶる感じがよくでています。

ただし
補修に次ぐ補修がおこなわれて
塑像にも関らず木造部分がかなり
しめています。


法隆寺中門仁王像の柵0003


仁王像の柵は1枚板のくりぬきです!



ここかしこに翻る門帳は、


法隆寺 門帳 多聞天紋 2014年02月10日_DSC_0313


多聞天紋といいます。(注1)





000002_201404101948242f6.jpg
                                             西院境内より中門を眺める


境内にはいりましょう。

中門を支える柱がとてもきれいです。
この中門に続く回廊もとても美しいものです。


2014年02月10日_DSC_0284



2014年02月10日_DSC_0332

法隆寺というと
エンタシスの柱を思い浮かべる方が
多いのではないでしょうか。

     日本史のテストに出ましたよね。(笑)

この中門及びこの回廊の柱がエンタシスと
いわれています。
   
が、
実際はえギリシアのパルテノン神殿で有名な
エンタシスの柱とは微妙に形状が違います。<注2>


法隆寺西院回廊連子窓2014年02月10日_DSC_0325


回廊の連子窓も
整然として絵になります。

よく見てみると


法隆寺西院回廊連子窓0000002

こちらも
1枚板をくりぬいた
とても手のかかったものです。




法隆寺西院伽藍0003
                            五重塔、金堂 2007年11月撮影


この西院伽藍の回廊エリアには
大講堂(国宝 平安時代)
金堂(国宝 飛鳥時代)
五重塔(国宝 飛鳥時代)
と、
すべて国宝の建物で成り立っています。

国宝建造物は18棟あり、
七堂伽藍がすべてそろい、その全てが
国宝です。(注3)

中門、金堂、五重塔は1300年の風雨に
耐えて姿をみせているのですから
日本一のお寺といっても過言はないでしょう。



建物をみてみましょう。


2014年02月10日_DSC_0279
                       国宝 飛鳥時代


五重塔は、日本最古のものです。
一見六重に見えますが、
最下層の屋根は、裳階(もこし)と
いい、庇と理解してよい構造物です。
 
  内陣には、奈良時代のはじめに造られた
  塑像群があり、東面は維摩居士と文殊菩薩の問答、
  北面は釈尊の入滅(涅槃)、西面は釈尊遺骨(舎利)の分割、
  南面は弥勒菩薩の説法が表現されています。
法隆寺web.より


五重塔に目をこらすと
裳階と初層の間の四隅に邪鬼がいます。

邪鬼は屋根を支えています。


2014年02月10日_DSC_0285
                                           西北の邪鬼




2014年02月10日_DSC_0282
                                           東北の邪鬼



2014年02月10日_DSC_0287
                                           東南の邪鬼




法隆寺五重塔支柱飾り南西の邪鬼0000002
                                           南西の邪鬼

もっと上に目をむけると、
五層めの屋根を支えるための
支柱に
トーテムポールが!



2014年02月10日_DSC_0295





2014年02月10日_DSC_0296


面白いでしょ。

この支柱は鎌倉時代にほどこされたもので
飾りの邪鬼及びトーテムポールは
江戸時代にとりつけられたものです。
そういう意味では
往時がしのばれないと
アチャ~
と思う方おられるかもしれませんが
意匠的にはとても面白いと思っています。
各々年代がきちんと把握できていれば
いいのではないかと私は思っています。

  グラスの底に顔があってもいいじゃないか~!
  と仰ったのは岡本太郎先生でした。
  関係ないか・・・。(笑)



法隆寺五重塔卍崩し勾欄(高欄)2014年02月10日_DSC_0303
                               法隆寺五重塔卍崩し勾欄(高欄



2014年02月10日_DSC_0293




法隆寺西院伽藍 大講堂2014年02月10日_DSC_0316
                           五重塔 大講堂 金堂



よく見ると、視ると、観ると!
ため息だらけの法隆寺です。

まだまだあります。



↓次回は 金堂をご案内いたします。


0003_20140418183931b68.jpg
                左 五重塔      右 金堂



                                          前回まで
                                        1 魅力的な手水編
                                        2 西院伽藍西円堂編

en1参考en1

西院伽藍

img_01.jpg

<注1:多聞天紋>
多聞天紋という名称に関しては、2つのブログにて
その名称を目にし、記載しましたがまだ私自身で
調べてはいません。
法隆寺の紋は歌舞伎座の「鳳凰丸散らし」といわれています。
これも私自身、法隆寺で目にしたことはありません。

法隆寺の宝物「鳳凰円文螺鈿唐櫃(ほうおうえんもんらでんからひつ)」
の意匠です。

43967_119018120327163245090_900.jpg


参考までに歌舞伎座の紋をアップいたします。
歌舞伎座 地下 2013年05月12日_P5120457
                                歌舞伎座 地階ショップ広場



とても貴重なお写真をお借りすることができました。
法隆寺の寺紋と言われていた「鳳凰丸散らし」の
提灯です。
↓ブログ「木もれ陽」さんより承諾をいただいた写真です。
b0039898_9204769.jpg

<注:2エンタシスの柱>
ギリシャのパルテノン神殿で有名なエンタシス式の
柱は、
エンタシス式の柱とは、
1、柱の下部から上部にかけて少しずつ細くなる。
あるいは
2、柱の途中までは同じ太さで途中から上部にかけて細くなるという形。
の二通りあります。
img67905b63zik2zj
法隆寺の場合は中央部がふくれていますし、この形状は
建築後に削られたということが昭和の修理時にわかりました。

<注3:七堂伽藍>
塔 金堂 講堂 経蔵 鐘楼 僧坊 食堂
<参照>
*寺院別国宝建造物・彫刻の所有件数表
古都の奈良銘刹寺院の紹介、仏教文化財の説明など
ほぼ日刊イトイ新聞 法隆寺へ行こう!
*ブログ 木もれ陽日記様

拙ウェブ
2007年11月法隆寺1
2007年11月法隆寺西円堂
2010年1月法隆寺


<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり


 
10
 
2014年02月10日_DSC_0271
                             世界文化遺産石碑 平山郁夫 書



宗派   聖徳宗
寺格   総本山
創建年  (伝)607年
開基   推古天皇・聖徳太子
本尊   釈迦如来
別称   斑鳩寺
文化財  金堂、五重塔、夢殿他(国宝)
      中門金剛力士像他(重要文化財)
     
住所   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話   0745-75-2555    
交通   JR法隆寺駅下車、徒歩で20分。
     または奈良交通バス、法隆寺門前下車、すぐ
拝観料  1,000円(西院、東院、大宝蔵院)
公式ホームページ


*日本最初の世界文化遺産とかかれた石碑の
 書は平山郁夫画伯によるものです。



法隆寺中門2014年02月10日_DSC_0259


法隆寺を訪れる人々の殆どが
拝観料を払うと、そのまま中門の向うの
五重塔や金堂へ向かいます。

実は
西側の小高いところには西円堂(国宝)が
建っています。


法隆寺西円堂2014年02月10日_DSC_0398



法隆寺西円堂2014年02月10日_DSC_0389



法隆寺西円堂2014年02月10日_DSC_0396
                                         1250年 国宝

八角造りの円堂は、奈良時代に建立されたと
伝えられていますが、
現在の建物は鎌倉時代に再建されたものです。
お堂の中には乾漆造りの薬師如来座像がまつられています。

お堂の中は薄暗いのですが
薬師如来坐像は秘仏扱いではなく
いつ拝観しても
お目もじがかないます。
しかし
残念なことに
誰も、
いない!

お堂の東側には千手観音立像がまつられています。


       この西円堂の薬師如来坐像、千手観音立像共に
       とても豊かなお姿をお持ちの素晴らしいお像です。
       拝観にいかれるならば晴天の明るい日差しの日を
       おすすめします。
       それでも堂宇は薄暗く、目を凝らして慣れてくると
       お仏像が浮かびあがってきます。



法隆寺西円堂2014年02月10日_DSC_0394



この西円堂からは五重塔や金堂が
見渡せます。

法隆寺西円堂2014年02月10日_DSC_0392




法隆寺西円堂2014年02月10日_DSC_0390


↑手水が普通すぎるのが手水好きにとっては
残念です。(笑)



法隆寺西円堂石段
                                        2007.11 撮影

脇(西側)の石段ですが趣があって
よいものです。


法隆寺西円堂2014年02月10日_DSC_0397




en1参考en1

西院伽藍

img_01.jpg



2007年11月法隆寺西円堂
2010年1月法隆寺


<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり

 
08
 
法隆寺参道2014年02月10日_DSC_0250
                                            法隆寺参道

法隆寺参道 下馬2014年02月10日_DSC_0252



宗派   聖徳宗
寺格   総本山
創建年  (伝)607年
開基   推古天皇・聖徳太子
本尊   釈迦如来
別称   斑鳩寺
文化財  金堂、五重塔、夢殿他(国宝)
      中門金剛力士像他(重要文化財)
     
住所   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話   0745-75-2555    
交通   JR法隆寺駅下車、徒歩で20分。
     または奈良交通バス、法隆寺門前下車、すぐ
拝観料  1,000円(西院、東院、大宝蔵院)
公式ホームページ




法隆寺南大門2014年02月10日_DSC_0254
                                             国宝南大門



法隆寺南大門2014年02月10日_DSC_0255



法隆寺南大門2014年02月10日_DSC_0256


まるで発作が起きたように
お仏像に取り囲まれたくなります。

ならば、

法隆寺と、斑鳩にやってまいりました。
法隆寺は2010年1月以来です。




2014年02月10日_DSC_0274
                                         国宝法隆寺 中門
南大門も中門も
細かい装飾がなく
建物自体が美しく
見惚れます。


中門をごらんください。
中国からの渡来の人字形割束。
卍崩しの高欄。
木造では法隆寺の人字形割束が「東南アジア唯一の
貴重な遺構」です。                               
↓  ↓  ↓

2014年02月10日_DSC_0265






00002_201404071446515a4.jpg 000002_201404071445261a7.jpg
                                               天平時代


中門に安置されている金剛神(仁王像)は
日本最古であるうえに、珍しいことに塑像ですが
痛みが激しいために大きな補修を余儀なくされています。
特に左の吽形の体の殆どが木造の後補となっています。
しかし
原初の猛々しさを非常に残しているお像といえます。



法隆寺は
五重塔や金堂がある西院と
夢殿がある東院にわけられます。

が、
まず手水を紹介いたしましょう。
法隆寺の手水はいいですよ。




<中門の向かって右手前の手水>


法隆寺中門前 手水舎DSC_0971
                                          中門前 手水舎



2014年02月10日_DSC_0260


頭にパーマをかけているような感じが
する龍です。
と、
思うのは私だけでしょうか・・・。


2014年02月10日_DSC_0261




2014年02月10日_DSC_0262




<西院伽藍聖霊院前の手水>


法隆寺手水舎2014年02月10日_DSC_0339

なんだか面白い形をしています。
前にまわってみましょう。

法隆寺西院伽藍聖霊院前 手水舎DSC_1034


近づいてみましょう。

法隆寺手水舎2014年02月10日_DSC_0337


怖い顔をしています。
牙さえある。
龍かしら?
と思うも、
後ろのペルシアンポット(のようなもの)をよくみると
線刻模様が。


法隆寺 西院手水舎


鳥ですね。

迦陵頻迦(かりょうびんが)かしらとも思いましたが
それならば、お顔は人間のはずですし・・・。
それともこのお顔は人間?
人間ならば迦陵頻迦(かりょうびんが)です。
でなければ
鳳凰なのかもしれません。
・・・火の鳥!?

なににせよ、謎の鳥です。





<東院伽藍にある夢殿前の手水>

なに!?

imgf71280eczik3zj


全体像は、


法隆寺手水舎2014年02月10日_DSC_0353

正面から見ると
何だかわかりませんね。



法隆寺手水舎2014年02月10日_DSC_0350

斜めから見ると、


法隆寺手水舎2014年02月10日_DSC_0352


横から見ると、


法隆寺手水舎2014年02月10日_DSC_0351


真後ろからみると、↑こうなります。
これは
鳳凰です。

大好きな手水です。

マンガチックですが、
西院の金堂内には鳳凰がたくさん
みられ納得です。

009.jpg
                                     金堂の天蓋



法隆寺手水舎2014年02月10日_DSC_0349



どうですか?
法隆寺の手水たちは。

ユーモラスで何度見ても飽きない
それが
法隆寺の手水です。

          不謹慎といわれるかもしれませんが
          私は法隆寺の手水を目にするたびに
          さくらももこさんの漫画の
          「神のちから (Ikki comix)
          のキャラクターにいそうだと
          笑ってしまいます。

          同意見の方がおいでだったら
          コメントをくださると
          嬉しいです。



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西院
img_01.jpg
東院
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2010年1月法隆寺

<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり

 
07
 
2014年なら瑠璃絵は2月8日~14日まで
開催されました。
といっても14日は大雪で中止。
9日は奈良泊だったので会場のひとつである
東大寺に行ってまいりました。

東大寺の鏡池が会場でした。


奈良瑠璃絵 東大寺鏡池


奈良瑠璃絵 東大寺鏡池


奈良瑠璃絵 東大寺鏡池2014年02月09日_DSC_0238



奈良瑠璃絵 東大寺鏡池



奈良瑠璃絵 東大寺鏡池2014年02月09日_DSC_0235



奈良瑠璃絵 東大寺鏡池




結論は
恋人、、、っていいなあ。










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<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり

 
06
 
釘抜地蔵2014年02月09日_DSC_0172



山号   家隆山
宗派   浄土宗
創建年  伝・819年(弘仁10年)
開基   伝・空海
本尊   地蔵菩薩
正式名称 家隆山 光明遍照院 石像寺
文化財  石造阿弥陀如来及び両脇侍像・弥勒仏立像
     
住所  京都市上京区千本上立売上ル花車町503
電話  075-414-2233    
交通  市バス「千本上立売」下車 徒歩3分


釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0191



圧倒的なお仏像さんに、
かこまれてみたいという思いで
千本釈迦堂(報恩護国寺)を
拝観しようと歩いていると
近くに
釘抜地蔵さんがあることがわかり
進路を急遽変更。


釘抜地蔵2014年02月09日_DSC_0175


千本通りに面した参道は幅2メートルほどでしょうか。
路地のような参道を30メートルほど歩くと
小体な境内があらわれます。


香炉の前には大きな釘抜きのオブジェ。



釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0190


ちいさなお寺さんなのに
ひとめで観光客ではないとわかる
老若男女が途切れることなく
参拝にあらわれます。



釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0192


      <釘抜地蔵伝説>
     室町時代の終わり頃、紀ノ国屋道林という商人がいた。
     彼は両手に激しい痛みを感じていたが、
     どんな治療を施しても効き目がなかった。
     そこで霊験あらたかな石像寺の地蔵菩薩に7日間の
     願かけをしたところ、満願の日の夢に地蔵菩薩が現れた。
     地蔵菩薩は「お前の苦しみの原因は、
     前世において人をうらみ、呪いの人形(ひとがた)を作って
     その手に八寸釘を打ち込んだことにある」と告げ、
     呪いの人形から抜き取った八寸釘を道林に示して見せた。
     道林が夢から覚めると、両手の痛みはすっかり消えていた。
     そして、石像寺に参詣すると、本尊地蔵菩薩の前には血に
     染まった2本の八寸釘が置かれていたという。
 -ウィキペディアより



釘抜地蔵2014年02月09日_DSC_0177


ここまで摩耗したなで仏のおびんずる様<注1>を
拝観するのははじめてです。
いかに人々が足繁く通っているのかわかります。


釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0200

参拝者はその歳の数だけ竹札を手にし本堂を
1周する毎に竹を箱に納めます。
願がかなえば、お礼に釘抜きと八寸釘の絵馬を
奉納します。


釘抜地蔵2014年02月09日_DSC_0179

本堂の外壁一面には奉納された釘抜きと八寸釘が
貼られています。



本堂の裏には地蔵堂があります。

これがとっても素晴らしい石像です。
おおらかでお優しいお顔。

自然と手があわさります。


000002_201404051607296b8.jpg
                               石造阿弥陀如来及び両脇侍像・石造弥勒仏立像  鎌倉時代

ひとつの石より彫りだされた石仏としては
日本最古のものといわれています。


釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0186



釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0196



釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0188



釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0185



釘抜地蔵2014年02月09日_DSC_0180


小さなお寺さんですが、
民間信仰がいきづいており
そのうえお仏像の姿がいい。

大伽藍の寺院に劣る事はありません。


釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0199


平安時代には歌人である藤原定家・家隆も住んだと
いわれ、そのお墓や、
弘法大師が自ら掘ったといわれる井戸が境内にあります。

下調べをせずに拝観したためにそれらは残念ながら
見逃してしまいました。

大好きなお寺さんがまたひとつ増えました。



釘抜地蔵(石像寺)2014年02月09日_DSC_0201
                                 境内より千本通りをのぞむ





京都 釘抜地蔵 石像寺 2014年02月12日_P2120913


en1参考en1

<注1:おびんずる>
賓頭盧尊者、おびんずるさまは、
なで仏といわれて、体の悪いところをさすると
御利益があるといわれています。
石像寺では堂内に安置されておいでですが
本来は雨ざらしの外においでです。
なぜなら
お酒が好きで、お釈迦さまとの「禁酒」の約束を
破ったので、生涯、内陣にはいることを許され
なかったとか。
神通力を見せびらかしたとして涅槃にはいることを
許されなかったとか。
そういうことで、外に安置されているわけです。

東大寺大仏殿の入り口のおびんずるさま
東大寺大仏殿 賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃぞう)

<近辺情報>
歩いて10分ほどのところに
千本釈迦堂(報恩護国寺)があります。
千本釈迦堂といえば、おかめの物語と正月の大根が
有名ですが、実はお仏像の宝庫です。
快慶作の十大弟子像や藤原時代の美しいお仏像さんを
拝観することができます。
2012年01月08日_DSC_0130千本釈迦堂(大報恩寺


<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり
 
04
 
0003.jpg
                                              北野天満宮 三光門<注1>




000002.jpg
                                                 三光門 蛙股


主祭神  菅原道真公
創建   天暦元年(947年)
国宝   本殿      
本殿様式 権現造り
ご神紋  星梅鉢紋

*国宝の指定を受ける現在の本殿は慶長十二年(1607)、
豊臣秀頼公が造営されたもので、
この時作られた中門、東門、絵馬堂、神楽殿、校倉等も
現存しています。(hpより)

住所  京都市上京区馬喰町
電話  075-461-0005
交通  JR京都駅より市バス50・101系統市バス 
      北野天満宮前下車
公式ホームページ



北野天満宮本殿2014年02月09日_DSC_0171
                                     拝殿(国宝)桃山時代



桧皮葺き(ひわだぶき)の優雅な屋根をもつ
北野天満宮の本殿は、屋根が畳みかけるように
連なる「八棟造り」やつむねつくりです。<注2>



00004.jpg
                                                    拝殿


北野天満宮拝殿 蛙股2014年02月09日_DSC_0099 北野天満宮拝殿 蛙股2014年02月09日_DSC_0098

北野天満宮2014年02月09日_DSC_0090 北野天満宮2014年02月09日_DSC_0089



拝殿は二重に蛙股がずらりです。
北野天満宮すべての蛙股の数は
100は優に超えるでしょう。



真上から写真を撮る事ができないので
わかりにくいのですが、拝殿と本殿は
実際は折り重なるような優美な屋根で
生駒山の歓喜天の本殿も八つ棟造りです。


北野天満宮2014年02月09日_DSC_0145
                                     本殿posted by(C)poco



北野天満宮2014年02月09日_DSC_0144


本殿の裏は朱色を背景にした浮彫りがとりまいて
います。



000002_20140318185425681.jpg
                                        拝殿正面の蛙股 立ちあがった神牛


拝殿の蛙股にはこの北野天満宮では唯一の
立っている神牛が彫られています。



北野天満宮 社殿回廊2014年02月09日_DSC_0102
                                            社殿回廊
    

社殿の裏には、北野天満宮が祀られるまえの
神社が鎮座しています。
参道は、このことを配慮してこの地主さんに向かって
まっすぐのびています。
北野天満宮の社殿は少し横によけて造られています。



北野天満宮地主神社2014年02月09日_DSC_0130
                                      北野天満宮地主神社



北野天満宮2014年02月09日_DSC_0141
                                             十二社

一社ごとに蛙股があります。


北野天満宮2014年02月09日_DSC_0134 北野天満宮十二社蛙股2014年02月09日_DSC_0138

北野天満宮十二社蛙股2014年02月09日_DSC_0137 北野天満宮十二社蛙股2014年02月09日_DSC_0136




北野天満宮 御神馬2014年02月09日_DSC_0152
                                               ご神馬




北野天満宮絵馬所2014年02月09日_DSC_0159
                                       北野天満宮絵馬所


2014年02月09日_DSC_0160
                                       絵馬掛所、納札所

木鼻ズ

北野天満宮2014年02月09日_DSC_0087 北野天満宮2014年02月09日_DSC_0086

北野天満宮2014年02月09日_DSC_0123 北野天満宮2014年02月09日_DSC_0123
 
2014年02月09日_DSC_0150 2014年02月09日_DSC_0151


最後に愉快な狛犬さん。


北野天満宮2014年02月09日_DSC_0082


北野天満宮2014年02月09日_DSC_0081


en1参考en1

北野天満宮1 牛編
北野天満宮 境内図

< 2月9日花情報 >
2014年02月09日_DSC_0133 2014年02月09日_DSC_0158
2014年02月09日_DSC_0155 2014年02月09日_DSC_0131


<注1:三光門>
別名:星欠けの三光門
三光門とは一般に「日・月・星」の3つが
揃ったものをさしますが、北野天満宮は
星欠けいます。

平安京造営時の大内裏より帝が北野天満宮
方向を遥拝したところ、真上に北極星が
かがやいていたために星は刻まれなかった
といわれています。


<注2:八つ棟造り>
生駒山宝山寺聖天堂
生駒山宝山寺 聖天堂2013年04月29日_DSC_0418
生駒山の歓喜天

<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり

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