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特別展「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」IMG_0515





奈良国立博物館 快慶展 IMG_0584



奈良国立博物館
特別展 快慶 日本人を魅了した仏のかたち

会期 平成29年4月8日(土)~6月4日(日)
観覧料金 一般1,500円、高・大学生1,000円、小・中学生500円
展覧会図録 2,300円

オフィシャルサイト 奈良国立博物館・快慶
             読売テレビ

                        縦長のリーフレット
特別展「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」IMG_0573
表                   裏
  ↑キンベル美術館 釈迦如来立像


待ちに待った快慶展です。
快慶好きの私はこの日を心待ちにしていました。

今回の快慶展は奈良博の方々のやる気をうかがわせる
縦長のリーフレットとA4版のリーフレット2種の
合計3種がでまわりました。
また、
イラストレーターの仲里カズヒロ氏作の
快慶をアニメ化してわかりやすくしたりと
がんばっておられます。(記事末尾ユーチューブアップ)


↓遣迎院 阿弥陀如来立像
快慶展 チラシ リーフレット IMG_20170125_0005 運慶展 チラシ リーフレット IMG_20170125_0004
表                    裏
快慶展 チラシ リーフレット IMG_20170125_0003 快慶展 チラシ リーフレット IMG_20170125_0002
↑金剛峯寺 広目天

88点の展示品のうち彫刻では37点の快慶仏が
お出ましになっています。

醍醐寺、三宝院の弥勒菩薩坐像、

泉涌寺、悲田院の阿弥陀如来坐像、

如意寺の地蔵菩薩像、

金剛峯寺、霊宝館よりは孔雀明王や
広目天・多聞天に深沙大将立像

東大寺からは
勧進所八幡殿の僧形八幡神坐像、
俊乗堂、阿弥陀如来坐像
光慶堂、地蔵菩薩立像(奈良博展示)

耕三寺、阿弥陀如来坐像

と、
抜き書きしただけで垂涎の的です。

現存する作品のうちもっとも古い
ボストン美術館蔵(旧興福寺)の
弥勒菩薩立像で文治5年(1189年)の作である
弥勒菩薩立像も出陣です。

また
数多くの阿弥陀如来立像も
おでましになり
その違いを堪能することができます。


快慶 醍醐寺 宝冠弥勒菩薩坐像 IMG_0578
                   醍醐寺 宝冠弥勒菩薩坐像





悲田院 宝冠阿弥陀如来坐像 快慶2012年11月29日_PB290014
                    悲田院 阿弥陀如来坐像






孔雀明王 P5060621
                   高野山 霊宝館 孔雀明王





高野山霊宝館収蔵 深沙大将
                 高野山 霊宝館 深沙大将





東大寺僧形八幡神坐像
                東大寺 僧形八幡神坐像






ボストン美術館日本美術の至宝30
               ボストン美術館 弥勒菩薩立像 





                                    阿弥陀如来立像
P5020582
向かって左より遣迎院、西方寺、東大寺、大圓寺、圓常寺、光林寺
快慶展を100倍楽しめる 快慶仏講座・検定

↑ショップで購入したポストカードですが
安阿弥様(あんなみよう)といわれる阿弥陀立像が
このように並んだ画像を見ると違いがよくわかります。




特別展「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」IMG_0509






特別展「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」IMG_0511



今回、出陣された快慶仏および伝快慶の
お仏像の80パーセントは
自力といいましょうか、何度もお願いしたり
リュックを背負って拝観したお仏像さまです。

その方々が一堂に会するされている。
感無量であると同時に
簡単に観覧(拝観)されているかたに
本の少し恨みがましく思ったのも本心です。

どの方々も
お会いするのにどれだけ苦労したことか!

例えば

まさか多田来迎寺の
ぜんだんさんがおいでになるとは思いもせず、
眼の前にして7年前に旧都祁村の炎天下に
倒れそうになったことを思い出しました。


多田来迎時 善導大師 P5060620
          多田来迎寺 善導大師 ぜんだんさん




2010年08月15日多田来迎寺



このお方に会うのは本当に苦労しましたが
お盆ならば村の方々が集まるにちがいないという
勘があたり
やっとお会いできました。(その時の詳細はコチラ
来迎寺は無住ですが、
とても姿形のよいお寺さんです。


昨年(2016年)滋賀の石山寺を訪れたのですが
多宝塔においでだった大日如来坐像も
出陣しておいででした。

石山寺多宝塔内陣 快慶作 大日如来 P8270345
                                  石山寺多宝塔 大日如来


快慶のお仏像は
ひと彫りひと彫り祈りをこめて彫った
作品といってよいでしょう。
無駄彫りがない。
技術的にも優れているけれど
僧侶としても非常に敬虔であった証と
思います。

私が快慶が好きなのも
身も心も仏に帰依した仏師だからでしょうか。



光台院 快慶作阿弥陀三尊
               光臺院 阿弥陀三尊立像


今回、残念ながら最高傑作といわれる
高野山の光臺院本堂におられる阿弥陀三尊は
お出ましになっていませんでした。
私的にはこの快慶仏を皆様に拝観していただきたいと
思っています。 光臺院(光台院)詳細はコチラをご覧ください。

en1銘記等より真作といわれる作品en1

「仏師快慶」銘

ボストン美術館 弥勒菩薩立像 1189年(文治5年)(像内納入経巻奥書)興福寺旧蔵。
  像内には、快慶の奥書がある『弥勒上生経』『宝篋印陀羅尼』が納入されていた。
  快慶は奥書で、死去した両親と師の安楽の願いも共に書き込んでいる。
  現在、この巻子本は別に保管され、
  像内には岡倉覚三(天心)が寄贈した別の巻子が封入されている。


「巧匠安阿弥陀仏」時代

醍醐寺三宝院(京都市)弥勒菩薩坐像 1192年(建久3年)(像内朱書) 重文
石山寺(大津市)大日如来坐像 1194年(建久5年)頃(像内墨書) 重文 
遣迎院(京都市)阿弥陀如来立像 1194年(建久5年)頃(足枘墨書) 重文
浄土寺(兵庫県小野市)阿弥陀三尊立像 1195 - 1197年(建久6 - 8年)頃(浄土寺縁起) 国宝
金剛峯寺(和歌山県高野町)孔雀明王像 1200年(正治2年)(像内朱書[5]、高野春秋) 重文
東大寺(奈良市)僧形八幡神坐像 1201年(建仁元年)(像内墨書)
  運慶も小仏師として結縁か 国宝
耕三寺(広島県尾道市)宝冠阿弥陀如来坐像 
  1201年(建仁元年)(像内墨書)伊豆山常行堂旧蔵 重文
浄土寺 阿弥陀如来立像(裸形像) 1201年(建仁元年)頃(浄土寺縁起) 重文
新大仏寺(三重県伊賀市)如来坐像 1202年(建仁2年)(頭部内面墨書)頭部のみ当初のもの 重文
東大寺南大門 金剛力士立像 1203年(建仁3年)(阿形像持物の金剛杵内面墨書)
  運慶らとの共同制作 国宝
東大寺俊乗堂 阿弥陀如来立像 
  1203年(建仁3年)頃(足枘に「アン」(梵字)の刻銘、東大寺諸集) 重文
醍醐寺三宝院 不動明王坐像 1203年(建仁3年)(像内墨書) 重文
安倍文殊院(奈良県桜井市)文殊五尊像(大聖老人像を除く) 
  1201 - 1203年(建仁年間)(文殊像像内墨書) 国宝
松尾寺(京都府舞鶴市)阿弥陀如来坐像(頭部内面墨書) 重文
西方寺(奈良県山添村)阿弥陀如来立像(足枘墨書) 重文
八葉蓮華寺(大阪府交野市)阿弥陀如来立像(足枘・像内墨書) 重文
安養寺(奈良県田原本町)阿弥陀如来立像(足枘墨書) 重文
遍照光院(和歌山県高野町)阿弥陀如来立像(足枘墨書) 重文
真教寺(栃木県足利市)阿弥陀如来立像(像内墨書)
東京芸術大学 大日如来坐像(像内墨書)
如意寺(京都府宮津市)地蔵菩薩坐像(像内墨書)
メトロポリタン美術館(ニューヨーク)地蔵菩薩立像(像内墨書)
金剛峯寺 四天王立像のうち広目天 重文(広目天像足枘墨書および像内納入文書)
金剛院(京都府舞鶴市)執金剛神立像(足枘墨書) 重文
金剛院(京都府舞鶴市)深沙大将立像(足枘墨書) 重文
金剛峯寺(和歌山県高野町)執金剛神立像(像内墨書) 重文(2012年指定)。
  平成23年(2011年)9月3日、展示中の本像が転倒し一部破損した。
  この際に出来た開口部にファイバースコープを入れて調査した結果、
  胎内に『宝篋印陀羅尼』が納入されていることと頸部内面に
  「ア阿弥陁佛」[8]の墨書があることが判明した。
  「ア阿弥陀仏」は「アン阿弥陀仏」の書き違いと思われ、
  快慶の他の作例にも「ア阿弥陀仏」と記されたものがあることなどから、
  本作も快慶作と考えられる。
  快慶作の金剛院執金剛神立像が東大寺法華堂像を忠実を模しているのに対し、
  本像は上半身裸形で右脚を高く挙げるなど、図像的には全く異なっている。
  ただし、分節的な体部表現(上体が腹部に載っているように見えるなど)や、
  容貌表現や技法などが金剛院像と近いとする研究者もある。
金剛峯寺(和歌山県高野町)深沙大将立像(上記執金剛神立像と対をなす)
  重文(2012年指定)[7]重源の『南無阿弥陀仏作善集』には、
  高野山新別所に四天王像(現存、重要文化財)とともに
  執金剛神像と深沙大将像があったことが記録されており、
  本像と前出の執金剛神像がこれに該当すると推定される。


「法橋快慶」時代法橋叙任は1203年(建仁3年)

東大寺公慶堂 地蔵菩薩立像(足枘刻銘) 重文
大圓寺(大阪市住吉区)阿弥陀如来立像(足枘墨書)


「法眼快慶」時代法眼叙任は承元2 - 4年(1208 - 1210年)の間

東寿院(岡山県瀬戸内市)阿弥陀如来立像 1211年(建暦元年)(足枘墨書) 重文
光林寺(奈良県川西町)阿弥陀如来立像 1221年(承久3年)(足枘墨書) 重文
光台院(和歌山県高野町)阿弥陀三尊像  
  1221年(承久3年)頃(中尊足枘刻銘、右脇侍足枘墨書) 重文
西方院(奈良市、唐招提寺子院)阿弥陀如来立像(足枘墨書) 重文
大行寺(京都市、佛光寺塔頭)阿弥陀如来立像(足枘墨書) 重文
圓常寺(滋賀県彦根市) 阿弥陀如来立像(足枘刻銘)
キンベル美術館(アメリカ、フォートワース)釈迦如来立像(足枘墨書)
藤田美術館(大阪市)地蔵菩薩立像(足枘墨書) 重文
随心院(京都市)金剛薩埵坐像(像内朱書) 重文
大報恩寺(京都市)十大弟子立像のうち
  目犍連、優婆離(目犍連像足枘墨書、優婆離像像内墨書) 重文

  *奈良国立博物館の「特別展 快慶」(2017年開催)では、
   以下の作品を快慶作としている[13]。
   悲田院(京都市)宝冠阿弥陀如来坐像[14]
   正寿院(京都府宇治田原町)不動明王坐像 重文

                              以上はウィキペディアより引用

en1参考en1

              *快慶展を100倍楽しめる快慶仏講座

              *縦長のリーフレットは誤植があるという理由で奈良博の
                リーフレットスタンドには出ていませんが係りのかたに言えば
                出してくださいます。
                東博ではスタンドに差してあります。

              *混雑状況 これほどの展覧会ならば東博だと入館待ちになると
                思われますが、それほど混んでいるとはいえません。
                正倉院展や琳派展に比べれば空いているといえます。
                しかし、5月28日、6月4日(最終日)は見当がつきません。

              *醍醐寺三宝院に関してのブログ
              *悲田院に関してのブログ
              *高野山霊宝館に関してのブログ
              *東大寺勧進所八幡殿僧形八幡神坐像に関してのブログ
              *東大寺勧進所公慶堂に関してのブログ
              *東大寺俊堂に関してのブログ
              *光臺院(光台院)に関してのブログ
              *石山寺に関してのブログ
              *多田来迎寺に関してのブログ









<4月30日・5月1日>
4月30日
東京→京都府、蟹満寺→奈良、奈良国立博物館・快慶展
資料センター・興福寺三条通り
5月1日
奈良博・快慶→東大寺→京都、八坂神社・円山公園
長楽寺→八坂界隈 /→高台寺 //→東京










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2017.05.10 Wed 09:40  |  快慶展と光臺院

奈良博快慶展の記事を拝見しました。私も4月第2週に行ってきました。アメリカからの里帰りも含めて一同に会した快慶仏は気高く見ごたえがあり、心が洗われる素晴らしい展示でした。実はその前の日に、高野山光臺院に一泊し、早朝ご本尊の阿弥陀三尊像を拝観しました。光臺院については貴ブログで教えて頂き(ありがとうございました)、ご本尊が奈良博展示に出品されていないことを事前に確認しての宿泊でした。この三尊像は奈良博快慶展の図録で「快慶晩年の・・集大成」と高く評価されながら写真しか展示されていないことを光臺院のご住職に伺ったところ、ご本尊は信仰の対象で美術品ではない旨のお話でした。実は諸仏の中で一番感銘を受けたのは光臺院で拝観した阿弥陀三尊像。やはり信仰の場で拝観するのが一番であることを確認しました。

  • #Wvv0xws.
  • や まき
  • URL
  • Edit

2017.05.10 Wed 19:41  |  や まき さま

> 奈良博快慶展の記事を拝見しました。私も4月第2週に行ってきました。アメリカからの里帰りも含めて一同に会した快慶仏は気高く見ごたえがあり、心が洗われる素晴らしい展示でした。実はその前の日に、高野山光臺院に一泊し、早朝ご本尊の阿弥陀三尊像を拝観しました。光臺院については貴ブログで教えて頂き(ありがとうございました)、ご本尊が奈良博展示に出品されていないことを事前に確認しての宿泊でした。この三尊像は奈良博快慶展の図録で「快慶晩年の・・集大成」と高く評価されながら写真しか展示されていないことを光臺院のご住職に伺ったところ、ご本尊は信仰の対象で美術品ではない旨のお話でした。実は諸仏の中で一番感銘を受けたのは光臺院で拝観した阿弥陀三尊像。やはり信仰の場で拝観するのが一番であることを確認しました。
***
コメントありがとうございます。
光臺院さんはとても素晴らしいお寺さんです。
しかし
ひっそりと高野山の奥に佇まれており一切の広報的な
活動をなさっていないので
あれだけのお仏像をお持ちなのに
知る人はあまりいません。
や まき さまが、拙ブログをご覧になって
知られたとは、ブログ冥利につきます。
お仏像さんはやはり本来のあるべきところにて
お会いするのが一番だと思っています。
お泊りになられてよかったですね。
宿坊としてもひっそりと営まれているので
なかなか泊まることができません。
私はよく高野山にいきますが、
それも光臺院さんの三尊にお会いしたいがためですが
宿泊できたのは1回。
拝観は2回。のみです。
またお会いしたいと思っております。

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