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興福寺南円堂2013年04月29日_DSC_0229
                                         興福寺南円堂


           法相宗大本山 興福寺南円堂
           西国三十三箇所観音霊場の第九番札所
           本尊 不空羂索観音菩薩像
           毎年10/17に一般公開

           2013年特別公開
           南円堂・北円堂同時ご開帳  6月2日まで
           拝観料 南円堂・北円堂の2か所共通券 一般 
                   1,200円 (1,100円)注1


この時期の南円堂は
右近の橘の白い花と左近の藤が
とてもきれいで
南円堂がことのほか映える季節です。

今回の奈良への旅の大きな目的は
この南円堂拝観です。

この南円堂のご開帳は本来は
年1日、10月17日のみです。
が、
今年は
南円堂創建1200年にあたり
4月12日より6月2日までの公開です。


興福寺 南円堂北円堂公開2013年04月29日_DSC_0212



やっとこの南円堂に拝観することができます。
そのうえ
北円堂も同時公開です。

北円堂は公開日が毎年複数日あるので
何度も拝観し、
有名な運慶作のお仏像には
何度もお会いしているのですが
運慶の父親である康慶作の南円堂の
不空羂索観音菩薩像にまみえるのは初めてです。


南円堂2013年04月29日_DSC_0232



南円堂では3月3日に訪れたとき
寸分違わぬ光景 -異国の僧侶の四度加行(しどけぎょう) -
が見られました。


この南円堂は
弘仁4年(813)藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父内麻呂(うちまろ)追善のために建てた。
基壇築造の際には地神を鎮めるために、和同開珎や隆平永宝を撒きながら版築し
たことが発掘調査で明らかにされた。 
興福寺ウェブより

28日に拝観した五條の栄山寺は藤原不比等の
長男である武智麻呂(南家)が創建し
この南円堂は不比等の次男の房前(北家)の
子孫が創建したものです。

長男より次男の北家が隆盛をきわめていった
証が、春日大社と興福寺といえます。


興福寺南円堂2013年04月29日_DSC_0216


阿修羅仏のように知られ渡っているお仏像は
チケット購入も長蛇の列。
入堂にいたっては2時間待ちでした。
だけども
南円堂の公開はとても貴重にも関らず
待ち時間ゼロです。
(↑最終日はどうでしょうか?)

悲しいような嬉しいような複雑な私です。


興福寺南円堂2013年04月29日_DSC_0214


お堂には向拝の脇よりはいります。
江戸時代に再建されて、新しいうえに
公開が1年のうちの1日ということも
あるのでしょう。
内陣はとても色彩鮮やかで目をうばわれます。



00000099_20130511160655.jpg



が、
それよりなにより
不空羂索観音菩薩像の高貴でふくよかなこと。
吸い込まれるような美しさです。

宝冠及び光背は精緻をつくした
きらびやかなもの。

文治5年(1189)に約15ヶ月を費やして、
仏師康慶(運慶の父)とその弟子達が造ったものです。

眉間には縦に目があり、腕は8本(八臂はっぴ)で、羂索とよばれる
獲物を絡め取る古代の狩猟具持っておいでです。
三つの目で広く見通し、悩める人々には羂索を投げかけ救い出す
菩薩様です。


お仏像様を神々しいと形容するのは
おかしいのですが、
本当に神々しいお姿です。
お顔がとにかくおきれいの一言につきます。

私は
しゃがんで尊顔を仰いだのですが、
今にも動き出されるような不思議な
臨場感さえかもしだされており
ひたすらお顔をみつめていました。

康慶のすごさ。
を、
まのあたりにしました。

この不空羂索観音菩薩像のまわり四方には
国宝の木造四天王が安置されています。
本来は
この他に須弥壇に興福寺法相宗(ほっそうしゅう)興隆に
貢献のあった学僧の肖像(しょうぞう)彫刻、6体
安置されていたといいます。
この学僧のことを法相六祖(ほっそうろくそ)といいます。
この僧侶の木彫も今にも動き出さんばかりの
すばらしい彫刻です。
この法相六祖坐像は、現在は国宝館で拝観できます。

不空羂索観音菩薩像
四天王
法相六祖坐像

狭い空間にこれだけのお仏像が
おいでだったのですから
密度の濃い、息をすることも
ままならないような
神々しい場所
あるいは、
畏怖の場所
が南円堂でしょう。

これだけのお仏像様はもったいなくて
1年に1日のみの公開というのも頷けます。



興福寺南円堂ポスター2013年04月29日_DSC_0228

      興福寺南円堂 不空羂索観音菩薩像
        国宝 桧材 寄木造 
        漆箔 彫眼で瞳は玉眼 
        康慶作
        鎌倉時代 像高 336.0cm



拝観を終えて迷わず
再度入場券を購入したのは
言うまでもないことです。


興福寺三重塔   
                                         興福寺 三重塔


この時のみ
南円堂からは普段みることのできない位置より
崖下の三重塔を見ることができます。




南円堂右近の橘2013年04月29日_DSC_0240 南円堂2013年04月29日_DSC_0231



興福寺南円堂ご朱印2013年04月29日_DSC_0222



en1参考en1

<注1:拝観料>
一般の拝観料は1200円ですが、
交通ICカードを提示すると1100円
(100円引)となります。
Suica、ICOCA、PASMO 等




en14月28日29日見仏足取りen1

4月27日午後11時30分新宿・高速バス→28日午前6時40分京都着→
五條(五条)栄山寺→京都金戒光明寺(黒谷さん)→京都武徳殿にて合気道
→奈良泊
29日東大寺→興福寺、南円堂・北円堂→生駒山、宝山寺(生駒聖天)→
往馬神社(生駒神社)→京都、西本願寺→午後5時56分新幹線
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