白マム印 日本のこと日本のもの

 
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奥の院


奥之院は
高野山の信仰の中心であり、弘法大師さまが御入定されている聖地です。

一の橋から参拝すると、御廟まで約2キロメートルの道のりがあり、
おおよそ20万基を超える諸大名の墓石や、
祈念碑、慰霊碑の数々が樹齢千年に及ぶ杉木立の中に立ち並んでいます。


南海りんかんバス奥の院行きの「一の橋」で下車するのが
正式の参拝ルートですが、終点にて下車。
二の橋(中の橋)より参拝される方が多いようです。
かくいう白マムも終点(二の橋)より参拝します。

終点には案内所やお手洗いがあります。
お手洗いは奥の院にもあるので女性には
とても優しいといえます。

参道にはいると
皆さんが笑われるのが

しろあり
やすらかに ねむれ

という、しろあり対策協会の慰霊碑!


高野山 奥の院 PB030675

この入り口周辺には
企業の慰霊碑が立ち並んでいます。

高野山 奥の院 PB030678 高野山 奥の院 PB030677


しかし
数十メートル行けば
杉の木立の左右には苔生した
石塔があらわれます。

高野山 奥の院 PB030682



高野山奥の院 PB030708



小さな石像や石塔もたくさんありますが
こんな大きい石をどうやって運んだのだろうと
おもわせるような石塔もここそこに建っています。


いかに大きいかわかるでしょ↓

24768791_624_v1448927082.jpg
                               2009年8月撮影




奥の院


わたくし自身は
小さな石像に目が行きます。


高野山奥の院 PB030688




高野山 奥の院 PB030683


↓こちらに関しては目がいくというより
   wa!っと驚いた次第。

高野山 奥の院 お地蔵さまPB030717
                        名付けて篠井英介地蔵



戦国武将のお墓は殆どあるといって
よいでしょう。
織田信長、光秀、信玄という具合に。

そうすると疑問がわきます。
織田信長の墓は
阿弥陀寺ではなかったか?
いや
大徳寺の総見院では。

秀吉の墓は京都の豊国神社では。
など。


高野山奥の院 豊臣廟 PB030709
                                        豊臣秀吉の墓

「両墓制」という言葉があります。
これは
遺体の埋葬する墓地と
墓参のための墓地を作る
日本古来の風習です。

高野山、あるいは名所旧跡の墓地は
これに準ずるでしょうし、
歴史的に有名な人物は
墓所、廟所、供養塔など
沢山の墓参所があるといっていいでしょう。

斬首のちに近在の心ある人に
「供養された」
人物もたくさんいますしね。

高野山の墓石の下は多分
なにもおさめられてないのではと思います。



高野山奥の院



奥の院
                                    家康次男 結城秀康




奥の院



真夏でも奥の院はひんやりとした
空気を保っています。


高野山奥の院 PB030689


参道の脇にそれても石塔が延々と
屹立しています。

この奥の院に足を運ぶと
なんともいえない不思議な心持に
なります。



高野山奥の院 贔屓 PB030706
                                           贔屓(注1) 

うれしいことに
贔屓さんがおいででした。
お顔がちょっと獰猛です。


こちらは贔屓さんといえるかちょっと不確かです。↓


高野山 奥の院 PB030679






高野山奥の院 頌徳殿(しょうとくでん)休憩所 PB030691
                              頌徳殿(しょうとくでん)休憩所





高野山奥の院 休憩所 蟇股 PB030692
                                  頌徳殿 破風飾り・蟇股


御廟橋手前のこの辺りは
休憩所や寺務所に御供所、手水が設置されています。



高野山奥の院 御供所 PB030694
                                       奥の院 御供所 

御供所は御廟においでのお大師様に
食事を捧げるための台所です。
ここより午前6時、10時にお大師様の
食膳が運び出されます。



高野山奥の院 休憩所 絵絹 宝来 PB030693
                                  御供所の絵絹・蛙股 




高野山奥の院 手水 絵絹 宝来 PB030695






高野山奥の院 御廟橋前 水向地蔵 PB030698
                                   御廟橋前 水向地蔵






高野山御廟橋 玉川 PB030700
                                         御廟橋 玉川

御廟の橋がかかる川は「玉川」とよばれる清流で、
霊峰・揚柳山から流れています。
かつては禊の場所でした。
流れの上に立てられた卒塔婆は、
水難や難産で亡くなった人を供養しています。





高野山奥の院 御廟橋 PB030704
                                    高野山奥の院 御廟橋


これより先は聖域となり
写真撮影は不可です。


この先には灯籠堂と
弘法大師御廟があります。

お大師様は、
西暦835年(承和2年)3月21日寅の刻、
御年62歳で、予てからの予言通り御入定
されたといわれています。


                                                      次回→

en1参考en1

<注1:贔屓>
中国の伝説によると、贔屓は龍が生んだ9頭の神獣・竜生九子のひとつで、
その姿は亀に似ている。重きを負うことを好むといわれ、
そのため古来石柱や石碑の土台の装飾に用いられることが多かった。
日本の諺「贔屓の引き倒し」とは、
「ある者を贔屓しすぎると、かえってその者を不利にする、
その者のためにはならない」という意味の諺だが、その由来は、
柱の土台である贔屓を引っぱると柱が倒れるからに他ならない。
         *上記はウィキペディアより*

ご贔屓という言葉もこの贔屓からきています。
下積みの役者さんをファンが支えるということです。

贔屓に関しての拙ブログ

<注2:絵絹>
「絵絹」あるいは「宝来」と
いわれ高野山真言宗のお寺さんのいたるところで
見られるものです。
年頭に、その年の干支や、縁起のいい文字をかたどって
切り絵にし家門繁栄無事息災を祈祷して、幸せを祝福
するものだそうです。
この高野山には稲作がおこなわれてないためにしめ縄の
かわりとしたとのこと。

en1掲載en1

                                      
2015年11月1日
1 東寺(教王護国寺)五重塔の邪鬼・力士
2  東寺(教王護国寺)講堂の背面は初公開(2015 秋 特別拝観 )
3 東寺 小子房  (2015 秋 特別拝観 ) 1
4 東寺 小子房 2  勅使門解体新写
5 東寺 灌頂院・十二神将 (2015 秋 特別拝観 ) 
6 泉涌寺 塔頭 1 即成院 「極楽浄土を奏でる仏像のオーケストラ」
7 泉涌寺 塔頭 2 悲田院 快慶作 宝冠阿弥陀如来坐像
8 泉涌寺 塔頭 3 戒光寺 驚きの丈六釈迦如来像
9 妙法院門跡 蓮華王院三十三間堂本坊の普賢菩薩
10 新日吉神宮 (いまひえじんぐう)
11 京都 平成知新館  京を彩る 琳派

2015年11月2日
1 法隆寺 上御堂(特別開扉 11月1日~11月3日のみ)
2 高野山金剛峯寺 大門 九度山より町石道を行く
3 高野山 霊宝館
4 高野山 最強のまじない秘法に十字羯磨(ジュウジカツマ)
5 高野山 橋本警察署 高野幹部交番
6 高野山大師教会 破風飾り解体新写

2015年11月3日
1 光台院 (高野御室別格本山 光臺院)のすべて 序
2 光台院(高野御室別格本山 光臺院)のすべて 2 本堂破風飾り
3 光台院 (高野御室別格本山 光臺院)のすべて 3 快慶作阿弥陀三尊像
4 光台院 (高野御室 別格本山光臺院)のすべて 5 本堂破風飾り
6 光台院 (高野御室別格本山 光臺院)のすべて 4  重森三玲の曲水の庭
7 高野山真言宗 総本山金剛峯寺、金剛峯寺
8 高野山 金剛峯寺1 正門解体新写
9 高野山 金剛峯寺2 下門解体新写
10  高野山 金剛峯寺3 大玄関解体新写
11  高野山金剛峯寺 壇上伽藍 1 中門~西塔
12  高野山金剛峯寺 壇上伽藍 2 孔雀堂~根本大塔~東塔
13 高野山 奥之院
14 高野山 遍照光院 破風飾り解体新写



en1足取りen1

2015年11月1日
東京→京都→東寺(五重塔、金堂、講堂小子房1小子房2灌頂院)→
泉涌寺塔頭(即成院悲田院戒光寺)→三十三間堂本坊妙念院
三十三間堂→新日吉神宮京博(琳派展)
奈良
11月2日
奈良→法隆寺(上御堂、金堂、講堂、五重塔、大宝蔵院)→
高野山霊宝館街並み橋本交番大師協会→赤地蔵→金剛峯寺→光台院→
11月3日
光台院・破風飾り快慶三尊本堂外観重森三玲
金剛峯寺、金剛峯寺建築詳細・正門下門大玄関
根本大塔奥之院遍照光院→東京

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