白マム印 日本のこと日本のもの

 
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< 2017年1月冬の京都奈良 >

○ 法輪山 興善寺 ○

P1221018
                                      奈良 興善寺

山号   法輪山
宗派   浄土宗
本尊   阿弥陀如来立像(重文 快慶作)
      
住所   奈良県十輪院畑町12
交通   近鉄奈良駅奈良交通バス 天理方面行(3番のりば)
       福智院バス停下車、南西へ徒歩3分
電話   0742-23-7007 

*宝蔵院流槍術五祖御影公開は1月末日までです。      



興善寺 P1221029



興善寺は
元興寺の別院だったとも十輪院の奥寺だったとも言われています 。




244930554_v1485134358.jpg







興善寺 P1221027







興善寺 P1221030




昨年4月に
興福寺の僧であり
宝蔵院流槍術を創始者した胤栄を
はじめとする宝蔵院五祖のご位牌が
興善寺より発見されました。
このご縁により
興善寺では五祖の御影を日本画家であり法尼である
中田文花法尼に依頼され1月14日には
この五祖の法要が営まれました。

文花法尼による御影は1月末まで本堂にて
拝観がゆるされています。



興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影 P1221043


私が訪れたこの日は、
たまたまご住職がおられたので
ご親切な説明を受けご朱印をいただくことが
できました。



興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影 P1221041
                             宝蔵院流槍術五祖御影

右手より
宝蔵院初代胤栄
二代胤舜
三代胤清
四代胤風
五代胤憲


興善寺P1221036
宝蔵院初代胤栄

画像が切れていて残念ですがこの胤栄師の
頭上には月明かりに浮かぶ摩利支天が
描かれています。
日本では摩利支天は武士に信仰されたと
いわれています。

宝蔵院流奥義を允可された象徴といえるでしょう。



興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影 2代胤舜 P1221037
二代胤舜

胤舜は
五祖の中でも一番知られているといいますか
一番人気であるといえます。
なぜならば井上雄彦のバガボンドに登場します。
なんと
宮本武蔵はこの胤舜に敗退します。
しかし
胤舜は武蔵に好意を持って対しているという
とてもカッコイイ役です。




興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影3代胤清 P1221038
三代胤清

手に巻物を持っておられます。
胤清は学びをよくした人と伝わっていますので
文花法尼は小物に巻物をもたせることで
彼の日常をあらわしておいでです。

お顔も謹厳実直な感じですね。



興善寺 宝蔵院流槍術五祖御影 4代宝蔵院胤風(P1221039
四代胤風

美男におわすでしょ。

胤風は享保(きょうほう)11年8代将軍徳川吉宗(よしむね)
の前でその技を披露したとつたえられています。
腕もよいのですが、お声もきれいだったとのことで、
文花法尼は散華を前に置かれています。



興善寺 5代胤憲 宝蔵院流槍術五祖御影 P1221040
五代胤憲


将軍徳川家治(いえはる)・家斉(いえなり)の前でその技を披露
したといわれる
胤憲は、とても穏やかで聡明なお顔をしておられます。



文花法尼は五人五様。
夫々に個性をもたされています。

現ご住職の説明を聞き乍ら
お軸をみていますと
どなたも違うお顔ですが
なんとはなしに皆さまご住職に
似ておいでなことに思いあたりました。



興善寺 快慶仏 P1221034
                         快慶作 阿弥陀如来立像 重文

この御影も素晴らしいものですが
ご本尊は快慶作の阿弥陀如来立像です。



興善寺 快慶仏 P1221035






興善寺 P1221031


観光寺ではない檀家さんとともに地域に
根付いた御寺さんに入るのは
少し勇気がいります。
が、
このような素晴らしい寺宝をお持ちなのですから
お訪いをいれてみましょう。
ただし
失礼のないように。



興善寺 P1221044
                             境内 納骨堂内の石像






P1221045







興善寺 P1251069
                                  
奈良大立山Walkerの「冬の祭典完全ガイド
の14ページには
「朝の勤行に参加して心を鎮めよう」
という記事。勤行参加は要予約とのことです。 




宝蔵院流 興善寺ご朱印16195582_1261644967261524_1820684151688502371_n
                     興善寺のご朱印





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< 宝蔵院摩利支天石>

武術神であった摩利支天を
宝蔵院流槍術開祖のはこの大石に
祀りました。
その場所は宝蔵院の庭。
現国立奈良博物館内でした。

しかし明治の廃仏毀釈運動のために
高畑菩提町に移され
その後の平成11(1999)年に
興福寺三重塔の前に鎮座されました。

興福寺 宝蔵院流摩利支天石 P9210233
                   宝蔵院流胤栄 守り本尊 摩利支天石



< 中田文花法尼 >
オフィシャルサイト


<近辺情報>

十輪院
十輪院2012年08月14日_DSC_0364

十輪院 石仏龕(せきぶつがん)"
十輪院 石仏龕(せきぶつがん)

*十輪院さん拝観記はコチラです。

十輪院と興善寺はお隣さん同士です。
興善寺さんは奈良駅からむかえば手前ですが、
奥まっているので少々わかりにくいかもしれません。

*観光寺ではない御寺さんにお行きになる場合は
 電話で伺いを立てられることをおすすめします。
*拝観料がない場合があるので志納金を封筒に
 入れておかれることもすすめます。
 実は私は興善寺さんで剥き出しでお渡ししてしまい
 申し訳なかったです。

<白マムの独り言>

バガボンドの聖地になりえるのでは・・・・・・。
このようなことを記載するとご住職に
叱られるかもしれません。

  
 バガボンド(5)               バガボンド(7)

バガボンド5巻は胤舜との死闘が全編描かれ
7巻は再び胤舜と対峙が物語られています。

< 2017.1.22の足取り >
東京6:50発→京都9:11着→京都国立博物館聖護院→奈良
→東大寺 ///興善寺十輪院→東京20:10着




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