白マム印 日本のこと日本のもの

 
28
 
< 2017年1月冬の京都奈良 >

○ 法輪山 興善寺 ○

P1221018
                                      奈良 興善寺

山号   法輪山
宗派   浄土宗
本尊   阿弥陀如来立像(重文 快慶作)
      
住所   奈良県十輪院畑町12
交通   近鉄奈良駅奈良交通バス 天理方面行(3番のりば)
       福智院バス停下車、南西へ徒歩3分
電話   0742-23-7007 

*宝蔵院流槍術五祖御影公開は1月末日までです。      



興善寺 P1221029



興善寺は
元興寺の別院だったとも十輪院の奥寺だったとも言われています 。




244930554_v1485134358.jpg







興善寺 P1221027







興善寺 P1221030




昨年4月に
興福寺の僧であり
宝蔵院流槍術を創始者した胤栄を
はじめとする宝蔵院五祖のご位牌が
興善寺より発見されました。
このご縁により
興善寺では五祖の御影を日本画家であり法尼である
中田文花法尼に依頼され1月14日には
この五祖の法要が営まれました。

文花法尼による御影は1月末まで本堂にて
拝観がゆるされています。



興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影 P1221043


私が訪れたこの日は、
たまたまご住職がおられたので
ご親切な説明を受けご朱印をいただくことが
できました。



興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影 P1221041
                             宝蔵院流槍術五祖御影

右手より
宝蔵院初代胤栄
二代胤舜
三代胤清
四代胤風
五代胤憲


興善寺P1221036
宝蔵院初代胤栄

画像が切れていて残念ですがこの胤栄師の
頭上には月明かりに浮かぶ摩利支天が
描かれています。
日本では摩利支天は武士に信仰されたと
いわれています。

宝蔵院流奥義を允可された象徴といえるでしょう。



興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影 2代胤舜 P1221037
二代胤舜

胤舜は
五祖の中でも一番知られているといいますか
一番人気であるといえます。
なぜならば井上雄彦のバガボンドに登場します。
なんと
宮本武蔵はこの胤舜に敗退します。
しかし
胤舜は武蔵に好意を持って対しているという
とてもカッコイイ役です。




興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影3代胤清 P1221038
三代胤清

手に巻物を持っておられます。
胤清は学びをよくした人と伝わっていますので
文花法尼は小物に巻物をもたせることで
彼の日常をあらわしておいでです。

お顔も謹厳実直な感じですね。



興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影 4代宝蔵院胤風(P1221039
四代胤風

美男におわすでしょ。

胤風は享保(きょうほう)11年8代将軍徳川吉宗(よしむね)
の前でその技を披露したとつたえられています。
腕もよいのですが、お声もきれいだったとのことで、
文花法尼は散華を前に置かれています。



興善寺 5代胤憲 宝蔵院流槍術五祖御影 P1221040
五代胤憲


将軍徳川家治(いえはる)・家斉(いえなり)の前でその技を披露
したといわれる
胤憲は、とても穏やかで聡明なお顔をしておられます。



文花法尼は五人五様。
夫々に個性をもたされています。

現ご住職の説明を聞き乍ら
お軸をみていますと
どなたも違うお顔ですが
なんとはなしに皆さまご住職に
似ておいでなことに思いあたりました。



興善寺 快慶仏 P1221034
                         快慶作 阿弥陀如来立像 重文

この御影も素晴らしいものですが
ご本尊は快慶作の阿弥陀如来立像です。



興善寺 快慶仏 P1221035






興善寺 P1221031


観光寺ではない檀家さんとともに地域に
根付いた御寺さんに入るのは
少し勇気がいります。
が、
このような素晴らしい寺宝をお持ちなのですから
お訪いをいれてみましょう。
ただし
失礼のないように。



興善寺 P1221044
                             境内 納骨堂内の石像






P1221045







興善寺 P1251069
                                  
奈良大立山Walkerの「冬の祭典完全ガイド
の14ページには
「朝の勤行に参加して心を鎮めよう」
という記事。勤行参加は要予約とのことです。 




宝蔵院流 興善寺ご朱印16195582_1261644967261524_1820684151688502371_n
                     興善寺のご朱印





en1参考en1

< 宝蔵院摩利支天石>

武術神であった摩利支天を
宝蔵院流槍術開祖のはこの大石に
祀りました。
その場所は宝蔵院の庭。
現国立奈良博物館内でした。

しかし明治の廃仏毀釈運動のために
高畑菩提町に移され
その後の平成11(1999)年に
興福寺三重塔の前に鎮座されました。

興福寺 宝蔵院流摩利支天石 P9210233
                   宝蔵院流胤栄 守り本尊 摩利支天石



< 中田文花法尼 >
オフィシャルサイト


<近辺情報>

十輪院
十輪院2012年08月14日_DSC_0364

十輪院 石仏龕(せきぶつがん)"
十輪院 石仏龕(せきぶつがん)

*十輪院さん拝観記はコチラです。

十輪院と興善寺はお隣さん同士です。
興善寺さんは奈良駅からむかえば手前ですが、
奥まっているので少々わかりにくいかもしれません。

*観光寺ではない御寺さんにお行きになる場合は
 電話で伺いを立てられることをおすすめします。
*拝観料がない場合があるので志納金を封筒に
 入れておかれることもすすめます。
 実は私は興善寺さんで剥き出しでお渡ししてしまい
 申し訳なかったです。

<白マムの独り言>

バガボンドの聖地になりえるのでは・・・・・・。
このようなことを記載するとご住職に
叱られるかもしれません。

  
 バガボンド(5)               バガボンド(7)

バガボンド5巻は胤舜との死闘が全編描かれ
7巻は再び胤舜と対峙が物語られています。

< 2017.1.22の足取り >
東京6:50発→京都9:11着→京都国立博物館聖護院→奈良
→東大寺 ///興善寺十輪院→東京20:10着




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東大寺3

P1221008






P1220998






東大寺大仏殿 回廊 P1220996


冬空の東大寺は寒々しいものです。
けれども
回廊のお土産物屋さんは彩り鮮やか。


東大寺 お土産物屋 P1221010






東大寺 お土産物屋 P1221005

しかまろくん を 見ると
あの「せんとくん」騒ぎはなんだったのか!?

思ってしまいます。



東大寺 お土産物屋 P1221011


これに手をだしたら
大変なことになるので
いつも足早に通り過ぎることにしています。

和の心 仏像コレクション

東大寺 和の心 仏像コレクション P1221002







東大寺 和の心 仏像コレクション P1221004







東大寺 和の心 仏像コレクション P1221001



なんて素敵なんでしょう!
目の毒です。。。




東大寺 和の心 仏像コレクション P1221000



目の毒ですってばあ。。。。。。。



< 2017.1.22の足取り >
東京6:50発→京都9:11着→京都国立博物館聖護院→奈良
→東大寺 ///興善寺十輪院→東京20:10着

 
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東大寺2


大きな大仏殿に大きな大仏様。
日本一です。

東大寺大仏殿 P1220958
                 国宝 東大寺金堂(大仏殿)本尊 盧舎那仏像(大仏)


今から1275年前の天平17年(745年)
聖武天皇の発願で制作が開始され、
天平勝宝4年(752年)に開眼供養会(かいげんくようえ)が
天竺より菩提僊那(ぼだいせんな)上人を招いて
行われました。(注1)




東大寺大仏殿 P1220966


大仏殿は2回の焼失にあい
現在の大仏様は
頭部は江戸時代、体部は大部分が鎌倉時代の補修です。
台座、右の脇腹、両腕から垂れ下がる袖、
大腿部などに一部建立当時の天平時代のもの。
台座の蓮弁(蓮の花弁)に線刻された、
華厳経の世界観を表す画像も、往時のものです。




東大寺大仏殿 蓮華 P1220960
                          台座の蓮弁(蓮の花弁)の線刻






東大寺大仏殿 蓮華 P1220961







東大寺大仏殿 P1220964
  虚空蔵菩薩 江戸時代 山本順慶一門・椿井賢慶一門作


           中門の持国天と兜跋毘沙門天の同じ作者です。




東大寺大仏殿 虚空蔵菩薩 (P1220968
                                  虚空蔵菩薩・廬舎那仏

金堂(大仏殿)の三尊は廬舎那仏を中央に
脇侍(西)虚空蔵菩薩
脇侍(東)如意輪観音菩薩
です。



東大寺大仏殿 如意輪観音P1220982
          如意輪観音菩薩 江戸時代 山本順慶一門・椿井賢慶一門作






東大寺大仏殿 花立てP1220988
                                         花立て 

肢が8本あることで有名な
花立ての蝶々です。
この世ではないことを意味すると
いわれていますが、真相はどうでしょうか。



背面にまいりましょう。




東大寺大仏殿 広目天 P1220971
                          広目天 江戸時代


虚空蔵菩薩の斜め後ろには
迫力満点、邪鬼を踏みしだいた
広目天が睨みをきかせています。




東大寺大仏殿 広目天 P1220969







東大寺大仏殿 広目天 P1220970







東大寺大仏殿 広目天 P1220973

風がまきおこり
裾がなびいている。
この風は広目天の怒りが
起こしたものでしょうか。
細かい処まで行き届いて
私はこのお像が大好きです。



東大寺大仏殿 P1220974
                                         光背の裏

この光背は
虚空蔵菩薩の光背の裏です。
無数の瑞雲が浮かんでいます。
廬舎那仏の光背も同じ意匠です。



東大寺大仏殿 多聞天 P1220979
                          多聞天 江戸時代

如意輪観音菩薩の斜め後ろは多聞天立像。

とても保存状態がよく
皆さん、写真をよく撮っておいでです。

きれいですね。


東大寺大仏殿 多聞天 P1220981



大仏殿名物の柱くぐり。
この柱の穴は大仏の鼻の穴と
同じです。
この柱の穴をくぐり抜けると
「無病息災」の
ご利益があると言われています。


P1220976.jpg







P1220978.jpg


東大寺を訪れた一番の目的は
ご朱印帳購入。




P1220986






P2042074



東大寺のご朱印帖はシンプルです。
色は2種類
緑系の柳葉色と
黄色系のくちなし色。

絵柄はありませんが
地模様(地紋)、菊が織り込まれています。

何の変哲もないものですが
上品で、愛用しています。
紙質もいいらしいです。

   ↑御朱印をお願いした某寺で
   「さすが東大寺さんの御朱印帳は違いますね。
   紙の質がいいから書きやすい」と言われた経験あり。
   本当なのかどうかわかりませんが、嬉しいものです。



大仏殿の外に出ると庇の下に
怖い顔をしたお仏像様がおいでです。
びんずる尊者です。



東大寺大仏殿 お賓頭盧尊者 P1220993
                            賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)

なで仏なので
身体の具合が悪いところを
撫でるとご利益があるといわれています。(注2)



大仏殿から中門を眺めると
改修工事中がよくわかります。



P1220956





en1参考en1

<注1:菩提僊那(ぼだいせんな)上人>
聖武天皇、行基、良弁とともに東大寺の
四聖といわれて尊ばれています。
東大寺1250祭時に上原三千代(現 三輪途道)氏
によって肖像彫刻が500年ぶりに新造されました。

三輪途道先生のオフィシャルサイト
にて菩提僊那上人坐像はご覧にいただけます。
菩提僊那上人坐像自体は東大寺天皇殿に
奉安されています。
聖武天皇の御命日5月2日拝観が可能です。


<注2:賓頭盧尊者>
賓頭盧尊者、おびんずるさまは、
なで仏といわれて、体の悪いところをさすると
御利益があるといわれています。
石像寺では堂内に安置されておいでですが
本来は雨ざらしの外においでです。
なぜなら
お酒が好きで、お釈迦さまとの「禁酒」の約束を
破ったので、生涯、内陣にはいることを許され
なかったとか。
神通力を見せびらかしたとして涅槃にはいることを
許されなかったとか。
そういうことで、外に安置されているわけです。


< 2017.1.22の足取り >
東京6:50発→京都9:11着→京都国立博物館聖護院→奈良
→東大寺 ///興善寺十輪院→東京20:10着





 
25
 
東大寺1

P1220939

この白マム印に東大寺をアップするのは
これで20編になります。

目新しいことは殆どなくて
いつもいつも同じこと。
大好きなお寺さんですし
皆さんにも好きになってほしい。

そんな思いがなせる業でしょうか。 笑


東大寺兜跋毘沙門天2013年04月29日_DSC_0199
                      東大寺中門 西 兜跋毘沙門天(2013年撮影)

残念なことに中門は改修中で覆い屋の中。
上記の画像の兜跋毘沙門天を拝観することは
できませんでした。

改修が終わったら
中門をさらりと通り過ぎられずに
どうぞ門の左右をご覧くださいね。


2013年4月の中門
東大寺中門2013年04月29日_DSC_0185


東大寺持国天2013年04月29日_DSC_0189 東大寺兜跋毘沙門天2013年04月29日_DSC_0188
西 持国天                       東 兜跋毘沙門天

作者は、大仏殿の
如意輪様と虚空蔵様を作造した
京都の仏師山本順慶一門と、
大坂の仏師椿井賢慶一門らで、
江戸時代に制作されました。(詳細はコチラ


P1220942


お天気が悪く残念ですが
天気がよければ青空に屋根の
金色の鴟尾(しび)がとてもきれいに
映えます。


P1220943
    国宝 金銅八角燈篭 奈良時代創建当初のもの


何度訪れても大仏殿の大きさに感動します。
入口にいる人と見比べてください。




東大寺大仏殿破風 笈形・蟇股 2013年01月14日_DSC_0424<


毎年正月、盆、には唐破風下の観相窓が開き
廬舎那仏のお顔を拝むことができます。



万灯供養会2013年08月15日_DSC_0194
                         2013年8月撮影

観相窓の上の笈形と蟇股の
堂々としたこと。



東大寺大仏殿 破風下 笈形 2013年01月14日_DSC_0421
                                    破風下 笈形





東大寺大仏殿蛙股2013年01月14日_DSC_0422
                                    破風下 蟇股





P1220951



ささ、
中に入りましょう。


en1参考en1

*中門の持国天・兜跋毘沙門天の詳細。
東大寺に関してのすべてのアップはこちらでご覧にいただけます

< 2017.1.22の足取り >
東京6:50発→京都9:11着→京都国立博物館聖護院→奈良
→東大寺 ///興善寺十輪院→東京20:10着


 
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P1220919


住所  奈良県奈良市雑司町406-1
電話  0742-22-5511
交通  奈良交通市内循環バス外回り系統
「大仏殿春日大社前」下車、徒歩5分
山号  なし 
宗派  華厳宗
創建年 8世紀前半
開基  聖武天皇
本尊  盧舎那仏(国宝)
別称  金光明四天王護国之寺

*拝観料 各堂宇¥500
*東大寺ミュージアム入館料 ¥500
*友の会あり
オフィシャルサイト
東大寺キッズサイト



P1220921

京都は晴れていたのに
奈良につくと雨が降り出しました。


今回の東大寺詣ではご朱印帳を購入するのが
目的だったので
ミュージアムと大仏殿を駆け足で
通り抜けたと言ってよいでしょう。

とは言え
やはりうっとり、じっくり
拝観してしまいます。


P1220923






P1220922






奈良が好きで
東大寺が好きな私は
この大きな仁王門を前にすると
いつも
懐かしさでいっときの間
立ち止ってしまいます。

この仁王門では
運慶作の金剛力士(仁王)が人気で
皆さん、写真を撮っていらっしゃいます。

が、

私は
仁王様の裏(仁王門北)の
石造りの獅子さんのファンです。


東大寺 南大門 石造獅子
                           雌の石獅子

その裏には向かって右(西)、雌のお獅子、
左(東)には雄のお獅子がおいでです。

両お獅子共に口は阿です。

総門や鳥居に鎮座する狛犬お獅子といえば
阿吽、あの口、んの口と思われがちですが、

絶対的な規則は元々ありませんでした。

  権威付けの後付けのために厳めしい話や
  規則がつけられがちですが
  意外や元々は「ゆるい」ものです。


東大寺南大門 石造獅子


1000年前にこんな素敵な
チョーカーをつけておいでです。

異国情緒あるこのお獅子は宋の石匠によって
1196年に造られたものです。
材料となる石自体もはるばる中国
からやってきたものです。

中国で建築様式を学んだ僧、重源によって
南都の焼き打ちや災害で荒れ果てた
東大寺は再建されました。

中国で学んだ重源だからこそ、中国の
獅子を披露したかったのではないでしょうか。


P1220928


安置されている場所が大きすぎて、
お獅子はみえにくく
写真もなかなかピントがあいません。

置かれている場所とお獅子のバランスが
悪いのは
このお獅子は元々は
中門に安置されていたのを
移動したものとだからと思われます。

東のお獅子は雄で西のお獅子(雌)より
20センチほど大きく造られています。

阿吽ならぬ雌雄ですね。





東大寺ミュージアム P1220932
                                   東大寺ミュージアム


時間がないといえど
やはり
ミュージアムの前を通ると
辛抱出来ず入館してしまいます。


P1220933



このミュージアムでわたくし的に最も尊いのは
この三昧堂(四月堂)の十一面千手観音菩薩様と
法華堂(三月堂)に奉安されていた
日光月光菩薩様です。


P1220935

大好きなお像です。
と言いますか、
日光月光菩薩様がわたくしの仏像原点です。

   中学生の時に
   写真集をみて好きになったお仏像が
   こちらの日光月光菩薩様だったのです。

日光菩薩(右)のお顔のお優しく
おきれいなこと。
14歳だったでしょうか。
このようにシンプルなのに
なんと奥深いだろうと
感じいったものです。

中央におられるのは
ミュージアムができるまでは
小さな堂宇の三昧堂のご本尊が
千手観音様です。


東大寺三昧堂(四月堂)33



この三昧堂は
拝観料がありません。
なのに
このような立派でたおやか、
福々しい観音様がおられ
はじめて入った時は驚いたものです。
以来
東大寺を訪れると常におうかがいしたものです。
ミュージアムが出来るとそちらに
出陣されるときき
淋しい思いをしたものです。


東大寺三昧堂(四月堂)IMG_0001_NEW_0004
                9世紀後半から末頃の造像



この千手観音さまは東大寺のお仏像様のなかでは
珍しく艶めかしい。
お顔は浄瑠璃寺の吉祥天さんのようで
ぽってりとした腕は観心寺の如意輪さんを思わせます。


このお仏像は国宝級だとわたくしは
思っていますが
知っている方が少ない。
多くの方に知っていただくには
美術館に入られた方がいいでしょう。
また後世に伝えるための保存としても。

因みに三昧堂(四月堂)には
像高40センチに満たない
普賢菩薩様がおいでです。



東大寺三昧堂
                  平安時代 普賢菩薩像





en1参考en1


*現在(2017年)三昧堂には像高175センチメートルの観音様が
  奉安されているということです。
東大寺三昧堂に関しての拙ブログ(2012.6 アップ)

< 2017.1.22の足取り >
東京6:50発→京都9:11着→京都国立博物館聖護院→奈良
→東大寺 ///興善寺十輪院→東京20:10着



 
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聖護院 IMG_20170125_0006
                      赤線内が弁財天


< 2017年1月京の冬の旅 非公開文化財特別公開 >

○  聖護院門跡 ○

聖護院


山号   なし
宗派   本山修験宗
本尊   不動明王
創建   寛治4年(1090年)
開基   増誉
      
住所   京都市左京区聖護院中町15
交通   京都駅より市バス206で熊野神社前下車。徒歩5分
電話   075-771-1880
オフィシャルサイト 

聖護院P1220914


聖護院は修験道・山伏の本山派の中心寺院で
平安末期から明治維新まで、
皇室・摂家より住職を迎えていた由緒ある寺院です。



聖護院 P1220899







聖護院P1220912




冬の特別公開を調べていますと、
聖護院にて
弁才天尊および宇賀神がお姿が
崇められることがわかりました。

弁才天さんは
拝観機会が多いのですが
宇賀神さんはなかなかお会い
できないので喜び勇んで出かけた
次第です。



聖護院


聖護院 弁財天
                               聖護院 弁才天尊

弁才天を何度も拝観している私には
聖護院さんの弁才天のお顔立ちやそのお姿は
御所人形のように見えました。

頭上には弁才天のお約束のような
鳥居・宇賀神はいただいておられず
おきれいな宝冠をのせておられます。
着衣も
御所の女官のような出で立ちでした。
 
その衣の下は
厨子の前に下げられた写真をみますと
鮮やかな色彩の雅楽によく見られる
ような衣を着られています。

ご尊容、着衣を含めて
思いがけない弁才天さまでした。

さて
宇賀神さんです。
顔は翁、胴体はとぐろを巻いた蛇。
それが宇賀神のお姿です。(注1)

宇賀神さんで有名なのは高野山の
親王院収蔵のお像だと思います。

   この親王院さんの宇賀神は一度
   高野山の霊宝館に出陣されたのですが
   その時に霊宝館側がリーフレットに
   宇賀神さんを載せ、
   それが面白可笑しくネット上を一人歩き
   したために
   親王院さんは二度と公開しない。
   と
   電話で問い合わせると
   私におっしゃいました。
   ただし
   これは
   随分前のことですので
   現段階では
   どのようにお考えかわかりません。

宇賀神に思いをよせている私は
弁才天さん拝観よりも
宇賀神さんにお会いしたかったといってよいでしょう。

弁才天尊の斜め前のちいさな厨子の中に
スノードームのような丸いガラスに
おさまってそのお方は鎮座されていました。
10センチほどの像高でしょうか。

木彫の翁のお顔はとても整ったものでした。


寺院の係の方が
ヒョイとガラスのドームをおとりになったのが
滅相もないと
とても印象に残っています。


井の頭の弁財天の宇賀神の石像と
円空さんの宇賀神、竹生島の
弁財天・宇賀神を参考までに
お載せしておきましょう。


宇賀神 井の頭弁財天2013年01月01日_DSC_0659
                                  井の頭弁財天の宇賀神




円空展 宇賀神 IMG_0007_NEW_0001
                     円空 宇賀神





竹生島弁才天2013年01月13日_DSC_0208
                               竹生島 弁財天・宇賀神





聖護院 P1220906




聖護院 P1220911 聖護院 P1220910






聖護院 P1220895







聖護院



en1参考en1

<注1:宇賀神>
日本で中世以降信仰された神である。
神名の「宇賀」は、日本神話に登場する宇迦之御魂神(うかのみたま)に
由来するものと一般的には考えられている(仏教語で「財施」を意味する「宇迦耶(うがや)」
に由来するという説もある)。
その姿は、人頭蛇身で蜷局(とぐろ)を巻く形で表され、
頭部も老翁や女性であったりと一様ではない。

元々は宇迦之御魂神などと同様に、
穀霊神・福徳神として民間で信仰されていた神ではないかと推測されているが、
両者には名前以外の共通性は乏しく、その出自は不明である。
また、蛇神・龍神の化身とされることもあった
                           ―ウィキペディアより


<近辺>
P1220892



< 2017.1.22の足取り >
東京6:50発→京都9:11着→京都国立博物館聖護院→奈良
→東大寺 ///興善寺十輪院→東京20:10着


 
22
 
         
         img_sennyuji.png

         特集陳列―皇室の御寺
           泉 涌 寺
         秘仏三宝荒神坐像初公開
           2月5日まで



京都国立博物館 P1220886 京都国立博物館 P1220891

冬の「考える人」はいつも寒そうでお気の毒です。
もとい
冬の水辺の博物館も寒々としています。
このところ新しい美術館が出来ると
水攻めデザイン(すみません)が多く見られます。
確かにオシャレに見えます。
これもひとつの流行でしょうが、
安易なデザインだといつも思います。

せめて冬は温水になって湯気が出る。
というのは下世話なアイデアでしょうか。

さて
今回の京都行の最大の目的は
京博の泉涌寺展。
それも
初めて来迎院の本堂からおでましになる
初公開の

三宝荒神坐像

の拝観です。


P泉涌寺塔頭 来迎院 A160571
                              来迎院 荒神堂

大荒神ともいわれる来迎院の荒神様は
年に一回のみ。
成人式の日に向拝より拝観することが出来ます。
しかし
距離があるうえに薄暗く曖昧模糊として
殆ど拝顔できないというのが
本当のところです。

今回の出陣を逃すと
いつお会いできるや?

楽しみにしてまいりました。

来迎院の荒神様は
日本最初の荒神様といわれています。

      荒神さんを拝むと、
      幸を招き、悪事災難を逃れるなど様々な御利益がある
      とされていますが、
      特にゆな荒神という別名のあるとおり、
      昔から皇室の方々が安産を祈願されてきました。
      今現在も、安産のご祈祷を依頼される方が
      たくさん訪れていらっしゃいます。
      また、荒神様をかまどの上に安置して、
      火の用心はもちろん、かまどの火が絶えないよう、
      その家をお守りいただくようお祀りされている
      お家もたくさんあります。
      また、荒神さんのお側には
      七福神の布袋尊が祀られています。

                    来迎院ウェブより


来迎院 泉涌寺 三宝荒神坐像 26p-2
                  来迎院 三宝荒神坐像

まるで戦闘にあけくれる
武士のようなお顔だち!
それが
私の第一印象です。



大荒神と称されるだけあって
実際の大きさは等身大です。
等身大というのは唯一なのではないでしょうか。

ご立派ですし、
無駄彫りのない緊張感ある佇まいです。
破綻が一切ない。
これは
慶派の作品の特徴です。

四臂(4本の手)がなんと自然なことでしょう。

目の鋭さ身体の肉厚さは
運慶作の
八大童子の恵光(えこう)童子を思わせます。

うっすらと赤みを残したお顔に
衣装には截金文様がみてとれます。


200901310013.jpg
          八大童子の恵光童子

また
頭の上に乗せられている箱状のものは
梵篋(ぼんきょう)といって、
お経の入った箱だと思われます。
と興福寺東金堂の文殊さまに似ています。

c7d01558be3a4921c18e5d829077da53.jpg
  興福寺 文殊菩薩坐像


    但し、荒神様が頭上にいただかれているのが
    梵篋であるかは不確かなので
    ご存じのかたがご教示くだされば幸いです。




この泉涌寺展の
もう一つの特別な拝観は
悲田院の快慶作の宝冠阿弥陀如来坐像でしょう。


悲田院 快慶作 宝冠阿弥陀如来坐像 25p-3
  悲田院 快慶作 宝冠阿弥陀如来坐像



こちらは秘仏ではありませんが
なかなか拝観の予約がとれません。
私自身は大津歴史博物館の出陣にて初めて
拝観し、
2回目は7回目の電話挑戦にて予約がとれて
悲田院さんにて拝観することができました。

その阿弥陀様が京博におでましです。

みぞみぞしてきます!(わかる人にはわかりますね)

さすがの快慶仏です。
人智を超えた美しさをはなっておいでです。

けれど、
燃え上がるような赤の光背が
ないのは淋しいですね。

拝観者がいないことをいいことに
私はしゃがんでずっと見惚れます。

   お仏像様は立って自分の目の高さで
   対するものではなくて
   低い位置に自分を置いてまみえるもの
   だと思っています。

   なるべく
   人の出入りを見計らってしゃがむことを
   旨としています。






悲田院さんからは
逆手阿弥陀如来立像もおでましです。


悲田院 泉涌寺 逆手阿弥陀如来立像 25p-2
   ↑  逆手阿弥陀如来立像

逆手といういわれは来迎印が
通常の阿弥陀様と逆だからです。
だいたいにおいて右手があがっています。





多分
泉涌寺一番の人気である
楊貴妃観音もおいでです。
こちらは
泉涌寺の正門を潜って左手の
観音堂にいつもおいでですので
拝観された方も多いことでしょう。

たおやかでいて堂々とされています。

IMG_0004_NEW
                 泉涌寺 楊貴妃観音坐像


ライイン sp_l364

さて
ここからは京博への苦言
といいますか、白マムの独り言です。


展示の仕方に工夫が全くないなあ。

ショーウィンドウーに
ただ商品が横並びに置かれているみたい。

凝る必要はないけれど
初めておでましの大荒神坐像と
拝観が難しい宝冠阿弥陀坐像を
並列で
ガラスにおさめるのは幾らなんでも
芸がない。

と、
いうか、これだけの素晴らしい出陣にたいして
尊敬の念がなさすぎと思うのです。

この御二方は
独立で
おさめるべきでしょうし
360度の拝観とはいいませんが
それなりの工夫をもっておさめるべき
お仏像様だと思っています。

宝冠阿弥陀坐像は
ライトがガラスに反射して
阿弥陀様のお顔がきれいには見えません。

私としては
この阿弥陀様の美しさを皆様に知って
いただきたかったので
無念でした。



しかし
改めて言うまでもありませんが、
出陣されたどのお仏像、寺宝は
素晴らしいものでした。


en1参考en1

京都国立博物館オフィシャルサイト


2010年10月31日_DSC_0124
                                        泉涌寺
泉涌寺拙ブログ




泉涌寺塔頭 来迎院 PA160566
                                    迎院 荒神堂
来迎院拙ブログ




泉涌寺塔頭悲田院 PB010140
                                         悲田院
悲田院 拙ブログ


< 2017.1.22の足取り >
東京6:50発→京都9:11着→京都国立博物館聖護院→奈良
→東大寺 ///興善寺十輪院→東京20:10着

 
17
 
なんて粋な計らいでしょうか。
国立劇場の懐の深さを感じる
パフォーマンスです。

このようにして邦楽を聞くのは
いいものです。
これを機会に
日本の芸能に興味を持ってくれると
いいですね。

啓蒙などと野暮なこといいっこなしに
愉しむのもよかれ。





            PNSP(Pen-Nurisampo-Sampo-Pen)/国立劇場版PPAP [塗三方 ぬりさんぼう]



 
16
 
15219537_10210950896909389_5635315363182051276_n.jpg



◎昨年12月から、合気道入江道場では、
 「女性のためのクラス」と「シニアのためのクラス」を開設しました。
◎老若男女で稽古できる場という魅力が「道場」にはあります。
◎もう一つ、身体は千差万別。これらのクラスは、それぞれの身体の特性を生かしながら、
 合気道にアプローチしていくクラスです。

【女性のためのクラス】
「呼吸法」と「上体をストレッチさせる技」から身体(体幹)をつくっていきます。
●「呼吸法」は、ヨガの呼吸法を取り入れた「呼吸操練」という鍛練法を用います。
  腹式呼吸だけでなく、横隔膜や胸まわりの筋力と柔軟性を増すことで、
 「呼吸する力」を高めます。
●「技」は、相手の手を取り「組手」で稽古します。合気道は、
  競技を行いませんが、一人でなく、「受け手」と「取り手」を予め決めて稽古します。
  相手が自分の身体をつくってくれます。
●「骨盤」の動きにも重点を置きます。「体捌き」の稽古です。
  女性は特に、出産なども要因して、骨盤の動きが重くなりがちです。
  骨盤の切り替えしに重点を置いた稽古を行うことで、
  キレのいい身体、腰の軽い身体をつくっていきます。
●お稽古の後は、お茶と一緒に、質問したり、
 お話したりする時間ももったりします。

女性のためのクラスの日時など
◆日時:第1,3,5金曜日の11:00~12:15
◆場所:京都水族館中央エントランス北側・栗塚運輸倉庫敷地内
◆くわしくはHP:http://www.geocities.jp/aikido_iriedojo


P8280627






ライイン sp_l364ライイン sp_l364

京都合気道 入江道場の Q&A(子どもクラス編) は
読んでいてとても納得いくものです。
<質問>
1.体験はできますか?
2.男女比はどれくらいですか?
3.おとなしい子ですが大丈夫ですか?
4.落ち着きのない子なのですが、大丈夫ですか?
5.運動が苦手なのですが大丈夫ですか?
6.姿勢が悪いのですが大丈夫ですか?
7.怪我はしないですか?
8.親子でできるクラスはありますか?

この回答はどうぞ、
入江道場のブログ「合気道な日々」をご覧ください。
ほっこりとした気持ちにもなりますよ。



 
12
 
塩瀬の帯に正絹の付け下げ P1081939


春らしく水浅葱(みずあさぎ)色の
正絹の付け下げに
若菜(わかな)色の塩瀬の帯を締めてみました。

帯には仲睦まじきオシドリが描かれています。

帯締めと帯揚は
オシドリにほんの少し入っている紫色で。


P1081949


着物が大好きなのですが
着付け教室に通ったこともなく
全てが我流です。

だから
いつもとんでもない間違いを犯して
いるのではと
思い乍らも
箪笥の肥やしで終わらせるのは
勿体ないと
平然と着ています。

    新年にはぴったりの装いだったのではと
    自画自賛しております。







                               P10819691.jpg
                                               我が師範と





 
11
 




                     2017年1月8日 植芝 守央道主 合気会合気道本部道場奉納演武








 
10
 
とても暖かな新年です。

庭におりてみると
ヒメツルソバが沢山咲いていました。


この花を見ていると
折り紙のくす玉を思い出します。

リリアンの房がついて
おばあちゃんのいるどこの家にも
ぶら下がっていたものです。
鴨居とか
仏壇にね。

そのような家には
タバコの箱で折った
鍋敷きや
色折り紙で折った傘などが
お約束のようにあったものです。


ヒメツルソバ




 
06
 
2017 お節 P1031826



今年は
不本意なお節料理で載せるのを躊躇ったのですが
恒例ですし、私自身の記録、備忘録として
アップいたしました。


< お節 >

鶏ガラ出汁の雑煮
ホタテ出汁の茶碗蒸し
黒豆
牛タン味噌漬け
カズノコ
お赤飯
おナマス
栗キントン


黒豆 P1031821


年末から年始の間
今回は
それはそれは忙しくて
最低限のお節になりましたが
どれもお味は
最高です。

とくに
黒豆は
みなさまに食べさせてあげたいとすら
思う出来です。


黒豆 P1031829




ぎっしりスケヂュールが詰まっているうえに


お節 PC311751



PC311747 PC311762
お節 P1031827 PC311749


煮えたぎるうしろで
お姫ちゃまが遊んでいるわけですから
ヤケドでもされたらと
お節どころではありません。



PC311740



それでも
なんとか作ります。


                        2016年のお節
                        おせち料理 P1010111



 
04
 
1月4日 午前9時30分
宅急便です!

受け取ると、
西のかなたに住む某氏から。

大急ぎであけると


中川学 P1041857




ご厚意に呆然。


年明けから
なんて嬉しいことなんでしょう。



中川学 P1041848
 とっぴんぱらりの風太郎 万城目学  イナンナノ冥界下り 安田登    怪談 東雅夫


さて某氏とはどなたでしょう。











  

  




 
 
03
 




                PC30173611.jpg


                       今年一年
                       どなたさまも 幸 多からんことを 

                                        白マム



                                                     

                                                  張り子 大野博之


プロフィール

gurekomom

Author:gurekomom
ひとりテクテク、本をポッケにいれてお仏像巡りをしている時が一番幸せです。
楽天のマムの素より移転してきました。こちらに収められてない神社仏閣がたくさん記録されています。
https://plaza.rakuten.co.jp/cotton12/
またカバ屋印では日常のてんやわんやぶりを公開しています。
http://pocomom12.blog.fc2.com/

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