白マム印 日本のこと日本のもの

 
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宝山寺境内、獅子閣、奥の院と
生駒山を満喫したつもりが
奥の院の石段を下る最中に見つけた
「岩谷の滝」への道標の矢印に
あらがえず
帰路の方向をそれていきます。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0358


山道を進むと
ケーブルカーの線路があらわれ



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0359


動いているケーブルの線をおっかなびっくりとまたぎ




生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0360



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0361



ずっと下って行くと
集落があらわれました。

     ずっと下っているので、帰りはずっと急な登り坂で
     大変だなあと、心配な私です。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0362



集落に人影はないのですが
テレビの音が聞こえてきて
それがかえって不気味ですし
この道が岩谷の滝につづくのかも
不安ですし、
もし岩谷の滝についたとしても
女人禁制ではないだろうかと
高揚して下ってきた割には
暗雲が心に立ちこめてきます。


生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0377


なんとなく見られている気配を感じて
人家の2階を見やると、
人が身を潜めたのを目がとらえました。

う~ん。。。
八墓村みたいだなあ。
ここは、心細げな気持をおしやって
明るく大きな声で聞こうではないかっ。

「すみませ~ん、この先は岩谷の滝ですか」
「すみませ~ん、女性も入っていいのでしょうか」

すると
好々爺な殿方が窓から身をのりだして

「どうぞどうぞ、大丈夫ですよ」と、
即答してくださいました。

どうも私は物語を勝手に作ってしまったようで
この集落は、なにもおどろおどろしいことはありませんでした。

細い道の先を右に折れると
薄暗い路地があらわれます。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0363



ここが、岩谷の滝です。
随分と深い谷に来たものです。

右手はお不動様
左手は無料休憩所です。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0364
                                             お百度石



お百度石です。
ザーザーという水の音がして
ここでのお百度参りは、不謹慎な物言いですが、
心底おっかない。

ザーザー
ちょっと不自然です。
ザザーザザー 
???


生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0365
                                             お不動様



不自然な水の音の正体がわかりました。
上半身裸、下半身は足首までの白い腰巻を
まとった男性が竹ぼうきをもって
せせらぎを掃除していたのでした。

いきなり目の前にあらわれたので驚きましたが
お掃除の男性ですね。

「こんにちは」と声をかけて
進みます。




生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0367


おびただしい祠です。


突き当たりに御神体の大きな岩が鎮座されています。
お不動様もおいでです。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0368



水の匂い
線香の香りが漂います。




生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0369



おまいりをして戻ります。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0370



神々がそこにもあそこにもおいでです。
仲良くしておいでなのかしらと
心配になります。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0371



苔むした石段をのぼります。




生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0372



大黒天・天龍白瀧とかかれた扁額の
鳥居です。


目の前に大きな石が沢山あらわれました。
磐座(いわくら)でしょうか。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0373



磐座にはよくみると
神の名がそれぞれ書かれています。

白龍大神
地王大神
玉光大明神


小高いところには朽ちかけたお社があります。



もうこれ以上進むには
私は不浄すぎる・・・そういう思いがわいてきました。

足もとの石でさえ
神様かもしれません。
そう考えると
やすやすと足を出すことさえままなりません。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0374



ここはいったい
何を意味する場所なのでしょうか?

神々が集いたまう

神奈備(かむなび)の杜。(注1)





畏怖の念もおこりました。





とても怖ろしくなって
いそぎもどりたいのを
こらえて
静かに
お不動様の方へもどりました。 



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0375



身体が、とても冷えて
休憩所にはいると
窓から身を乗り出して
こたえてくれたあのおじさんが熱いお茶を
出してくれました。

奥の院では感じなかった
身体の疲れが
一気に出て来て
休憩所の畳に横なりたいほどでした。
が、
熱いお茶が身体の隅々にわたるころには
なんとか
回復しました。

おじさんはここの管理人さんだということです。
身体が自分のものではないような、
それくらいの疲労感の中、
人懐こいおじさんはいろんなお話をしてくださるのですが、
相槌をうつのが精いっぱいです。

どうやって奥の院までもどろうか
と、
ときおり困惑した考えが浮かびます。

おじさんの話す声が
遠くから聞こえてくるようです。
  この頃ブームでしてよく修行にこられるのですよ
  昨日は女性が引率されて20名ほどおいでになりました
  今日も男性が一人修行されてますよ

「今日も男性が一人修行されてますよ」

えっ!
先ほどの方は「行」をされていたのか。
なんと失礼なことを。
声をかけてしまった。

と、自分にあきれ果て
これがバネになり、
力がでてきました。

よし、行くぞ。
さあ、
もうひとふんばりだ。
と、
奮いたっていると
管理のおじさんが近道を教えてくれました。

「すぐだよ」と。

この「すぐ」は
「すぐわかるよ」という意味だと解した私です。



生駒山岩谷の滝2013年04月29日_DSC_0376




教えられた通り細い道を行くと下りも登りもなく
なんということでしょう。
すぐに、
宝山寺の大鳥居脇の駐車場にでたのでした。




生駒山宝山寺 鳥居2013年04月29日_DSC_0421




わたしは
岩谷の滝にいた時
「ずいぶん山深いところにきてしまった」

後悔していたのですが、
宝山寺の目と鼻の先にいたとは。


肩すかしにあったような
狐にばかされたような
気持。

わたしはニヤニヤしながら
ケーブル駅にむかうのでした。


                               次回は 往馬神社(いこまじんじゃ)へ


岩谷の滝 大聖院 ご朱印2013年05月02日_P5020420



en1参考en1



<注1:神奈備>
神奈備(かむなび・かんなび・かみなび)とは、神道において、
神霊(神や御霊)が宿る御霊代(みたましろ)・依り代(よりしろ)
を擁した領域のこと。
または、神代(かみしろ)として自然環境を神体(しんたい)とすること。

神が「鎮座する」または「隠れ住まう」山や森の神域や、
神籬(ひもろぎ)・磐座(いわくら)
となる森林や神木(しんぼく)や鎮守の森や神体山を、
また特徴的な岩(夫婦岩)や滝(那智滝)
がある神域などをさす。            ウィキペディアより


<岩谷の滝 大聖院>
住所 奈良県生駒市門前町18-28 
電話 0743-74-1111(生駒市観光協会)
アクセス ・近鉄生駒ケーブル 梅屋敷駅より徒歩5分
      道標あり
      ・宝山寺奥の院参道より 徒歩10分 道標あり

en14月28日29日見仏足取りen1

4月27日午後11時30分新宿・高速バス→28日午前6時40分京都着→
五條(五条)栄山寺京都金戒光明寺(黒谷さんのアフロ仏)京都武徳殿にて合気道
→奈良泊
29日東大寺中門→興福寺、南円堂・北円堂 同時ご開帳
生駒山、宝山寺(生駒聖天)参道境内獅子閣奥院生駒山岩谷の滝大聖院
往馬神社(生駒神社)→京都、西本願寺の唐門→午後5時56分新幹線






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Comment

2017.08.06 Sun 09:49  |  

紹介されて初めて知りました。素晴らしい神様のおられる領域ですねぇ、行ってみたくなりました。近日中に滝まで行ってみます。中野さん案内してください。






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