白マム印 日本のこと日本のもの

 
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東大寺大仏殿本尊 盧舎那仏2013年01月14日_DSC_0390
                                     大仏殿(金堂)本尊 盧舎那仏るしゃなぶつ



堂々たるお仏像様。

誰もが知っている「奈良の大仏様」です。
東大寺大仏殿の御本尊である盧舎那仏。

この大仏様は2度の兵火にあわれたうえ災害で
100年近く露座のまま放置されておられました。

江戸時代にはいり
これを嘆いた高僧公慶上人(注1)が勧進元となり
大仏を修理し大仏殿を再建しました。

現在の盧舎那仏の天平の面影は残念なことに
台座と袖、脚などの一部に残るのみで
体は中世の作、頭部は江戸時代の作です。



東大寺大仏様台座2
                                   蓮弁線刻画

台座の蓮弁の線刻は釈迦如来像を中心に、
蓮華蔵世界を表したもので
優美な線と描写は当時の技術の高さを
知る事ができます。

東大寺とと花2013年01月14日_DSC_0412

盧遮那仏の御前を飾る花立には


東大寺大仏殿 花立てと蝶2013年01月14日_DSC_0411



蝶がとまっています。
何故か、肢が8本です。
 ・・・?

     以下追記(2013.1.31)
    Yさんからコメントをいただき疑問解決。
  《大仏さんのいる場所、大仏殿は「極楽・この世ではない」
  ということになっています。故に蝶々もこの世の蝶々ではなく、
  あしの数も違うそうです。》
    Yさんどうもありがとうございました。



盧遮那仏の裏にまわり光背を見てみましょう。

2013年01月14日_DSC_0406

瑞雲が浮かんでいるのがわかります。
520の化仏がおいでだそうです。

再度、盧遮那仏の前にもどりましょう。
大仏様の左右の脇侍には、
東には如意輪観音様、西には虚空蔵菩薩様が
坐しておいでです。

木造如意輪観音坐像2013年01月14日_DSC_0410
                                  東 木造如意輪観音坐像
人の物質欲とくに金銀や財宝といった宝を恵んでくれるとも言われてます。
また、安産や長寿などにもご利益があるそうです。
如意輪観音というと、艶っぽいイメージがあるのですが
こちらはふくよかであられるけど、なまめいいた感じは
ありません。

堂々たる、大仏様には艶やかな如意輪さんより
豊かな感じの観音様のほうが似合いますものね。



東大寺大仏殿 虚空蔵菩薩像
             西 木造虚空蔵菩薩坐像

智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として
信仰されています。


東大寺大仏殿虚空菩薩坐像2013年01月14日_DSC_0398
                                    虚空菩薩と盧遮那仏


この如意輪様と虚空蔵様は、
中門の兜跋毘沙門天・持国天を作造した
京都の仏師山本順慶一門と、
大坂の仏師椿井賢慶一門らにより、
江戸時代に制作されました。



奥に(西から)進みましょう。
そこには
この大仏殿で私が一番好きなお仏像様が
おいでです。

木造廣目天立像です。

東大寺大仏殿 広目天2013年01月14日_DSC_0404
                                          西 廣目天

猛々しくていつも立ち止まって見入って
しまうお像です。

このようにして写真を撮ると、
むかって右の腕をみてください。
寄せ木であることがとても
よくわかります。


東大寺大仏殿 廣目天(こうもくてん)

甲冑の造作もとてもすばらしいものです。

このお像は、西側の窓あかりのみではいかんすることに
なりますが、
それがまた、とってもいいライティング効果で
・・・いいんだなあ。


東大寺大仏殿 広目天の邪鬼2013年01月14日_DSC_0401
                                    踏みしだかれた邪鬼

東の隅には多聞天立像。
彩色がかなり残っています。
やはり雄々しいお像です。

東大寺大仏殿 多聞天2013年01月14日_DSC_0407
                                   東 多聞天(毘沙門天)

東大寺大仏殿 多聞天(毘沙門天)

この廣目天・多聞天も江戸時代作ですが
仏師を調べても該当がなく
残念ながらわかりません。
ご存知の方がおいででしたらご教示を
お願いいたします。

京都の仏師山本順慶一門と、大坂の仏師椿井賢慶一門ら
ではないのでしょうか?




大仏殿をひとまわりしました。
最後は大仏さんの鼻の穴と同じ大きさといわれる
穴くぐりです。
くぐると無病息災が約束されますよ。

では、
くぐりま~す!


東大寺大仏殿2013年01月14日_DSC_0408
                                          柱の穴くぐり





                        *残念ですが、穴くぐりの人物は私非ズです。


2013年01月14日_DSC_0379




                                       次は東大寺上院エリア




en1参考en1

<注1:公慶上人>
公慶上人 IMG_0002_NEW


<2013年1月13日旅取り>
滋賀/三尾神社→三井寺→竹生島宝厳寺→京都/知恩院→八坂神社→奈良/興福寺
<1月14日旅取り>
奈良/東大寺→京都/東寺


en11月13日・14日見仏記en1

1 滋賀三尾神社 見返り兎
2 三井寺 左甚五郎の蛙股 龍
3 竹生島宝厳寺
4 竹生島宝厳寺 国宝唐門
5 竹生島神社(都久夫須麻神社)のご神紋
6 竹生島 贔屓
7 京都知恩院 三門楼上内部
8 京都名物
9 八坂神社を駆け抜ける
10奈良らしいもの
11東大寺 大仏様(だいぶつよう)の大仏殿
12東大寺 大仏殿のお仏像さまたち
13東大寺 上院へ行く前の箸休め
14東大寺 二月堂石階段 ますかけ のこと
15東大寺 二月堂手水舎の彫師相野徳兵衛
16東大寺 手向山八幡宮をさらり散策
17東大寺 ミュージアム
18京都東寺 小子房の美しい勅使門
19東寺 西院にて神獣 贔屓 にまみえる
20見仏紀行 〆 551を貪り食らふ


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Comment

2013.01.30 Wed 19:07  |  

はじめまして。わたしは奈良(大和郡山)に住んでいます。
ときどき、おじゃまさせていただいては、知らない奈良に、わくわくしています。
ところで、蝶々のあしの数の話、わたしも不思議に思って、
奈良のガイドをしている友だちに聞いたら、大仏さんのいる場所、大仏殿が「極楽・この世ではない」ということになっていて、なので、蝶々もこの世の蝶々ではなく、あしの数も違うそうです。

もうお調べ済みでしたら、すみません〜。
ブログ、これからも、たのしみにしています。

  • #jAJVykEM
  • ゆみこ
  • URL
  • Edit

2013.01.31 Thu 08:42  |  ゆみこ様

コメントありがとうございます。
この拙いブログを見てくださっている方がいらっしゃると思うと
凄く嬉しいです。
そのうえコメントまでくださって感謝です。
この世の蝶々ではない・・・なるほどねえ。
疑問が払拭されました。
ブログに追記しておきます。

大和郡山に住んでいらっしゃるとは、羨ましいです。
宝くじが当たったら「奈良に住む」と明言していますが、
見果てぬ夢です。

どうぞまたなにかありましたらコメントください。
本当にありがとうございます。

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