白マム印 日本のこと日本のもの

 
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                                法隆寺五重塔 支柱の東南邪鬼(後補 江戸時代)

宗派   聖徳宗
寺格   総本山
創建年  (伝)607年      
開基   推古天皇・聖徳太子
本尊   釈迦如来
別称   斑鳩寺
文化財  金堂、五重塔、夢殿他(国宝)
      中門金剛力士像他(重要文化財)
     
住所   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話   0745-75-2555    
交通   JR法隆寺駅下車、徒歩で20分。あるいは、
     JR下車、奈良交通バス、法隆寺門前下車、すぐ
拝観料  1,000円(西院、東院、大宝蔵院)
公式ホームページ

法隆寺中門2014年02月10日_DSC_0259
                                      国宝 中門 飛鳥時代

中門は装飾がほとんどありませんが
卍崩しの勾欄(高欄)や
その下の人字形割束の組ものが
リズミカルでとてもきれいです。
ちょっと屋根がそっています。

装飾がないから
立ち止まる方がすくないのですが
どうしてどうして
1300年の風雪に耐えた重み、強さを
感じさせる気品ある建物です。

   こういう空気は唐招提寺にもありますね。
   




法隆寺金堂 卍崩しの高欄、人字形割束006
              *わかりやすくするために金堂の写真を掲示しています。↑



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                                      金剛力士立像

中門は飛鳥時代の建物で
左右に金剛力士がおわします。
この仁王像は日本最古のもので、
塑像です。
原初の荒ぶる感じがよくでています。

ただし
補修に次ぐ補修がおこなわれて
塑像にも関らず木造部分がかなり
しめています。


法隆寺中門仁王像の柵0003


仁王像の柵は1枚板のくりぬきです!



ここかしこに翻る門帳は、


法隆寺 門帳 多聞天紋 2014年02月10日_DSC_0313


多聞天紋といいます。(注1)





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                                             西院境内より中門を眺める


境内にはいりましょう。

中門を支える柱がとてもきれいです。
この中門に続く回廊もとても美しいものです。


2014年02月10日_DSC_0284



2014年02月10日_DSC_0332

法隆寺というと
エンタシスの柱を思い浮かべる方が
多いのではないでしょうか。

     日本史のテストに出ましたよね。(笑)

この中門及びこの回廊の柱がエンタシスと
いわれています。
   
が、
実際はえギリシアのパルテノン神殿で有名な
エンタシスの柱とは微妙に形状が違います。<注2>


法隆寺西院回廊連子窓2014年02月10日_DSC_0325


回廊の連子窓も
整然として絵になります。

よく見てみると


法隆寺西院回廊連子窓0000002

こちらも
1枚板をくりぬいた
とても手のかかったものです。




法隆寺西院伽藍0003
                            五重塔、金堂 2007年11月撮影


この西院伽藍の回廊エリアには
大講堂(国宝 平安時代)
金堂(国宝 飛鳥時代)
五重塔(国宝 飛鳥時代)
と、
すべて国宝の建物で成り立っています。

国宝建造物は18棟あり、
七堂伽藍がすべてそろい、その全てが
国宝です。(注3)

中門、金堂、五重塔は1300年の風雨に
耐えて姿をみせているのですから
日本一のお寺といっても過言はないでしょう。



建物をみてみましょう。


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                       国宝 飛鳥時代


五重塔は、日本最古のものです。
一見六重に見えますが、
最下層の屋根は、裳階(もこし)と
いい、庇と理解してよい構造物です。
 
  内陣には、奈良時代のはじめに造られた
  塑像群があり、東面は維摩居士と文殊菩薩の問答、
  北面は釈尊の入滅(涅槃)、西面は釈尊遺骨(舎利)の分割、
  南面は弥勒菩薩の説法が表現されています。
法隆寺web.より


五重塔に目をこらすと
裳階と初層の間の四隅に邪鬼がいます。

邪鬼は屋根を支えています。


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                                           西北の邪鬼




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                                           東北の邪鬼



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                                           東南の邪鬼




法隆寺五重塔支柱飾り南西の邪鬼0000002
                                           南西の邪鬼

もっと上に目をむけると、
五層めの屋根を支えるための
支柱に
トーテムポールが!



2014年02月10日_DSC_0295





2014年02月10日_DSC_0296


面白いでしょ。

この支柱は鎌倉時代にほどこされたもので
飾りの邪鬼及びトーテムポールは
江戸時代にとりつけられたものです。
そういう意味では
往時がしのばれないと
アチャ~
と思う方おられるかもしれませんが
意匠的にはとても面白いと思っています。
各々年代がきちんと把握できていれば
いいのではないかと私は思っています。

  グラスの底に顔があってもいいじゃないか~!
  と仰ったのは岡本太郎先生でした。
  関係ないか・・・。(笑)



法隆寺五重塔卍崩し勾欄(高欄)2014年02月10日_DSC_0303
                               法隆寺五重塔卍崩し勾欄(高欄



2014年02月10日_DSC_0293




法隆寺西院伽藍 大講堂2014年02月10日_DSC_0316
                           五重塔 大講堂 金堂



よく見ると、視ると、観ると!
ため息だらけの法隆寺です。

まだまだあります。



↓次回は 金堂をご案内いたします。


0003_20140418183931b68.jpg
                左 五重塔      右 金堂



                                          前回まで
                                        1 魅力的な手水編
                                        2 西院伽藍西円堂編

en1参考en1

西院伽藍

img_01.jpg

<注1:多聞天紋>
多聞天紋という名称に関しては、2つのブログにて
その名称を目にし、記載しましたがまだ私自身で
調べてはいません。
法隆寺の紋は歌舞伎座の「鳳凰丸散らし」といわれています。
これも私自身、法隆寺で目にしたことはありません。

法隆寺の宝物「鳳凰円文螺鈿唐櫃(ほうおうえんもんらでんからひつ)」
の意匠です。

43967_119018120327163245090_900.jpg


参考までに歌舞伎座の紋をアップいたします。
歌舞伎座 地下 2013年05月12日_P5120457
                                歌舞伎座 地階ショップ広場



とても貴重なお写真をお借りすることができました。
法隆寺の寺紋と言われていた「鳳凰丸散らし」の
提灯です。
↓ブログ「木もれ陽」さんより承諾をいただいた写真です。
b0039898_9204769.jpg

<注:2エンタシスの柱>
ギリシャのパルテノン神殿で有名なエンタシス式の
柱は、
エンタシス式の柱とは、
1、柱の下部から上部にかけて少しずつ細くなる。
あるいは
2、柱の途中までは同じ太さで途中から上部にかけて細くなるという形。
の二通りあります。
img67905b63zik2zj
法隆寺の場合は中央部がふくれていますし、この形状は
建築後に削られたということが昭和の修理時にわかりました。

<注3:七堂伽藍>
塔 金堂 講堂 経蔵 鐘楼 僧坊 食堂
<参照>
*寺院別国宝建造物・彫刻の所有件数表
古都の奈良銘刹寺院の紹介、仏教文化財の説明など
ほぼ日刊イトイ新聞 法隆寺へ行こう!
*ブログ 木もれ陽日記様

拙ウェブ
2007年11月法隆寺1
2007年11月法隆寺西円堂
2010年1月法隆寺


<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり


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