白マム印 日本のこと日本のもの

 
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前回 六所神社

<湖北 観音の里めぐり 2016 初秋コース、水源の郷をゆく >
―源昌寺飛地上丹生薬師堂 お前立・薬師如来坐像―

バスは25名のお仏像好きを乗せて
軽快に走ります。
お天気も上々。

余呉は豪雪地帯のために
民家の屋根は急傾斜です。

上丹生薬師堂 P9250116 上丹生薬師堂 P9250117



上丹生薬師堂 P9250124
                                             ゴマ






上丹生薬師堂 P9250120
                                         上丹生薬師堂





上丹生薬師堂 P9250122






P9250198



薬師堂といいますが、
横長の御堂らしくない建物です。

普段は茶わん祭(注1)の
山車の収納と集会所として使用されています。

源昌寺の飛地境内にあります。

上丹生薬師堂 P9250128


元々は、隣接する八幡神社の神宮寺と伝えられていますが
現在は源昌寺所有、源昌寺飛地上丹生薬師堂
ということになっており
宗派は、真言宗から今では曹洞宗に変わっています。

薬師堂は、棟札や、奉加帳の版木などから、
宝永5年(1708)に建築されたことがわかっています。




余呉町上丹生薬師堂 P9250193







上丹生薬師堂 P9250140
   お前立ち 薬師如来坐像 ヒノキ 平安時代後期


秘仏の御前立ちの薬師さんは
定朝様の整ったお顔立ちをされて
います。

切れ長な目に
ふくよかな頬。

胸は厚く安定した感が溢れています。


余呉町上丹生薬師堂 P9250181


日光月光さまに薬師さまは静かに
おいでなのに
その脇の十二神将さんらの賑やかなこと。



上丹生薬師堂 P9250149







上丹生薬師堂 P9250145







上丹生薬師堂 P9250150






余呉町上丹生薬師堂 P9250156

ね!
楽しそうでしょ。
酒盛りでもやっているようで、
白マムは
こぶとり爺さんにでてくる
「鬼」らの楽しそうな酒宴のワンシーンを
想像してしまいました。



余呉町上丹生薬師堂 P9250191



楽しくなってニコニコしながら見回して
驚きの声をあげてしまいました。

もしかして
僧形八幡神(注2)では!?



上丹生薬師堂 ご神像? P9250143
                         鎌倉時代作 自伝・地蔵菩薩坐像


胸あてをめくってみたくなる
欲求にかられたのですが
さすがに不敬。
今になると
世話役さんにお願いしてみればよかった
と思っています。

お顔は神像にしては
おだやかです。
おしなべてご神像は威厳に満ちた
「おっかない」表情をなさっています。

おみ足の線刻が流れるようできれいです。

     ↓このお像に関しては帰宅して下記の文章が見つかりました。
  
     身体に対して大きめの頭部をもち、微笑みをたたえて
     首を軽く左に傾げる表情は彫り込みが深く、
     喉筋や肋骨を表すことから老相(ろうそう)を表していると
     解釈されます。
     また、両手を拱手(きょうしゅ)して数珠をまさぐる様子を
     共木(ともぎ)で彫出しています。

     寺伝では地蔵菩薩坐像とされますが、
     老相で肋骨を表すこと、
     持物(じもつが地蔵菩薩に一般的な宝珠や錫杖ではなく
     数珠であることから、
     尊名の特定にはなお検討が必要です。
     可能性としては、僧形神像(そうぎょうしんぞう)、
     僧形文殊像(そうぎょうもんじゅぞう)、
     老僧の肖像などが考えられます。
     古風さを残していますが、線状的な衣文線(えもんせん)や
     袈裟(けさ)の処理の仕方から鎌倉時代の制作と考えられます。

                               長浜市指定文化財webより
                               ↑このwebではこのお像の
                                胸当てをたったお姿がみられます


この他には平安時代末期から
鎌倉時代につくられたとみられる
聖観音坐像も安置されています。

上丹生薬師堂 P9250153
          聖観音菩薩坐像 平安末期から鎌倉初期



まるで
お仏像ワンダーランドのような
庫内です。

もう一度
お美しい薬師さんを拝観してみましょう。



P9250184







余呉町上丹生薬師堂 P9250186







余呉町上丹生薬師堂 P9250190







余呉町上丹生薬師堂 P9250165







上丹生薬師堂 P9250148

いかがでしたか?
お仏像好きさんには
堪能していただいたと思います。


お仏像さまがおいでの処を内陣とすると
この格子戸は外陣との境でしょう。


上丹生薬師堂 P9250133


「お蚕さんの病気封じに絹糸で作った毬と、
子供の歯痛の時に噛ます箸

目耳鼻口の病封じの穴あき石と
女性が病気快復祈願に供えた髪の毛
です」

と、説明してくださる管理人さんです。

このお堂も集落の方が守っておいでです。


余呉町上丹生薬師堂 P9250164






上丹生薬師堂 P9250139

↑秘仏の薬師如来立像のお写真です。





上丹生薬師堂 秘仏 ご本尊薬師如来立像P9250137
                重要文化財 木造薬師如来立像 鎌倉時代


50年に一度のご開帳です。




余呉町上丹生薬師堂 P9250179




せっかくですので
八幡様にもお詣りを。

余呉町上丹生薬師堂 P9250171






余呉町上丹生薬師堂 P9250174







余呉町上丹生薬師堂 P9250176 余呉町上丹生薬師堂 P9250178





余呉町上丹生薬師堂 P9250196
                              源昌寺飛地 上丹生薬師堂




                                           次は菅山寺里坊弘善館へ



en1参考en1

<観音の里めぐり 2016 初秋コース、水源の郷をゆく>

9時50分JR長浜駅西口集合

東林寺、33年ぶりの本開帳 

ウッディパル余呉、昼食

上丹生薬師堂

菅山寺の里坊弘善館

医王寺

浅井三姉妹の郷

JR長浜駅西口


観音里ツアー 昼食P9250108

< 注1:茶わん祭 >
5年に一度、この地にて開催される祭。
滋賀県指定無形文化財。
山車は薬師堂前でクライマックスを迎えます。



<注2:僧形八幡神像>
東大寺勧進所八幡殿
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<今までの観音の里巡りツアー>
*観音の里めぐり2016 春コース、初公開の秘仏に会う
*観音の里めぐり 2016 初夏コース、木彫りの里を訪ねる

*観音の里巡りツアー申込・詳細はコチラをご覧ください。



  
びわ湖・長浜のホトケたちII      びわ湖・長浜のホトケたち

    



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