白マム印 日本のこと日本のもの

 
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                           2008年6月 国宝法隆寺金堂展図録より


宗派   聖徳宗
寺格   総本山
創建年  (伝)607年      
開基   推古天皇・聖徳太子
本尊   釈迦如来
別称   斑鳩寺
文化財  金堂、五重塔、夢殿他(国宝)
      中門金剛力士像他(重要文化財)
     
住所   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話   0745-75-2555    
交通   JR法隆寺駅下車、徒歩で20分。あるいは、
     JR下車、奈良交通バス、法隆寺門前下車、すぐ
拝観料  1,000円(西院、東院、大宝蔵院)
公式ホームページ



法隆寺 金堂2014年02月10日_DSC_0315
                                         法隆寺金堂



法隆寺金堂前 礼拝石2014年02月10日_DSC_0278
                                       金堂前 礼拝石


法隆寺の金堂は世界最古の木造建築
です。
どの場所からもみえるようにとの
はからいで正方形です。

元来、金堂というのは
とても貴いもので、金堂一棟が
厨子にあたります。

そのため僧侶でさえも
法要は外から
この礼拝石にすわりとりおこないました。



金堂00000002

よく見ると扉および連子窓は一枚板をくりぬいて
作ったものです。


金堂の中にはいりましょう。


法隆寺金堂天蓋IMG_0001

鳳凰に守られるかのような
天蓋の下には


法隆寺金堂三尊
金銅釈迦三尊像 国宝 飛鳥時代 止利仏師作


鞍作止利仏師作の三尊がおいでになります。
目は杏仁形お口はアルカイックスマイル。

鞍作止利仏師(くらつくりのとりぶっし)
杏仁形(きょうにんけい アンニン非ず)
アルカイックマイル
それにエンタシス

まるで日本史あるいは美術の教科書そのものです。


講釈抜きにして
私は
このお釈迦様のお顔が大好きです。
幼子のようで
柔和で
大らか。

この時代はまだ仏師の技術が稚拙なのですが
仏教(仏像)に対する気持がそれを凌駕して
いて敬虔な気持がこちらに伝わってきます。
と、
講釈してしまった!


法隆寺金堂IMG_0005


堂宇のなかは薄暗いものの
薬師如来、阿弥陀如来、吉祥天、毘沙門天、
その方々をお守りするための
白鳳時代に造られた我が国最古の
四天王が西洋風の着物というより
ドレスと名言してよいような
モノをまとってお立ちです。


法隆寺金堂持国天img2b1be454zik6zj

邪鬼はまるで
顔が牛で体が人間の
件(くだん 注1)のようでしょ。


法隆寺金堂四天王後ろ姿img5438502ezik7zj


法隆寺四天王横imgeaeace3czikdzj


四天王の着物はいかがですか?
エキゾチックでしょ。


金堂は壁画も


法隆寺金堂壁画0003
       法隆寺金堂再現壁画6号壁 阿弥陀浄土図 1面
          安田靫彦(やすだゆきひこ)
          羽石光志(はねいしこうじ)
          吉田善彦(よしだよしひこ)
           昭和43年(1968)



すばらしいものです。

1949年(昭和24年)1月26日に金堂から
出火し、壁画が甚だしく焼損したことは
ご存知のかたも多いと思います。

沈火時に当時の管主・佐伯 定胤師が
焼けただれた壁画に合掌されてる写真は
今見てもおいたわしいものです。

不幸中の幸いで、
お仏像は「壁画の修復」が金堂でおこなわれて
いたために他所に祀られており無事でした。

出火の原因はいろいろいわれていますが
定かではないようです。




金堂の外にでて
再度建物をながめてみましょう。


法隆寺2014年02月10日_DSC_0334


裳階(もこし)の上の支柱には神獣。
そしてその上の層には龍が飾られています。

裳階(もこし)の神獣は

2014年02月10日_DSC_0288

↑多分、獏。
この獏(多分)は前から見ると↓足に注目。

法隆寺金堂支柱飾り 獅子(?)いや、獏です。2014年02月10日_DSC_0304


法隆寺金堂支柱飾り2014年02月10日_DSC_0299

↑獅子。

法隆寺金堂支柱飾り 獏 2014年02月10日_DSC_0298

↑これは獏。

法隆寺金堂支柱飾り 象2014年02月10日_DSC_0308

↑これは象です。

獏と象を見極めるのは耳です。
獏は耳が立っています。
象は耳が大きくてたれています。


裳階(もこし)の上の屋根には
やはり支えのための支柱飾りとして

2014年02月10日_DSC_0294

登り龍と下り龍が
あしらわれています。


2014年02月10日_DSC_0289


この支柱と飾りですが、
支柱は鎌倉時代。
飾りは江戸時代に後付けされたものです。


法隆寺金堂 卍崩しの高欄、人字形割束006



奥まったところにある
大講堂に近づくと

法隆寺西院伽藍 大講堂2014年02月10日_DSC_0316


銅灯籠に寺紋発見。

2014年02月10日_DSC_0306


法隆寺大講堂前灯籠00002

葵の紋はよく神社仏閣でみられますが
徳川幕府がスポンサーとなり
修復などをするために葵の紋がをここかしこに
記されます。

   横道にそれますが徳川以前では
   当然豊臣家、特に秀頼が信仰心が
   篤くよく寄進や修復をおこなっています。


葵の紋のとなりは本庄家の紋で
九目結紋といいます。

灯籠には
「元禄七年甲戌十一月嘉辰
 母儀桂昌院本庄氏」

綱吉の生母である桂昌院が寄贈したものと
いうことで、桂昌院の実家の本庄家の
家紋の九目結紋が記されています。


法隆寺西院伽藍2014年02月10日_DSC_0320
                             大講堂より中門、金堂、五重塔を見る


次回は大宝蔵院をご案内します。
   

                                         前回まで
                                      1 魅力的な手水編
                                      2 西院伽藍西円堂編
                                      3 西院伽藍五重塔の邪鬼とトーテムポール

en1参考en1

西院伽藍

img_01.jpg

<注1:件>
件(くだん)にんべんに牛。
人と人間のあわさったものです。
顔が人間で体が牛もあればその逆もあります。
岡山の伝説です。
この件については内田百閒がとても美しい
文章の短編小説を書いています。



紋に関して

法隆寺 門帳 多聞天紋 2014年02月10日_DSC_0313
↑ <多聞天紋>
多聞天紋という名称に関しては、2つのブログにて
その名称を目にし、記載しましたがまだ私自身で
調べてはいません。


法隆寺の紋は歌舞伎座の「鳳凰丸散らし」といわれています。
これも私自身、法隆寺で目にしたことはありません。
参考までに歌舞伎座の紋をアップいたします。↓
歌舞伎座 地下 2013年05月12日_P5120457
                                歌舞伎座 地階ショップ広場

*とても貴重なお写真をお借りすることができました。
法隆寺の寺紋と言われていた「鳳凰丸散らし」の
提灯です。
↓ブログ「木もれ陽」さんより承諾をいただいた写真です。*
b0039898_9204769.jpg

<七堂伽藍とは>
塔 金堂 講堂 経蔵 鐘楼 僧坊 食堂

<参照>
*寺院別国宝建造物・彫刻の所有件数表
古都の奈良銘刹寺院の紹介、仏教文化財の説明など
ほぼ日刊イトイ新聞 法隆寺へ行こう!
*ブログ 木もれ陽日記様
*2008年法隆寺国宝金堂展図録

拙ウェブ
2007年11月法隆寺1
2007年11月法隆寺西円堂
2010年1月法隆寺
2008年7月国宝法隆寺金堂展
法隆寺金堂展ちけっとIMG_0002
  国宝法隆寺金堂展チケット

<2014年2月9日>
大津市歴史博物館→三尾神社→北野天満宮→石像寺(釘抜地蔵)→なら瑠璃絵
<2月10日>
法隆寺→吉田寺(ぽっくり寺)→龍田神社→大阪ながほり




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