白マム印 日本のこと日本のもの

 
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薬師寺2013年03月03日_DSC_0116
                                                     薬師寺金堂



山号  なし 
宗派  法相宗大本山
創建年 天武天皇9年(680年)
開基  天武天皇(勅願)、道昭、義淵伝本尊  

住所  奈良県奈良市西ノ京町457
電話  0742-33-6001
交通  近鉄道橿原線西ノ京駅下車すぐ
公式サイト


003



東塔西塔の両塔の初層(1階)が
同時に公開!

今回の見仏の大きな目的は
実はこの特別公開でした。

てっきり
修復中の東塔の覆屋がはずされた




薬師寺東塔2013年03月03日_DSC_0108


と、
思いきや東塔は↑ 状態でした。




2010年の東塔↓
奈良薬師寺 東塔
               薬師寺 東塔(C)poco-mom

以前の東塔↓ 
薬師寺 東塔
               薬師寺 東塔(C)poco-mom


今回この東塔の内部を貫く「心柱」の最上部から、
「仏舎利(ぶっしゃり)」を納めた容器が取りだされ
一般公開されました。

掌におさまるような小さな蓮の蕾をかたどった
容器は水晶でつくられた窓が設けられており
そこから小豆ほどの大きさの薄赤色と乳白色の
天然石が釈迦の遺骨として収納されています。
      クリック→写真

前知識なしにぶらりと薬師寺に拝観におとずれ
ついでにこの東塔に入ったとしたら
この仏舎利には多分気がつかなかったでしょう。

江戸時代の作で似たようなものが京都の寺院でも
見られることから当時流行ったのではないかと
推測されています。




薬師寺西塔2013年03月03日_DSC_0109
                             西塔


2006年7月撮影
薬師寺金堂 東塔西塔003


堂々たる金堂は
昭和51年(1976)白鳳時代様式の本格的な金堂
として復興されたもので、
「竜宮造り」ともいわれています。

                         フェノロサは薬師寺の東塔を「凍れる音楽」(注1)と
                         評したといいますが、この塔(西塔も)は
                         一見、五重塔に見えますが実際は三重塔です。
                         裳階(もこし 注2)がついているために5重塔と
                         見間違えてしまいます。


薬師寺2013年03月03日_DSC_0115


薬師寺2013年03月03日_DSC_0106


金堂には
国宝の薬師如来三尊像
おいでです。




06 003
月光菩薩(注3)      日光菩薩


この薬師三尊は7世紀末~8世紀初めに造られており
鋳造技術のレベルの高さ、その優美な姿は
仏教美術史上でも代表格のお仏像です。


金堂の中で拝観しますと、あまり感じませんが、
2008年東京国立博物館での薬師寺展でお会いしたとき
その大きさには驚きました。



薬師寺講堂2013年03月03日_DSC_0119
                                               講堂

2013年03月03日_DSC_0128
                                              東院堂


東院堂は、境内の東回廊に向かって
位置するのですが、
朱と緑の鮮やかなる龍宮仕立てのお堂に
隠れるようにひっそりと佇んでいます。

しかし
東院堂の御本尊の聖観音菩薩は
立派で雄々しさまでかんじるような
優美でいて偉丈夫なる観音様といえます。

東京国立博物館にやはりおでましになったのですが
慈しみを感じる前に圧倒されてしまいました。

003
                       聖観音菩薩立像


薬師寺 中門2013年03月03日_DSC_0135
                             中門



2013年03月03日_DSC_0136
                                              南大門


薬師寺は、最寄りの駅「西の京」から
興樂門がすぐですが、寺院としては
正門(南門)ではありません。

参拝の方はこの中門南門の方にはあまりお寄りには
ならないのですが、
この中門南門を出て道を渡ると
この薬師寺の守護神社の
休ヶ岡八幡宮があります。

                                            つづく


en1参考en1

<注1:凍れる音楽>
フェノロサが東塔をみて言ったと伝えられていますが、
昨今ではさだかではないといわれています。
「建築は凍れる音楽」という例えは
以前よりドイツで使用されていたと
ウィキペディアに記載されています。

<注2:裳階>
裳階(もこし)は、仏堂、塔、天守等で、軒下壁面に付いた庇状構造物。
別名:雨打(ゆた)。通常、本来の屋根の下にもう一重屋根をかける
かたちで付ける。裳層とも書く。元来は風雨から構造物を保護するために
付けられたもの。  ウィキペディアより


<薬師寺月光菩薩首切り事件>

月光菩薩の首にはいつの頃からか亀裂がはいり
それが日が経つにつれひどくなりました。
昭和27年に吉野を中心としたマグニチュード6.8の
地震のために、ぐらつく状態まで悪化しました。
このため
薬師寺は文化財保護委員会(文化庁の前身)に依頼しました。
出向いた技官たちは、このままにはしておけないという
判断から、独断でその場で月光菩薩の首を切り落として
しまいました。
月光菩薩の首はそのまま床に置かれました。
この性急な処置は大騒ぎとなり国会でも取り上げられたほどです。

ところが、
実のところは、菩薩の首を下ろすにあたって菩薩の内部を通っていた芯棒の鉄心が
つかえ邪魔になるので切断し、頭部を下ろしたということだったそうです。

 *このことを検索していると、その当時のことをアップされている
  貴重なブログをみつけました。
  興味のある方はごらんください。
  「ポプラ21:今日の句日記 梅雨に入る国宝展の長き列


*2007年6月の薬師寺見仏紀行
*2010年1月の薬師寺見仏紀行


<2013年3月3日見仏紀行>
東大寺中門→東大寺上院エリア→興福寺→薬師寺→唐招提寺→京都三条

(東大寺 中門の兜跋毘沙門天 二月堂の贔屓二月堂のもう一つの石段
手向山八幡宮の向かい鳩)→ (興福寺 石灯籠ご朱印帳門帳)→
(薬師寺 東西両塔初層特別公開小休止休ヶ岡八幡宮・孫太郎稲荷大明神)→
唐招提寺)→(京都三条・てっさい堂





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