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銀閣寺2013年11月24日_DSC_0172
                                         東求堂(国宝)

<銀閣寺>

山号   東山(とうざん)
宗派   臨済宗相国寺派
寺格   相国寺境外塔頭
創建年  1490年(延徳2年)
開基   足利義政、夢窓疎石(勧請開山)
本尊   釈迦如来
正式名称 東山 慈照寺(じしょうじ)


2012年01月08日_DSC_0209
                        左:方丈(本堂)、右:東求堂(2012.1 撮影)



大好きな銀閣寺を今回訪れた理由は
この東求堂及び方丈(本堂)の秋の特別公開です。(注1)
  平成23年10月1日(土) ~ 12月4日(日)

本堂のご本尊阿弥陀如来像、東求堂の阿弥陀如来像
を拝顔できるのですから願ってもいない機会です。

お仏像もさることながら「東求堂四畳半書院・同仁斎」に
入ることができるのですから、これを逃すわけにはいきません。


銀閣寺東求堂2013年11月24日_DSC_0175


東求堂(とうぐどう)は田の字に4つの部屋があります。
その西の端の部屋が同仁斎(どうじんさい)といわれる
有名な部屋です。
ここは足利義政の書斎といっていいところで、
四畳半の間取りのはじまりともいわれています。

ここでお書物を読み、茶を飲み、和歌を詠み
香をたき、花を愛で、歓談をしました。

棚には置物、それは文具であり飾りであるのですが、
当初より写真に撮られているような
正確な見本帳(君台観左右帳記くんたいかんそうちょうき)
が作られており、四季折々、
まったく同じものが寸分違わぬ場所に置かれています。

この同仁斎(注2)はテレビなどでよく取り上げられるので
実際に入れて、じかに見ることができて、
ちょっと感激してしまいました。

こういう文化財の公開は、
中には入れず、近くから覗くというのが
通例なので銀閣寺さんは太っ腹だなあと感心する私です。
が、大勢の拝観者が畳の上を歩くのですかちょっと
心配です。


                             東求堂同仁斎
images02_2_201401061214369b3.jpg


東求堂の2間は仏間となっており
阿弥陀如来像、脇には木造の
足利義政座像が安置されています。


銀閣寺 東求堂足利義政像
                          足利義政座像



2012年01月08日_DSC_0200
                                       2012年01月撮影


方丈と東求堂をつなぐ渡り廊下に面した庭には
銀閣寺型手水鉢が風情な姿を現しています。

この銀閣寺型手水鉢の画像はよく見かけますが、
殆どの画像は外から撮ったものです。
(特別公開以外は中にはいれませんから)。
だからこれは裏側↓なんです。


銀閣寺型手水鉢2013年11月24日_DSC_0198

↓斜め格子模様、これが銀閣寺型手水鉢の正面です。

銀閣寺型手水鉢2013年11月24日_DSC_0195

風流を決めて設置なさるもはよいけど
ゆめゆめ裏を正面となさらないように。
(実は多いんです)。

銀閣寺型手水鉢2013年11月24日_DSC_0200

 


                                     右手 方丈(本堂)
銀閣寺 銀沙灘・方丈(本堂)2013年11月24日_DSC_0166


2012年01月08日_DSC_0198
                               方丈「東山水上行」の扁額(注3)


この扁額がかかった部屋の奥の間に、ご本尊の釈迦牟尼像が
安置されています。
この方丈の特筆すべきは南画の襖絵でしょう。



銀閣寺 方丈(本堂)襖絵 与謝蕪村 棕櫚に叭叭鳥図
                                与謝蕪村 棕櫚に叭叭鳥図


西の間には与謝蕪村の「棕櫚に叭叭鳥(しゅろにははちょう)図」があり、
叭叭鳥が右から左上にかけて飛ぶ様がシンプルですが活き活きと描かれています。
モダンな感じがし、とても素晴らしいものです。

東の間には池 大雅 「琴棋書画図」の襖絵を見ることができます。


銀閣寺 方丈(本堂)襖絵 池大雅 琴棋書画図
                                     池大雅 琴棋書画図


方丈、東求堂の奥には
弄清亭(泉殿)があります。
義政がお香を聞いた香座敷です。

お庭を楽しみながらまいりましょう。

銀閣寺2013年11月24日_DSC_0201


2013年11月24日_DSC_0202


平成8年に改築されて、その記念に
日展常任理事の日本画家奥田元宋に襖絵を依頼しています。


銀閣寺 弄清亭 襖絵 奥田元宗 流水無限
                            弄清亭 襖絵 奥田元宗 流水無限


さて、ここからは
凄く主観を吐露します。
私は弄清亭の襖絵は否定です。


銀閣寺 襖絵


聞香には騒がしすぎませんか?

実はテレビで見た時に「俗っぽい」ものを
感じたのですが、その時から実際に観たら
違うのではないかと思ったのですが・・・。
やはり
洗練されていないというか、
芸術として昇華していないというか。
なぜ、この人かしらと考えこんでしまいました。

ただ、これはよくあることで
大きなお寺さん、財力のあるお寺さんなのに
美術的ないいブレーンがいないのか、
俗な感じの絵描きさんを登用されることがある・・・。

↑以上、偏見に満ち満ちたわたくしの私見でした。




銀閣寺2013年11月24日_DSC_0180


↑このアングルは普段は撮ることができません。
方丈の縁側より撮った銀沙灘と観音殿です。

この観音殿(国宝)は公開ではありませんでしたが、
1層は心空殿、2層を潮音閣と名付けられています。



銀閣寺 観音殿2013年11月24日_DSC_0170



この2層目の潮音閣はまさに漆黒。
漆で黒く塗りこめられています。


銀閣寺 観音堂内部2013年10月24日_DSC_0853
                                        テレビより撮影


日がはいると、その漆黒の壁が鏡のようになります。



銀閣寺 観音堂内部2013年10月24日_DSC_0855


なんとか、観音殿にも入ってみたいものです。



銀閣寺2013年11月24日_DSC_0178 銀閣寺2013年11月24日_DSC_0171



銀閣寺ご朱印2013年11月26日_PB260843


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文化財  観音殿、東求堂(国宝)
      絹本著色春屋妙葩像(重要文化財)
      庭園(特別名勝、特別史跡)

住所  京都市左京区銀閣寺町2
電話  075-771-5725    
交通  市バス「銀閣寺道」下車、徒歩5分
公式HP

*JR東海CM・そうだ京都、行こう。銀閣寺編


<注1:特別公開>
春秋公開。特別拝観料1000円
<注2:同仁斎>
書斎の北側に設けられた付書院と違棚は
現存最古の座敷飾りの遺構であり、書院造や草庵茶室の源流として、
日本建築史上貴重な遺構である。(ウィキペディアより)
<注3:東山水上行の扁額>
修行僧が仏の悟りの境地を雲門文堰(ぶんえん、864-948)にたずねる。
文堰は「東山水上を行く」と答えた。
山は泰然として動かない象徴。その山が動き、川の水面を流れ行くとは、
人の常識や分別を超えたところにこそ、真の悟りの境地はあると諭したという。

<11月24日>
6:15京都着→嵯峨嵐山→常寂光寺二尊院清涼寺銀閣寺1
大徳寺二条城→17:50新幹線



*2012年銀閣寺紀行はコチラです。
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