白マム印 日本のこと日本のもの

 
04
 
雨宝院                                           フレンチ・朝粥

祇園 P9231147


宿が八坂神社の斜め前という好立地。

夜は出歩かないわけありません。
プラプラと散策。

写真上ではあまり人気がないようですが
実際はとっても賑やかな祇園界隈です。


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                              八坂神社楼門を内から眺める





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八坂神社は円山公園と続くので
通り道として何度も訪れたことがあるのに
この神馬には気が付きませんでした。
灯りにふわりと浮かんでました。



一力茶屋 P9231135


花見小路の角は
ご存じ、一力茶屋。




P9231134.jpg


津田楼さんのナマズの暖簾は
何度見てもチャーミング。



P9231133.jpg


淋し気に見えますが
人通りが多くてにぎわっていました。



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悪縁切りで有名な安井金毘羅宮。




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                                  縁切り縁結び碑

縁切り縁結び碑(いし)は
表から裏を通ると縁切り、
裏から表だと縁結びに効くとされています。
この女性は
縁切りなのでしょうか。

10時近くだったでしょうか、
ポツリポツリと
潜る人が現れます。




建仁寺 P9231131
                                           建仁寺

もう少し先に行くと六道珍皇寺になります。
六道の辻!
なんとなくコワ~イので、
ここでストップ。

                 次は
                  さすがに
                  お腹が減ったので
                  お一人様ディナーへ。

< 9月23日、24日 >
23日 蚕の社広隆寺仁和寺五智山蓮華寺雨宝院
    瑞泉寺→夜の八坂メリメロ・遊行庵
24日 祇園摩利支天尊堂西福寺・六道珍皇寺祇園閣八坂界隈武徳殿真如堂

< 参考 >
長楽寺宿坊 遊行庵





   

 
03
 
五智山蓮華寺                                   夜の八坂界隈

雨宝院 西陣聖天宮 隅蓋 PA160671
                          隅蓋も聖天様のお印の巾着と大根


   北向山 雨宝院

   山号  北向山(ほっこうざん)
   宗派  古義真言宗
   別称  西陣聖天宮
   創建年 821年
   開基  伝弘法大師
   本尊  十一面観世音菩薩、大歓喜天尊







   住所  京都市上京区智恵光院上立売西入る聖天町9-3
   電話  075-441-8678 
   交通  バス今出川浄福寺下車、徒歩5分
        (道途八幡宮近く)
   *秘密浴油供祈祷 、縁切り寺、商売繁盛の現世ご利益あらたか
   *要 予約
   *オフィシャルサイト




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                              西陣五名水の染殿井

干ばつになっても枯れることがなく
西陣の染物もよく染まるといわれる井戸が
門を潜るとすぐにあらわれます。

その向かいには弁財、鎮宅方除神天、疱神が
祀られています。

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                             弁財、鎮宅方除神天、疱神    


境内を見回すと
沢山の堂宇と鳥居が目に入り
聖天さんらしいなあと
微笑みます。

聖天さんを拝観すると
柏手を打っていいのやら・・・

いつも悩みます。
                        
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                                         観音堂

観音堂には
貞観時代の木造千手観音菩薩さまが
祀られています。

お手は10本を残すのみとなられたお姿ですが
平安前期らしい、ふくよかなお姿で
京都ではなく、
奈良に居るような気持になってしまいます。


このお堂に入るには電話にて予約する
必要があります。


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                  旧国宝 木造千手観音菩薩立像 貞観時代






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本堂では前回
大聖歓喜天尊のお前立の歓喜天童子を
目の前にて拝観させていただきました。↓

雨宝院
      歓喜天童子 江戸時代作(2017年9月23日現在 拝観不可)


今回もお会いできるのを楽しみしていましたが
拝観希望が多く、なにか不都合が起きたようで
残念ながら拝観は叶いませんでした。


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雨宝院 西陣聖天宮 PA160687
                                         歓喜桜

春は歓喜桜と緑色の桜、御衣黄(ギョイコウ)が
有名です。

 


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                                         時雨の松






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                                  歓喜天堂 千度石






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歓喜天の印は巾着と大根です。




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       歓喜天の象徴
           巾着  単体の歓喜天像は手に巾着袋(砂金袋)に持っているため図案化された。
           歓喜天から受ける御利益が大きいことを表しているという。

           大根  歓喜天の供物であるため図案化された。
           この大根は蘿蔔根(らふくこん)と呼ばれ、やや細くて辛味が強く、
           歓喜天の住する象鼻山に多いとされる。大根の白色は息災を意味し、
           食すると、体内の毒や煩悩を消す作用があるとされている。
                           
                                              ウィキペディアより



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                                         不動堂






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          不動堂にて護摩をたかれるご住職(リーフレットより)







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                                         大黒天







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                                         太子堂







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雨宝院は
何度もいいますが狭い境内に堂宇が点在し
緑も多くて空が見えないほどです。

雰囲気があるといえばいいでしょうか。
テレビのロケなどがよく行われているようです。
実際、わたくしもNHKのドラマで
着物姿の常盤貴子さんがおまいりをされている
シーンを見てため息をつきました。

この日は
歓喜天童子さまを拝観することは
できませんでしたが
観音堂のほかの堂宇の中に
入堂させていただき
その厳かな空間に畏れ多いことと
緊張しました。





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                             雨宝院 ご朱印

< 9月23日、24日 >
23日 蚕の社広隆寺仁和寺五智山蓮華寺雨宝院
    瑞泉寺→夜の八坂メリメロ・遊行庵
24日 祇園摩利支天尊堂西福寺・六道珍皇寺祇園閣八坂界隈武徳殿真如堂


< 参考 >

2016年10月拝観の雨宝院はコチラをごらんください。
生駒聖天宝山寺

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                                      本隆寺の塀






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                                       岩上神社


*親子丼で有名な鳥岩楼は徒歩2分ほどの至近です。
 実は昼食をとるつもりでしたが2時まで。
 間に合いませんでした。



月刊京都2017年10月号[雑誌]   月刊目の眼 2017年11月号       京都手帖2018


だいぶつさまのうんどうかい





 
30
 
仁和寺                                           雨宝院

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                                 真言宗御室派別格本山 五智山蓮華寺

五体の石仏の写真を雑誌あるいはウエブで
見たのは随分前のことになります。
掲載された媒体の記憶がないのですから
当方、歳をとりました。

いつの日か拝観したいと頭の抽斗に
入れていましたが、
入れっ放しというのも具合が悪い。

京都
五体
石仏

と検索をかけてみると、
すぐにお寺さんの名前が判明。

それが
五智山蓮華寺。

場所は、仁和寺さんのお隣。
そりゃあ、行かなくっちゃ。

仁和寺の仁王門出て
きぬかけの道を塀にそって東へ行き
角に沿って北へ坂道を2分ほどのぼるでしょうか。

右手にこじんまりとしたお寺が現れます。
それが蓮華寺です。


山門をくぐるとすぐにお目当ての石仏が
おいででした。



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    寛永18年(1641年)常信(樋口平太夫家次翁)が
    蓮華寺復興に当たり、木喰僧・坦称上人に五智不動尊像
    の修理と五智如来の彫刻を依頼。
    坦称上人はこの彫刻にあたり信州・浅間・紀州那智三山
    で各百日の荒行を遂げて、現在の石仏を完成。
 オフィシャルサイトより


五智如来は400年近く鎮座されておられる。
大日如来を中央に
左寄り、釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来
宝生如来、薬師如来。

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釈迦如来                  阿弥陀如来

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                  大日如来
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宝生如来                   薬師如来



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五智如来坐像の背後には十一坐像の
御坊様やお地蔵さまが
控えておいでです。



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                                本堂



本堂にはご本尊の阿弥陀如来様が祀られています。

お彼岸ということもあり
子供連れのおまいりもあり
本堂からは賑やかな子供の声が聞こえてきました。
わたくしは
お寺さんと子供のこのような関係を
あらまほしきことと思っています。

この騒ぐ子供たちをご住職が
「仏さまの前で騒ぐとは何事!
バチがあたるぞ」

雷を落とされて
子供がワンワン泣き出す!
なんてことになれば
もっともっとあらまほしきなり。
と、
欣喜雀躍です。


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                      近畿三十六不動尊霊場 第十五番札所





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                     五智山蓮華寺 ご朱印

< 9月23日、24日 >
23日 蚕の社広隆寺仁和寺五智山蓮華寺雨宝院
    瑞泉寺→夜の八坂メリメロ・遊行庵
24日 祇園摩利支天尊堂西福寺・六道珍皇寺祇園閣八坂界隈武徳殿真如堂

< 参考 >

五智山蓮華寺オフィシャルサイト
*住所 京都市右京区御室大内20
*アクセス 京福電鉄北野線、御室駅下車
        JRバス、市バス26番(京都駅発)、御室仁和寺下車


 仁和寺と御室派のみほとけ
   ―天平と真言密教の名宝―
   2018年1月16日~3月11日
   東京国立博物館 平成館
仁和寺と御室派のみほとけ




               お次は嵐電北野線に乗って
               北野天満宮方面へ
          雨宝院 西陣聖天 P9231052
                            西陣聖天宮




月刊京都2017年10月号[雑誌]   月刊目の眼 2017年11月号       京都手帖2018


          



 
29
 
広隆寺                                           五智山蓮華寺

P9231011.jpg


まるでレースのような彫りです。

わたくしが
勅使門、唐門に注意を払うようになった
原点がこの仁和寺勅使門です。

今回、仁和寺さんには申し訳ないのですが
勅使門のみを見させていただきました。



仁和寺勅使門


仁和寺勅使門は明治20年(1887)に焼失した後、
大正2年(1913)に内務省・宮城県・京都府の
技師亀岡末吉(1865~1922)によって再建されました。

亀岡が手掛けた建築はのちに「亀岡式」とよばれ
流麗な線が特徴的で、西洋の意匠の研究にも余念がなく
ウイリアム・モリスの図案に影響されたことは言うまでも
ありません。

鳳凰、牡丹唐草、宝相華唐草文様など細かな意匠が
欄間などに施されており
古典的なモチーフと近代的な幾何文様が混在した
透かしには目を奪われます。



b.jpg







a.jpg







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P9231015.jpg




亀岡式としては、
東寺の小子房の勅使門
東福寺本坊の恩賜門
や、
平安神宮内の京都武道センター(武徳殿)の
車寄せ部分や玉座が有名です。





< 参考 >

*仁和寺さんについての詳細はコチラ2009年3月編をごらんください。


東寺 小子房勅使門 2013年01月14日_DSC_0525
                                  東寺 小子房勅使門






東福寺本坊恩賜門(唐門)P1110142
                                  東福寺本坊恩賜門






京都武道センター武徳殿P8270405
                    京都武道センター武徳殿



< おまけ >

仁和寺の狛犬は一角狛犬です。

 P9231005.jpg

狛犬に角がなくなるのは昭和初期頃からです。
古いものはだいたいにおいて角が生えています。

  P9231006.jpg P9231005.jpg



仁和寺展 楽しみ↓ ↓ ↓
 仁和寺と御室派のみほとけ
   ―天平と真言密教の名宝―
   2018年1月16日~3月11日
   東京国立博物館 平成館

仁和寺と御室派のみほとけ





              次は仁和寺のお隣
                    五智山蓮華寺へ

             五智山蓮華寺 P9231034


< 9月23日、24日 >
23日 蚕の社広隆寺仁和寺五智山蓮華寺雨宝院
    瑞泉寺→夜の八坂メリメロ・遊行庵
24日 祇園摩利支天尊堂西福寺・六道珍皇寺祇園閣八坂界隈武徳殿真如堂



月刊京都2017年10月号[雑誌]   月刊目の眼 2017年11月号       京都手帖2018


          



 
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蚕の社                                              仁和寺

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    広隆寺

    山号  峰岡山
    宗派  真言宗系単立
    創建年 推古天皇11年(603年)
          または推古天皇30年(622年
    開基   秦河勝
    本尊  聖徳太子(上宮王院本尊)

    文化財
         木造弥勒菩薩半跏像(国宝)
         木造阿弥陀如来坐像(国宝)
    *京都最古の寺院
    *牛祭(京都三大奇祭のひとつ)

    住所  京都市右京区太秦蜂岡町32
    電話  075-861-1461
    交通  市バス太秦広隆寺前、下車 徒歩1分
         嵐電太秦広隆寺、下車 徒歩1分


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                     飛鳥園・小川晴暘氏撮影の宝冠弥勒菩薩



美しいお仏像様にお会いしたい。
この数か月間ずっと思っていました。

そこで浮かんだのが
広隆寺の弥勒さんでした。

蚕の社から嵐電で一駅。
歩いても10分くらいでしょうか。
嵐電の太秦広隆寺を下車すると
仁王門はすぐそこです。

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8年ぶりの広隆寺は
京都なのに奈良を思わせて
ほっとします。

仁王様は恐ろしいお顔ですが
寺社自体は由緒あるにも関わらず
大伽藍 的なところがなくて
奥ゆかし気です。


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                              講堂

この講堂は
平等院鳳凰堂、浄瑠璃寺本堂と共に
平安時代の建造物です。

堂内には国宝の木造阿弥陀如来坐像が
奉安されています。

像高は260センチを超える丈六の如来ですが
残念なことに
薄暗くてご尊顔を瞼にやきつけることは
不可能です。
以前はもっと明るかったように思ったのですが
記憶違いでしょうか。



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              本堂・上宮王院太子殿(じょうぐうおういんたいしでん)





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                                       手水舎






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シンプルですが
とても丁寧な造りの
美しい手水舎です。


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↑これは束でいいのでしょうか。
きれいですよね。



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霊宝殿に向かう途中で振り返ると
本堂の裏手も洗練されています。

破風飾りは装飾的です。


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こういうところは京都を感じさせますね。




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                   弥勒菩薩半跏思惟像がおいでの霊宝殿



もうすぐ弥勒さんに会えると思うとワクワクします。

館内、とても薄暗いです。
堂宇と同じ明るさの再現なのですが
もう少し明るくしてほしいというのが本音です。

弥勒菩薩半跏像は館内の中央においでです。

宝冠弥勒
              木造弥勒菩薩半跏像 7世紀

なんともいえない微笑みです。
賢さをあらわすような鼻筋。
慈悲をたたえる唇。

いつまで見ていたい。
繊細、優美、しなやか、そして強靭。

全身から貴さが立ち昇ってきます。

斜め下より、崇め見るお姿が一番きれい
だと思うのですが、どうでしょう。

この宝冠弥勒さんは
推古天皇11年(603年)、秦河勝が聖徳太子から賜ったものではないかと
言われています。
が、
「書記」には「尊仏像」とあるのみで「弥勒」とは記されておらず、
確証はありません。

また
朝鮮半島からの渡来像であるとする説と
日本で制作されたとする説。
それも未だに決着はついてはいませんが、
韓国国立中央博物館の金銅宝冠弥勒菩薩
と似てるところが多いと指摘されています。
uid000067_20160520182709304c9dea.jpg
      韓国国立中央博物館像
       金銅宝冠弥勒菩薩  6世紀


広隆寺の宝冠弥勒さんの両隣にも
弥勒さんがおられ
むかって右の弥勒菩薩は通称「泣き弥勒」と
いわれています。
お小さい像で
残念なことに館内があまりに暗く
お顔は正直にいえばよくわかりません。
というか
見えない!

泣き弥勒菩薩
    泣き弥勒・宝髻(ほうけい)弥勒菩薩7~8世紀


霊宝殿内には
この他に国宝 不空羅索観音菩薩立像や
秦河勝像・夫人像(まさに御神像でした)、
十二神将、聖徳太子像と
お仏像好きにはたまらない空間といえます。




P9230987.jpg


霊宝殿、正面には蓮池があります。
蓮の花が終わったあとも風情があってよいものです。


広隆寺さんは公式ウェブサイトをお持ちでは
ありません。
これはとっても珍しいことです。

京都で一番由緒があるにも関わらず
8年前同様にひっそりとしています。
グッズもない。
商売っけがないというか
ポリシーなんでしょうね。

私自身はこの態度に好感をもつのですが
ご朱印がハンコだけというのは
ちょっと「?」感を持ちます。
これで
ご朱印が流麗に綴られていたら
大満足です。
といっても
素晴らしいお寺であることに違いありませんが。





IMG_20170930_0006.jpg




<弥勒さんづくし>

中宮寺弥勒菩薩半跏思惟像 飛鳥時代7c
        中宮寺弥勒菩薩半跏思惟像 飛鳥時代7c





韓国国立中央博物館半跏思惟像
        韓国国立中央博物館半跏思惟像





宝冠弥勒菩薩1192年快慶 醍醐寺
       宝冠弥勒菩薩1192年快慶 醍醐寺
                       快慶作




ボストン美術館日本美術の至宝30
       弥勒菩薩立像 ボストン美術館蔵
                       快慶作


 


国宝 木造弥勒仏坐像 9c東大寺
      国宝木造弥勒仏坐像 東大寺 9c

 



弥勒菩薩交脚像 (2)
   弥勒菩薩交脚像 東京国立博物館蔵(東洋博物館)






だいぶつのうんどうかい 中川学 P9010924
だいぶつさまのうんどうかい に参加される弥勒さま 絵 中川学



*拝観時間40分
(但し霊宝殿に30分費やす)



           それでは
           嵐電に乗って仁和寺さんへ
           勅使門がお目当てです
           それとお隣の五智山蓮花寺へ
         P92309981.jpg


< 9月23日、24日 >
23日 蚕の社広隆寺仁和寺五智山蓮華寺雨宝院
    瑞泉寺→夜の八坂メリメロ・遊行庵
24日 祇園摩利支天尊堂西福寺・六道珍皇寺祇園閣八坂界隈武徳殿真如堂


<参考>


          

          


八角円堂の国宝 桂宮院(けいきゅういん)本堂は非公開です。

牛祭は10月10日あるいは10月12日なので要電話確認。

国宝第一号 に関して
これは、1951年に第1次に指定された文化財が181件あり
その中の通し番号がたまたま1番だったというだけです。
東大寺の大仏様や法隆寺夢殿も第1次に指定された
群に入っています。
この通し番号は北から順に割り振ったために
彫刻としては広隆寺となったわけです。
建造物では中尊寺の金堂です。

弥勒菩薩 指折り事件
昭和35年1960年。京大生によって薬指が
折られました。
これは大騒動になったようです。
新聞各紙が報じていますが
それぞれが動機が微妙に違うし
折った指を持ち去った持ち去っていないと
わかれています。
大騒動になったわりには大雑把な記事です。
・あまりの美しさにキスしたくなって近寄った
・話のタネにしようと思い像の口にキスした
・これがホンモノだろうか

私としては、あまりの美しさに我を忘れて近づいた
と、思いたいですね。

いずれにしろ、この折れた指は美術院国宝修理所の
所長の西村公朝氏らの手によって、破損部分が
全くわからないように修復されるわけです。

この学生さんはまだご存命なら80歳くらいでしょか。
ちょっと動機をお聞きしたいものですね。

宝冠弥勒菩薩を世に知らしめたのは
飛鳥園・小川晴暘氏が撮影した写真です。
この写真は大正13年(1924)に、
飛鳥園発行・古美術研究誌「仏教美術」の巻頭を飾ります。
飛鳥園は現在も奈良国立博物館の前、東大寺近くにて
古美術の写真及び雑貨店として営業中。
ここに行くと、めぼしいお仏像の写真をみることが
できます。





月刊京都2017年10月号[雑誌]   月刊目の眼 2017年11月号       京都手帖2018


だいぶつさまのうんどうかい



          






 
26
 
                                                 広隆寺

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                         木嶋坐天照御魂神社(蚕の社) 三柱鳥居


     木嶋坐天照御魂神社
     このしまにますあまてるみたま

     古くから祈雨の神として信仰された神社であり、
     境内には珍しい京都三鳥居の一つ、
     三柱鳥居があることで知られています。

     御祭神
       天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
       大国魂神(おおくにたまのかみ)
       穂々出見命(ほほでみのみこと)
       鵜茅葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
       瓊々杵尊(ににぎのみこと)




     創建 
       創建は不詳。推古天皇12年(604年)に
       広隆寺創建に伴い勧請されたともいわれる。
       嵯峨野・太秦周辺は渡来系氏族の秦氏が
       開拓した地ということもあり
       木嶋社もまた秦氏ゆかりの神社といわれる。
      

   別名  木嶋神社・蚕の社・蚕養神社(こかいじんじゃ) 

      蚕養神社11
                    一の鳥居の神額
 

     蚕養神社
    こかいじんじゃ

     この神社は木嶋神社と蚕養神社をお祀りしています。
     現在本殿の東隣には蚕養神社が在り、秦氏が将来した
     養蚕・機織・染色技術に因むと推測されています。

     祭神
      保食神
      蚕の神
      木花咲耶姫命

    住所  京都市右京区太秦森ケ東町50番
    交通  地下鉄東西線太秦天神川下車 徒歩7分弱
         京都駅を基点とするなら、バスや嵐電ではなく
         烏丸線、烏丸御池下車、東西線乗り換えが
         一番のショートカットです。




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                       神額には蚕養神社と揮毫されています
    



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                                        拝殿




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                                        本殿


この本殿の隣(東)には東本殿といわれる
蚕養神社の本殿があります。
残念なことに
気が付かず、写真を撮っていません。 後悔!


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                     神紋 フタバアオイ




P9230940.jpg




本殿より三柱鳥居がみえます。
下におりてみましょう。↓

P9230932.jpg





P9230933.jpg



鬱蒼とした社叢です。


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ここは「元糺の池」といわれる神泉だったのですが
現在は枯れた状態ですが
それでも十分に幽玄です。

下鴨神社の「糺の森」が有名ですが
元々はこの社叢が糺の森といわれていたとのことです。



P9230926.jpg



呉服商を営んでいた三井家はこの蚕養神社を
信顕名神社仰しており
「顕名(あきな)霊社」、
三井家祖、三井高安をご祭神を
境内に設けていたといいます。

この顕名霊社は現在は
東京向島の三井家の守護社の
三囲神社内に移築されています。

移築の際に、蚕養神社の三柱鳥居を模して
三柱鳥居が設けられています。

その柱には
「三角石鳥居。三井邸より移す。原形は京都・太秦 木島神社にある」
と書かれているそうです。





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この石橋を渡ると沢山の神社が鎮座されて
います。


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パワースポットとして有名なので
観光客が居ると思ったのですが
誰にもあうことなく
森閑とした中での拝観でした。

駅を出て街の人に
「蚕の社は・・・」と尋ねると
「このしまさん?」と返されて
地元の人に愛されているのだなあと
ふと感じました。

拝観時間15分



               嵐電・蚕の社駅よりワンマンカ―に乗って
               広隆寺へまいります。


            P9230948.jpg


< 9月23日、24日 >
23日 蚕の社広隆寺仁和寺五智山蓮華寺雨宝院
    瑞泉寺→夜の八坂メリメロ・遊行庵
24日 祇園摩利支天尊堂西福寺・六道珍皇寺祇園閣八坂界隈武徳殿真如堂


< 参考 >

三井にまつわる施設(三井広報委員会)
三囲神社(三井広報委員会)
*「京都三鳥居」は、木嶋神社の三柱鳥居、
   京都御苑の厳島神社の唐破風鳥居
   北野天満宮境内社の伴氏社の石造鳥居の3基。

*北斎漫画 三柱鳥居
  北斎漫画三柱鳥居



月刊京都2017年10月号[雑誌]   月刊目の眼 2017年11月号       京都手帖2018









 
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                                                       蚕の社

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    前々より気になってしかたがなかった神社仏閣。

   ・変な塔、東山安井の大雲院祇園閣。
   ・なんとなくうすら寒さを感じる、木嶋座天照御魂神社。
    通称、蚕の社。
   ・立派な石仏の五智山蓮華寺。
   ・建仁寺摩利支尊天堂



今回の
京都一泊の見仏は、
平安神宮の武道館にて行われる
京都合気道連盟のお稽古がてらです。

いままでのように時間を気にしない拝観と
いうわけにはまいりません。

けれど

地下鉄烏丸線、東西線、京阪、嵐電、市バスと
大いに利用した結果と
宿坊が八坂神社の正面に在る遊行庵
という地の利もあり
上記の三神社仏閣はもとより
10年間の見仏の中でもっともたくさんの
お寺さんを詣出た一泊二日になりました。



P92309361.jpg P92309521.jpg P92310111.jpg 

P92310361.jpg P92310521.jpg P92310771.jpg



< 9月23日、24日 >
23日 蚕の社広隆寺仁和寺五智山蓮華寺雨宝院
    瑞泉寺→夜の八坂メリメロ・遊行庵




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24日 祇園摩利支天尊堂西福寺・六道珍皇寺祇園閣八坂界隈武徳殿真如堂



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P92412551.jpg P92400251.jpg P92401691.jpg




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少しづつアップしていきますので
どうぞお楽しみください。


     <お知らせ>
    大雲院祇園閣
    高台寺の近くにあります
    雲院祇園閣の一般公開は9月30日までと
    日がありませんので
    興味のある方はおいそぎください。

    長楽寺宿坊 遊行庵
    1名1室利用の場合は1泊朝食付8,900円(税込)
    長楽寺拝観券つき。
    市バス祇園下車 徒歩1分

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月刊京都2017年10月号[雑誌]   月刊目の眼 2017年11月号       京都手帖2018



 
14
 

櫛田神社
                                  福岡 櫛田神社 破風飾り


8月末より
あれやこれ
これやあれ

気落ちする事象続出。

例えば
原稿用紙300枚分の文書の上に
全く違う文書を上書き保存したとか・・・・・・。



そういえば
写真を保存しているフォト蔵も
月末からシステムダウンで
白マムさんの画像は

NO PHOTO だらけで
みなさまにも
不快な思いをさせております。

ご容赦








 
04
 
P9030936123.jpg


中川学氏の「龍馬よさこい」ポストカードです。

中川さんらしい
どの図も色鮮やかでのびのびとした
江戸末期明治維新の様子です。


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この三昧つづりの図は屏風に仕立てられています。
中川画伯は
「狭い日本国内でイザコザしてないで、
さっさと片付けて世界に出たかったに違いない龍馬たちの、
追悼になればと思いました」
と述べられています。

若い人々の血潮が感じられますね。



教科書に、必ず載っているであろう
大政奉還の図↓

about01.jpg
                 明治神宮外苑聖徳記念絵画館
                          大政奉還 邨田丹陵 



この
大政奉還の二条城内も
画伯の手にかかれば

P9030939.jpg



あいなります。




  坂本龍馬没後150念記念
    中川 学 イラスト展 「龍馬×よさこい」
    8月25日~9月10日まで
    京都霊山護国寺にて
    入場無料
    アクセス  市バス、清水道or東山安井 下車
    *11月に再度開催される予定あり




         *明治神宮外苑聖徳記念館
           明治維新資料館です。
         *歴史プロジェクト大政奉還150周年


 
01
 
仏像好きにはたまらない絵本が出来ました。
お仏像さんの図もいいしお話もとても面白い。
これを子供ものだけにするのは
もったいない!


中川学画伯の手にかかると
本は
「表紙、表紙カバーの裏、
見返し、扉、本文、裏表紙」
とアイデア満載ですから
くまなく見なければなりません!

あだおろそかにすまじ。

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                                          だいぶつさまのうんどうかい



     だいぶつさまのうんどうかい
     文 苅田澄子
     絵 中川学
     アリス館 \1512



P90109201.jpg





カバーの裏は↓

P901092211.jpg


中川さんですから
仕掛け満載。
見落としのないように。




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                                        見返し






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                                        扉
↑なんだか未知との遭遇のようですね。
それともETが自転車に乗って
横切っていきそうかしら。

スケールが大きい!


    ― お話 ―
    毎年開催される
    お仏像さんたちの運動会に
    初参加の大仏さんはオタオタ。
    でも大仏さんのおかげで
    圧巻の大団円を迎えますよ。
    それが見もの!


本文初っ端から
まさかの
弥勒さんのジャージ姿。
それもライン引き。
笑えます。


P90109251.jpg




どのお仏像さんも
特徴がよくとらえられていて
適材適所。

しちふくじんさんも
応援にかけつけて場内を盛り上げます。

P90109311.jpg
                          玉入れで、大活躍の千手観音さん



大仏さんも頑張られているのだけどねええええ。


「もう おてらに かえりたい」
と弱音をはいちゃって。

     お寺ってやっぱり東大寺かしら
     とか。

でも
最後は見(魅)せますよ。

曼荼羅を思わせる世界が
ど~んと現れます。

本当はこのブログに載せたいのだけど
この一番の見せ場は
どうそご購入のうえじっくりごらんください。


うんどうかいのあとは皆さんお風呂で
疲れを癒されています。
あみださんも前をお隠しになるのね。↓



P90109271.jpg



最後の見返し↓

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おしまい。

絵本を閉じると、
テントの中の観覧席のお椅子が
一つ空席です。

さあて

誰がすわるのかな?





P90109341.jpg





<お知らせ>
「龍馬×よさこい」イラスト展 
 画 中川 学 京都霊山護国神社
開催中

パーマネント神喜劇
しちふくじん

とっぴんぱらりの風太郎
慈舟山 瑞泉寺



    



プロフィール

gurekomom

Author:gurekomom
ひとりテクテク、本をポッケにいれてお仏像巡りをしている時が一番幸せです。
楽天のマムの素より移転してきました。こちらに収められてない神社仏閣がたくさん記録されています。
https://plaza.rakuten.co.jp/cotton12/
またカバ屋印では日常のてんやわんやぶりを公開しています。
http://pocomom12.blog.fc2.com/

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