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琵琶湖疎水
                             琵琶湖疎水 posted by (C)poco



「紅葉狩り」という言葉がよくつかわれる
季節となりました。

「紅葉狩りにはちょうどよい天気です」などと、
テレビからもラジオからも紅葉情報がながれます。


そうすると私の頭の中には、

どっと人がくりだして、
紅葉の枝を手折る、折って皆がもっていっちゃう
野蛮な光景がうかびます。


毎回、聞くたびにそうなので
我ながら笑ってしまいます。


それでつらつら思うに、
「紅葉狩り」という「紅葉を観賞することを
一言であらわす言葉」は以前からあったのでしょうが、
日常的には使われていなかったような気がします
(あくまで私見です)。

「紅葉狩りに行って来ます」
とは、日常会話では言わないような気がするのですが。

「紅葉観に行くから」でしょと。

それともご年配の方は使われるのでしょうか。
私が18まで過ごした九州では、当時は
「紅葉狩りに行く」とは言っていなかったような
記憶があります。

意外と関東の方は使われているのかしれませんね。



三井寺 毘沙門堂
                            三井寺 毘沙門堂 posted by (C)poco


さてこの紅葉ですが、
古くは、万葉集の中にたくさん出てきます。


   露霜にあへる黄葉を手折り来て
      妹とかざしつ後は散るとも


「黄葉 」と、書いて「もみち」と読みます。
そして「手折る」という言葉は
頻繁に出て来ますが「狩る」という言葉は
でてきません。

時代がややさがり古今集(905)には「紅葉」という
字がつかわれています。

有名なところでは百人一首の一句。

   奥山に紅葉ふみわけ 鳴く鹿の
    声きく時ぞ 秋はかなしき
         古今集  猿丸太夫(さるまるだゆう)



「狩る」という言葉を検索すると、
ー 花や草木を、観賞するために尋ね探す。ー
という意味も下に例文として
  「桜を狩り、紅葉を求め」〈方丈記〉
あげられています。

少なくとも方丈記が書かれた鎌倉時代には
「狩る」という言葉は草や木を愛でる意味として
あったのですね。



滋賀法明院 庭
                 フェノロサが眠る三井寺法明院 庭 posted by(C)poco

 



そういえば、今年は鴨長明の方丈記成立
800年です。


en1参考en1                                  
*観世小次郎信光作の能の一曲に紅葉狩 (能)があります(15世紀)。
*三井寺に興味があるかたはコチラへどうぞ。




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