白マム印 日本のこと日本のもの

 
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8月13日8:40北大路駅もくもく号出発→10:00志明院→12:00上賀茂神社
     →13:10大徳寺 1///→15:40宇治上神社 /
8月14日11:00奈良十輪院→12:30仏教美術資料センター→13:40東大寺 



<龍源院 りょうげんいん>

龍源院
表門


「重要文化財に指定されている方丈、
唐門、表門は創建当時のままで、
大徳寺山内でも最古の建物」と、
あとで知りました。
後述しますが、
予習せずに拝観したことを今回ほど
後悔したことはありません。



龍源院2012年08月13日_DSC_0201
表門

龍源院は
大徳寺の山号である龍宝山(りゅうほうざん)の「龍」と
中国・臨済宗松源派の祖・松源崇岳(しょうげんすうがく)の
禅を正しく唯一継承する松源一派の「源」の2文字を採って
命名されたものです。



龍源院2012年08月13日_DSC_0204
方丈南庭 一枝坦(いっしだん) 
   手前が亀島
   奥の3石 蓬莱山
   右端2石 鶴島


龍源院 一枝坦(いっしだん)
一枝坦 亀島

楕円に象った苔に低めの石、二石。
斬新さと安らぎのぎりぎりのせめぎ合いでいて
剣を感じさせずとてもバランスがとれており
安泰というものを見るようです。

作庭は昭和55年(1980年)、
当時の住持、喝堂和尚です。
素晴らしい美意識の持ち主ですね。

龍源院2012年08月13日_DSC_0217

 



龍源院2012年08月13日_DSC_0216
方丈にかかる扁額 明・方梅崖




龍源院本尊 釈迦如来坐像2012年08月13日_DSC_0210
龍源院本尊 釈迦如来坐像 鎌倉時代 行心作

この御本尊さまはとても穏やかなお顔をされており
京都八釈迦(注1)の一体です。



龍源院2012年08月13日_DSC_0209




龍源院2012年08月13日_DSC_0206




龍源院2012年08月13日_DSC_0208
開祖堂
   手前の石が鶏足山




龍源院2012年08月13日_DSC_0222
方丈北庭 龍吟庭




龍源院 龍吟庭
龍吟庭
   奥が須弥山石
   その前の丸い石は遥拝石




龍源院 銘狐窟
書院の間 銘狐窟
  



龍源院2012年08月13日_DSC_0225




龍源院2012年08月13日_DSC_0230
東の庭 東滴壷(とうてきこ)




2龍源院012年08月13日_DSC_0232

力強い直線と優しい円。

この東滴壷は日本最小のお壷として有名です(2坪ほど)。
最小というより、
その完成度の確かさ、
引くこと、無の美しさを如実に具現した
すばらしいお庭です。

 パンフレットより
  底知れぬ深渕に吸い込まれそうな感じのする
  格調高い石庭である。




2龍源院012年08月13日_DSC_0235

ひと滴の波紋のさまの美しこと。

説明を聞かずとも
その一滴が大河となり大海へそそぐさまを
誰もが想像します。

禅的に意味があるのでしょうが、
禅語に精通していない私には語る言葉が
ありません。

ただただ無の美しさに心魅かれました。

この東滴壷は昭和35年に造られたもので
三玲の弟子の鍋島岳生(なべしま がくしょう)
の作(遺作)です。(注2)



龍源院2012年08月13日_DSC_0234




以上が私が見たお庭ですが、
実は悔やみきれない見落としがあります。

書院南軒先にある
「滹沱底(こだてい)」
です。
別名 阿吽の石庭。
写真で見るかぎりですが、
このお庭も東滴壷同様に簡素でいて
見る者の想像力をかきたてるお壷です。
使用されている石は
聚楽第のものと伝えられています。

後悔!




龍源院
龍源院のかえる君


さて↑この画像。
実は龍源院の受付を通って一番に撮った
写真です。
本音を言えば、
「有名な禅寺がこんな置物をおきますか!?」と


がっかりして踵を返しすぐさま
方丈南の一枝坦へのぞみました。
が、
このブログをアップするにあたり
庭園略図をみると、
「滹沱底(こだてい)」のあった書院の
ような気がします。
勿論見当違いの可能性も大です。

かえる君さえいなければ、
滹沱底に気がついたかもしれません。

なににせよ、この蛙の置物!
もしや、この蛙もいわく因縁のある
文化財なのでしょうか?

出所をご存知の方ご教示ください。



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参考

拝観料、拝観時間 350円
午前9時~午後4時30分
TEL:075-491-7635

常時拝観 塔頭
龍源院
瑞峰院
大仙院 写真撮影不可
高桐院

<注1:京都八釈迦>
調べたのですが、泉涌寺塔頭 戎光寺木造釈迦如来像
のみがわかりました。

<注2:鍋島岳生>
1913-1963年没
佐賀鍋島藩の末裔、本名は雄男。
東京農業大学卒業。
重森三玲の弟子となり
全国一斉古庭園実測調査
の実測製図を担当した。
その時の調査が基礎力となる。
この東滴壷が遺作。

*鍋島岳生作庭の庭園をご存知でしたらご一報ください。

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2012年魔夏の京都・奈良神社仏閣見仏記
8月13日8:40北大路駅もくもく号出発→10:00志明院→12:00上賀茂神社
     →13:10大徳寺(瑞峯院)(大仙院)(龍源院)→15:40宇治上神社
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